358 / 1,258
第二十二章 新たな魔獣
五百五十四話 地下室の捜索
しおりを挟む
謎の地下室の扉を開けると、早速スラちゃんとプリンが地下室の中に入っていきました。
地下室に何がいるか分からないので、様子を見に行ったみたいです。
「しかし、こんな所に地下室を作るなんて、絶対に怪しいなあ」
「そうね。何かを隠しているのは間違いないわね」
ジンさんとレイナさんが話をするけど、こんな隠し部屋には総じて金品財宝が隠されているんだよね。
因みに探索魔法を使ったけど、地下室の中にはスラちゃんとプリン以外の反応はありませんでした。
とととと。
スラちゃんとプリンが地下室に入ってから十分後、二匹が執務室に戻ってきました。
ドサドサドサ。
そして、スラちゃんとプリンのアイテムボックスから、お金の入った袋が沢山出てきました。
「他にもいっぱいお金があったって。あと、地下室に危険な事はないってよ」
「リズちゃん、ありがとう。では、数名の兵は執務室に待機してくれるかしら?」
「「「はっ」」」
ティナおばあさまの命令に、兵が敬礼しながら応えていました。
僕達は、近衛騎士を先頭にして地下室に通じる階段を降りていきます。
「わあ、地下室なのに明かりがついているね」
「この部屋には、魔導具の明かりが常備されていると聞いております。私達侍従は地下室に入る事がございませんので、何とも言えませんが」
地下室は執務室程の広さがあり、明かりも換気口もつけられていました。
エレノアが、ちょっとびっくりした表情で侍従に聞いていました。
「この地下室は、あのナイツ子爵達が贅沢をする為の部屋だな。この酒とかも、中々のものだぞ」
「絵画もあるわね。しかも、水洗トイレの魔導具まで備え付けてあるわ。何だか、この部屋に入った瞬間にあの親子や闇ギルドの魂胆が見えちゃったわね」
ジンさんとレイナさんが、壁にある多くのお酒の置かれたラックや絵画を見て呆れていました。
豪華なテーブルにソファーも並んでいて、王城の王族の部屋よりも豪華ですよ。
そして、ちょっと気になった所があります。
「ティナおばあさま。この執務机の引き出しが、強引に開けられた形跡があります」
「恐らく、闇ギルドにとって私達に見られたくない物があったのでしょう。昨日今日の仕業じゃなさそうだから、事前に誰かがこの机の引き出しの中にあった物を取り出したのでしょう」
鑑定魔法を使っても机の中に何があったかは分からないし、今となっては全く分からないなあ。
「そういえば、闇ギルドは僕達が王都にいないタイミングで王都に襲撃をかけましたし、僕達がナイツ子爵親子を倒したら直ぐにあの音声が聞こえてきましたよね。これって偶然なのかな?」
「うーん、何らかの方法を使って、こちらの動きを監視していたのかもね。今は何とも言えないわ」
何だか僕達の動きが闇ギルドに筒抜けな気もするので、そういう魔導具もあるのかなと思っちゃったよ。
そんな事を思っていたら、僕の肩に乗っていたプリンが開いていた机の引き出しの中にスルッと入っていきました。
そして、直ぐに何かの錠剤を触手で持ってひょこっと顔を出しました。
「何だろう? あっ、魔獣化の薬って出てきましたよ」
「となると、この机の中に冒険者に渡していた薬がありそうだわ。誰か、この机を分解してくれないかしら?」
「俺がやるぞ。丁度、魔法袋の中にのこぎりとトンカチがあるぞ」
何故ジンさんが魔法袋の中にのこぎりとトンカチを持っているかはさておき、慣れた手付きで机を分解していきました。
プリンも、ジンさんと一緒になって机を分解していきました。
「お金の袋がまたあったよ!」
「キラキラしたの見つけた!」
「こ、こんなにもの金品があったとは……」
一方で、豪華なテーブルの上にはリズ達が探し当てた沢山の金品財宝が山の様に積まれていました。
同行した侍従も絶句する量です。
リズ達にはクラヴィーアさんとスラちゃんもついているし、何も問題は起きていません。
「あっ、また高級なお酒を発見! 一本くらいなら、飲みたいなあ」
「ルシちゃん、証拠品なんだから駄目だよ」
「キュー」
「わ、分かってるって。二人共心配性だなあ」
じ、若干ルシアさんから不安な声が聞こえてきたけど、ククリさんとポッキーがコントロールしているので何とかなりそうです。
地下室に何がいるか分からないので、様子を見に行ったみたいです。
「しかし、こんな所に地下室を作るなんて、絶対に怪しいなあ」
「そうね。何かを隠しているのは間違いないわね」
ジンさんとレイナさんが話をするけど、こんな隠し部屋には総じて金品財宝が隠されているんだよね。
因みに探索魔法を使ったけど、地下室の中にはスラちゃんとプリン以外の反応はありませんでした。
とととと。
スラちゃんとプリンが地下室に入ってから十分後、二匹が執務室に戻ってきました。
ドサドサドサ。
そして、スラちゃんとプリンのアイテムボックスから、お金の入った袋が沢山出てきました。
「他にもいっぱいお金があったって。あと、地下室に危険な事はないってよ」
「リズちゃん、ありがとう。では、数名の兵は執務室に待機してくれるかしら?」
「「「はっ」」」
ティナおばあさまの命令に、兵が敬礼しながら応えていました。
僕達は、近衛騎士を先頭にして地下室に通じる階段を降りていきます。
「わあ、地下室なのに明かりがついているね」
「この部屋には、魔導具の明かりが常備されていると聞いております。私達侍従は地下室に入る事がございませんので、何とも言えませんが」
地下室は執務室程の広さがあり、明かりも換気口もつけられていました。
エレノアが、ちょっとびっくりした表情で侍従に聞いていました。
「この地下室は、あのナイツ子爵達が贅沢をする為の部屋だな。この酒とかも、中々のものだぞ」
「絵画もあるわね。しかも、水洗トイレの魔導具まで備え付けてあるわ。何だか、この部屋に入った瞬間にあの親子や闇ギルドの魂胆が見えちゃったわね」
ジンさんとレイナさんが、壁にある多くのお酒の置かれたラックや絵画を見て呆れていました。
豪華なテーブルにソファーも並んでいて、王城の王族の部屋よりも豪華ですよ。
そして、ちょっと気になった所があります。
「ティナおばあさま。この執務机の引き出しが、強引に開けられた形跡があります」
「恐らく、闇ギルドにとって私達に見られたくない物があったのでしょう。昨日今日の仕業じゃなさそうだから、事前に誰かがこの机の引き出しの中にあった物を取り出したのでしょう」
鑑定魔法を使っても机の中に何があったかは分からないし、今となっては全く分からないなあ。
「そういえば、闇ギルドは僕達が王都にいないタイミングで王都に襲撃をかけましたし、僕達がナイツ子爵親子を倒したら直ぐにあの音声が聞こえてきましたよね。これって偶然なのかな?」
「うーん、何らかの方法を使って、こちらの動きを監視していたのかもね。今は何とも言えないわ」
何だか僕達の動きが闇ギルドに筒抜けな気もするので、そういう魔導具もあるのかなと思っちゃったよ。
そんな事を思っていたら、僕の肩に乗っていたプリンが開いていた机の引き出しの中にスルッと入っていきました。
そして、直ぐに何かの錠剤を触手で持ってひょこっと顔を出しました。
「何だろう? あっ、魔獣化の薬って出てきましたよ」
「となると、この机の中に冒険者に渡していた薬がありそうだわ。誰か、この机を分解してくれないかしら?」
「俺がやるぞ。丁度、魔法袋の中にのこぎりとトンカチがあるぞ」
何故ジンさんが魔法袋の中にのこぎりとトンカチを持っているかはさておき、慣れた手付きで机を分解していきました。
プリンも、ジンさんと一緒になって机を分解していきました。
「お金の袋がまたあったよ!」
「キラキラしたの見つけた!」
「こ、こんなにもの金品があったとは……」
一方で、豪華なテーブルの上にはリズ達が探し当てた沢山の金品財宝が山の様に積まれていました。
同行した侍従も絶句する量です。
リズ達にはクラヴィーアさんとスラちゃんもついているし、何も問題は起きていません。
「あっ、また高級なお酒を発見! 一本くらいなら、飲みたいなあ」
「ルシちゃん、証拠品なんだから駄目だよ」
「キュー」
「わ、分かってるって。二人共心配性だなあ」
じ、若干ルシアさんから不安な声が聞こえてきたけど、ククリさんとポッキーがコントロールしているので何とかなりそうです。
451
あなたにおすすめの小説
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
一人、辺境の地に置いていかれたので、迎えが来るまで生き延びたいと思います
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
大きなスタンビートが来るため、領民全てを引き連れ避難する事になった。
しかし、着替えを手伝っていたメイドが別のメイドに駆り出された後、光を避けるためにクローゼットの奥に行き、朝早く起こされ、まだまだ眠かった僕はそのまま寝てしまった。用事を済ませたメイドが部屋に戻ってきた時、目に付く場所に僕が居なかったので先に行ったと思い、開けっ放しだったクローゼットを閉めて、メイドも急いで外へ向かった。
全員が揃ったと思った一行はそのまま領地を後にした。
クローゼットの中に幼い子供が一人、取り残されている事を知らないまま
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。