689 / 1,258
第二十八章 エマさんとオリビアさんの結婚
八百八十五話 みんな赤ちゃんに夢中です
しおりを挟む
翌朝、出産部屋には沢山の子ども達の姿がありました。
昨日赤ちゃんが生まれてホッとしてべそをかいていたミカエルも、ニコニコ顔で赤ちゃんを見ています。
「あうあう」
「わあ、ちっちゃーい!」
「可愛いね」
ベビーベッドには可愛い赤ちゃんがすやすやと寝ていて、子ども達も思わずほっこりとしています。
恐る恐る頭を撫でたり、手を握ったりしていました。
スラちゃんやマジカルラットも、子ども達の頭の上に乗って赤ちゃんを見ていました。
「グル、グルル!」
ドラちゃんは部屋の窓から赤ちゃんを見ようとしているけど、流石に見れないみたいですね。
もう少ししたら、赤ちゃんを見せてくれるはずです。
「ねーねー、元気になった?」
「ええ、大分良くなりました。ミカエル様、ありがとうございます」
「何かあったら、直ぐに治療するよ!」
「ブリットも治療する!」
ミカエルはというと、ブリットと一緒に母親になった侍従に回復魔法をかけてあげていました。
侍従も、ミカエルとブリットの頭を優しく撫でています。
僕も、侍従に話しかけました。
「名前は決まったんですか?」
「男の子ですので、セオと名付けました」
「「「セオちゃん!」」」
実は赤ちゃんの髪の毛が薄くて髪色が殆ど分からなかったけど、きっと侍従の父親と同じ緑色の髪になるかなあと思っています。
子ども達は赤ちゃんが可愛くて仕方ないって感じで、ずっとセオちゃんと名前を呼んでいました。
「ふえっ」
「あっ、セオちゃんが泣いちゃったよ」
「スラちゃんが、お腹空いたって言っているよ」
泣くのは赤ちゃんのお仕事だとみんなも良く分かっているので、直ぐに色々と声をあげました。
僕たちは赤ちゃんのお世話の邪魔にならないように、部屋を退出します。
もうそろそろ、僕もリズも王城に行かないと。
スラちゃんは、赤ちゃんの様子を見る為に今日一日屋敷に残るそうです。
「アレク君、赤ちゃんの様子はどうだ?」
「とっても元気です。今まで見てきた赤ちゃんの中では、一番大きいと思いました」
「予定日を過ぎたと聞いていたし、その影響はあるのかもしれないな。ともかく、母子とも健康で何よりだ」
仕事中宰相が赤ちゃんについて話をしてきたけど、ミカエルをずっと支えてきた侍従ってのも知っているので気にしていたみたいです。
そして、この人も赤ちゃんが気になったみたいです。
「アレク殿下、その、私も赤ちゃんを見に行っても良いですか?」
おずおずと聞いてきたのは、僕の秘書のローリーさんです。
ローリーさんとナッシュさんの結婚式はまだ決まっていないけど、ローリーさんは赤ちゃんという存在がとっても気になっています。
もちろんローリーさんなら問題ないので、お仕事が終わったタイミングで一緒に来てもらうことになりました。
「ふわあ」
「わあ、小さなあくびですね」
「お腹いっぱいになったから、眠くなっちゃったのかな?」
「赤ちゃんは、寝るのがお仕事ですからね」
そして、育児修行の一環でお隣の屋敷から来ているエマさんとオリビアさんと一緒に、セオちゃんの愛らしい姿にメロメロになっていました。
三人とも同級生で仲がいいので、自分の結婚がどうだなどの話をしていました。
因みに、ルシアさんは弟の世話をした事があるのでおむつ替えなどはお手の物です。
「もう少し体がしっかりしたら、抱っこをしてみます」
「ふふ、お願いしますわ。この子はとても元気ですので、きっと大変かと思いますが」
ローリーさんも、赤ちゃんの首が座ったら抱っこに挑戦するみたいです。
因みに両隣や他の人から出産祝いが届いていて、華美なものは避けてオムツやタオルなどがメインでした。
これには、侍従も旦那さんもとても喜んでいました。
暫くは、屋敷に赤ちゃんを見に来る人が増えそうですね。
昨日赤ちゃんが生まれてホッとしてべそをかいていたミカエルも、ニコニコ顔で赤ちゃんを見ています。
「あうあう」
「わあ、ちっちゃーい!」
「可愛いね」
ベビーベッドには可愛い赤ちゃんがすやすやと寝ていて、子ども達も思わずほっこりとしています。
恐る恐る頭を撫でたり、手を握ったりしていました。
スラちゃんやマジカルラットも、子ども達の頭の上に乗って赤ちゃんを見ていました。
「グル、グルル!」
ドラちゃんは部屋の窓から赤ちゃんを見ようとしているけど、流石に見れないみたいですね。
もう少ししたら、赤ちゃんを見せてくれるはずです。
「ねーねー、元気になった?」
「ええ、大分良くなりました。ミカエル様、ありがとうございます」
「何かあったら、直ぐに治療するよ!」
「ブリットも治療する!」
ミカエルはというと、ブリットと一緒に母親になった侍従に回復魔法をかけてあげていました。
侍従も、ミカエルとブリットの頭を優しく撫でています。
僕も、侍従に話しかけました。
「名前は決まったんですか?」
「男の子ですので、セオと名付けました」
「「「セオちゃん!」」」
実は赤ちゃんの髪の毛が薄くて髪色が殆ど分からなかったけど、きっと侍従の父親と同じ緑色の髪になるかなあと思っています。
子ども達は赤ちゃんが可愛くて仕方ないって感じで、ずっとセオちゃんと名前を呼んでいました。
「ふえっ」
「あっ、セオちゃんが泣いちゃったよ」
「スラちゃんが、お腹空いたって言っているよ」
泣くのは赤ちゃんのお仕事だとみんなも良く分かっているので、直ぐに色々と声をあげました。
僕たちは赤ちゃんのお世話の邪魔にならないように、部屋を退出します。
もうそろそろ、僕もリズも王城に行かないと。
スラちゃんは、赤ちゃんの様子を見る為に今日一日屋敷に残るそうです。
「アレク君、赤ちゃんの様子はどうだ?」
「とっても元気です。今まで見てきた赤ちゃんの中では、一番大きいと思いました」
「予定日を過ぎたと聞いていたし、その影響はあるのかもしれないな。ともかく、母子とも健康で何よりだ」
仕事中宰相が赤ちゃんについて話をしてきたけど、ミカエルをずっと支えてきた侍従ってのも知っているので気にしていたみたいです。
そして、この人も赤ちゃんが気になったみたいです。
「アレク殿下、その、私も赤ちゃんを見に行っても良いですか?」
おずおずと聞いてきたのは、僕の秘書のローリーさんです。
ローリーさんとナッシュさんの結婚式はまだ決まっていないけど、ローリーさんは赤ちゃんという存在がとっても気になっています。
もちろんローリーさんなら問題ないので、お仕事が終わったタイミングで一緒に来てもらうことになりました。
「ふわあ」
「わあ、小さなあくびですね」
「お腹いっぱいになったから、眠くなっちゃったのかな?」
「赤ちゃんは、寝るのがお仕事ですからね」
そして、育児修行の一環でお隣の屋敷から来ているエマさんとオリビアさんと一緒に、セオちゃんの愛らしい姿にメロメロになっていました。
三人とも同級生で仲がいいので、自分の結婚がどうだなどの話をしていました。
因みに、ルシアさんは弟の世話をした事があるのでおむつ替えなどはお手の物です。
「もう少し体がしっかりしたら、抱っこをしてみます」
「ふふ、お願いしますわ。この子はとても元気ですので、きっと大変かと思いますが」
ローリーさんも、赤ちゃんの首が座ったら抱っこに挑戦するみたいです。
因みに両隣や他の人から出産祝いが届いていて、華美なものは避けてオムツやタオルなどがメインでした。
これには、侍従も旦那さんもとても喜んでいました。
暫くは、屋敷に赤ちゃんを見に来る人が増えそうですね。
831
あなたにおすすめの小説
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
ギルドの受付嬢はうごかない ~定時に帰りたいので、一歩も動かず事件を解きます~
ぱすた屋さん
ファンタジー
ギルドの受付嬢アイラは、冒険者たちから「鉄の女」と呼ばれ、畏怖されている。
絶世の美貌を持ちながら、常に無表情。そして何より、彼女は窓口から一歩も動かない。
彼女の前世は、某大手企業のコールセンター勤務。
営業成績トップを走り抜け、最後には「地獄のクレーム処理専門部署」で数多の暴言を鎮めてきた、対話術の怪物。
「次の方、どうぞ。……ご相談ですか?(クローズド・クエスチョン)」
転生した彼女に備わったのは、声の「真偽」が色で見える地味な能力。
だが、彼女の真の武器は能力ではなく、前世で培った「声のトーン操作」と「心理誘導」だった。
ある日、窓口に現れたのは「相棒が死んだ」と弔慰金をせしめようとする嘘つきな冒険者。
周囲が同情し、ギルドマスターさえ騙されかける中、アイラは座ったまま、静かにペンを走らせる。
「……五秒だけ、沈黙を差し上げます。その間に、嘘を塗り直すおつもりですか?」
戦略的沈黙、オウム返し、そして逃げ場を塞ぐイエス・セット。
現代のコールセンター術を叩きつけられた犯人は、自らその罪を吐き散らし、崩れ落ちる。
「あー、疲れた。一五分も残業しちゃった。……マスター、残業代三倍でお願いしますね」
これは、一歩も動きたくない受付嬢が、口先だけで悪を断罪し、定時退勤を目指す物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。