82 / 697
第六章 バーボルド伯爵領
第三百八十五話 今日は重傷者の治療を行います
しおりを挟む
翌日は、いつも通りに朝の訓練をしてから軍の施設に向かいます。
ぐっすり寝たので、体力も魔力もばっちり回復しています。
僕とシロちゃんは、やる気満々で馬車に乗り込みました。
「レオ君、おはようございます。今日は治療兵が一緒に参加したいそうなので、私と秘書と一緒についていきます」
「「よろしくお願いします」」
軍の施設の事務棟に着くと、コレットさんから二人の女性隊員を紹介されました。
僕とシロちゃんは魔法で治療するけど、軍ではポーションや生薬を使った治療を行うんだって。
僕としては、ポーションや生薬をどう使うかとっても興味があるんだよね。
「僕はポーションは作れるけど、一回飲んだ事があるだけなんです。作ったポーションを他の人にあげたり、魔法が使えない時に配ったりしていました」
「レオ君は、魔法が使えるだけでなくポーション作りにも秀でているのですね」
「そういえば、コバルトブルーレイク直轄領では、暫くの間レオ君が作ったポーションが出回っていました」
コバルトブルーレイク直轄領の村でゴブリンキングと戦った時は、魔力が切れちゃって作ったポーションを怪我をした人に配っていたっけ。
他の街でもポーション作りをしていたけど、いつか生薬も作ってみたいなあ。
女性隊員と話をしていたら、あっという間に治療施設に到着しました。
「じゃあ、午前中は予定通り重症者が入院している個室で治療を行いましょう」
「はい、分かりました。個室は全部で何部屋あるんですか?」
「全部で二十部屋です。昨日部隊長の治療をしてくれたので、一人を除いて十八部屋対応する事になります」
あっ、そうか。
魔法を暴発させた魔法使いは、軍の対応が決定してから治療するんだっけ。
頑張って残りの十八人を治療しよう。
僕とシロちゃんは、ふんすって気合を入れました。
そして、最初に治療する人がいる個室に入ってきました。
「ふう、午前中は思った以上に頑張れました」
「いやいや、予想以上でしたよ」
「やはり、黒髪の魔術師の噂は本当だったんですね」
午前中の治療は予定通り進み、全部で六人の怪我人を治療できました。
そして、一緒についてきた女性隊員の愚痴を聞きながら日替わりランチのお肉定食を食べています。
重症者も、合体魔法が必要な人もいれば僕やシロちゃんが個別に対応できる人まで様々でした。
このまま上手くいけば、明日の午前中には一人を除いて重症者を治療できますね。
「入院が必要な者はまだおりますが、一旦明日の午前中で治療を終えましょう。明日の午後から、魔導具に使用する魔石への魔力注入作業を行いましょう」
そしてコレットさんから明日の予定を予定を聞いたけど、いよいよ魔石への魔力注入の作業が始まるんだね。
魔石の魔力作業も久々だから、頑張ってお仕事しないと。
シロちゃんも、頑張るぞとふるふると震えていました。
因みに、いつも首からぶら下げている懐中時計型魔導具は、たまに僕が魔石に魔力を注入しています。
でも、今度時間があったらキチンとメンテナンスをしてもらった方が良いよね。
「コレットさん、魔力を注入しないといけない魔石って沢山ありますか?」
「ええ、結構な量があるのよ。専任の魔法使いがいるんだけど、ちょっと手が足らないのよ」
おお、流石は軍です。
魔石に魔力を注入する為の、専任の魔法使いがいるんですね。
という事は、初めて会う魔法使いの人なんだ。
一体、どういう人なんだろう。
僕は、何だかとってもワクワクしてきました。
そんな僕に、コレットさんがすまなそうに話しかけてきました。
「レオ君、すまないけど午後は仕事があって同行できないのよ。代わりに、この二人が一緒についていくわ」
「いえいえ、コレットさんと秘書さんもお仕事がありますもんね。コレットさん、お仕事頑張って下さい」
「ええ、ありがとう。レオ君も、魔力量に気を付けて治療をしてね」
コレットさんは、僕とシロちゃんに手を振ってから午後の勤務に向かっていきました。
何だかキャリアウーマンって感じで、とってもカッコいいですね。
昼食後も僕とシロちゃんは休みを挟みながら重症者の治療を続け、結果的に今日一日で十二人の治療を終える事ができました。
予定通りに治療が済んで、僕もシロちゃんも大満足です。
ぐっすり寝たので、体力も魔力もばっちり回復しています。
僕とシロちゃんは、やる気満々で馬車に乗り込みました。
「レオ君、おはようございます。今日は治療兵が一緒に参加したいそうなので、私と秘書と一緒についていきます」
「「よろしくお願いします」」
軍の施設の事務棟に着くと、コレットさんから二人の女性隊員を紹介されました。
僕とシロちゃんは魔法で治療するけど、軍ではポーションや生薬を使った治療を行うんだって。
僕としては、ポーションや生薬をどう使うかとっても興味があるんだよね。
「僕はポーションは作れるけど、一回飲んだ事があるだけなんです。作ったポーションを他の人にあげたり、魔法が使えない時に配ったりしていました」
「レオ君は、魔法が使えるだけでなくポーション作りにも秀でているのですね」
「そういえば、コバルトブルーレイク直轄領では、暫くの間レオ君が作ったポーションが出回っていました」
コバルトブルーレイク直轄領の村でゴブリンキングと戦った時は、魔力が切れちゃって作ったポーションを怪我をした人に配っていたっけ。
他の街でもポーション作りをしていたけど、いつか生薬も作ってみたいなあ。
女性隊員と話をしていたら、あっという間に治療施設に到着しました。
「じゃあ、午前中は予定通り重症者が入院している個室で治療を行いましょう」
「はい、分かりました。個室は全部で何部屋あるんですか?」
「全部で二十部屋です。昨日部隊長の治療をしてくれたので、一人を除いて十八部屋対応する事になります」
あっ、そうか。
魔法を暴発させた魔法使いは、軍の対応が決定してから治療するんだっけ。
頑張って残りの十八人を治療しよう。
僕とシロちゃんは、ふんすって気合を入れました。
そして、最初に治療する人がいる個室に入ってきました。
「ふう、午前中は思った以上に頑張れました」
「いやいや、予想以上でしたよ」
「やはり、黒髪の魔術師の噂は本当だったんですね」
午前中の治療は予定通り進み、全部で六人の怪我人を治療できました。
そして、一緒についてきた女性隊員の愚痴を聞きながら日替わりランチのお肉定食を食べています。
重症者も、合体魔法が必要な人もいれば僕やシロちゃんが個別に対応できる人まで様々でした。
このまま上手くいけば、明日の午前中には一人を除いて重症者を治療できますね。
「入院が必要な者はまだおりますが、一旦明日の午前中で治療を終えましょう。明日の午後から、魔導具に使用する魔石への魔力注入作業を行いましょう」
そしてコレットさんから明日の予定を予定を聞いたけど、いよいよ魔石への魔力注入の作業が始まるんだね。
魔石の魔力作業も久々だから、頑張ってお仕事しないと。
シロちゃんも、頑張るぞとふるふると震えていました。
因みに、いつも首からぶら下げている懐中時計型魔導具は、たまに僕が魔石に魔力を注入しています。
でも、今度時間があったらキチンとメンテナンスをしてもらった方が良いよね。
「コレットさん、魔力を注入しないといけない魔石って沢山ありますか?」
「ええ、結構な量があるのよ。専任の魔法使いがいるんだけど、ちょっと手が足らないのよ」
おお、流石は軍です。
魔石に魔力を注入する為の、専任の魔法使いがいるんですね。
という事は、初めて会う魔法使いの人なんだ。
一体、どういう人なんだろう。
僕は、何だかとってもワクワクしてきました。
そんな僕に、コレットさんがすまなそうに話しかけてきました。
「レオ君、すまないけど午後は仕事があって同行できないのよ。代わりに、この二人が一緒についていくわ」
「いえいえ、コレットさんと秘書さんもお仕事がありますもんね。コレットさん、お仕事頑張って下さい」
「ええ、ありがとう。レオ君も、魔力量に気を付けて治療をしてね」
コレットさんは、僕とシロちゃんに手を振ってから午後の勤務に向かっていきました。
何だかキャリアウーマンって感じで、とってもカッコいいですね。
昼食後も僕とシロちゃんは休みを挟みながら重症者の治療を続け、結果的に今日一日で十二人の治療を終える事ができました。
予定通りに治療が済んで、僕もシロちゃんも大満足です。
1,805
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。