406 / 890
第二十二章 新たな魔獣
五百三十二話 皆でお風呂タイム
しおりを挟む
僕とジンさんとスラちゃんは、会議が終わると王城から屋敷に戻りました。
僕とジンさんは交互にスラちゃんの長距離転移で連れて行って貰ったけど、本当に僕も一緒に運んでいました。
正直な所、僕には使えない魔法なのでちょっと悔しいです。
「にーに、おかえりー」
僕とスラちゃんが食堂に姿を現すと、ミカエル達が食堂で何かを食べていました。
ちょうど振り向いたミカエルが手にしていたのは、僕が作っておいたプリンだった。
「ミカエル、そのプリンはどうした?」
「うんとね、ルシちゃが出した」
わお、まさかのルシアさんが冷蔵の魔導具から取り出していたとは。
まあ、元々皆のおやつとして作ってあるから食べても問題ないんだけどね。
「うーん、このプリンは美味しいね。お店で売っているプリンよりも美味しいよ!」
当のルシアさんは三つ目のプリンを食べているけど、流石に食べすぎです。
丁度、食堂に我が家の主なメンバーが集まっているので、これからの事を説明します。
「お兄ちゃん、リズ達がその屋敷に行く事はあるの?」
「たぶん屋敷を制圧したら何があるか探さないといけないから、その時は手伝って貰うと思うよ」
「宝探しなら、リズにお任せだよ!」
今回は何があるか分からないので、調査完了までは専門部隊が行う事になっています。
実際の突入作戦が始まったら、僕達は参加しても後方支援部隊ですね。
「ポッキー、頑張ってね!」
「キュー!」
ルシアさんの激にポッキーがサムズアップしているけど、スラちゃんとプリンと同じくアイテムボックスを使えるポッキーには結構期待しています。
そして、やる気満々のポッキーとは対照的にプリンが激しく落ち込んでいました。
「街を巡回していたのに、悪者を見つけられなかったから悔しいんだって。その代わりに、潜入捜査はリベンジするんだってよ」
まあ、リズが通訳してくれなくても、僕にもプリンが落ち込んでいる理由は分かるけどね。
スラちゃんがプリンの事を慰めているけど、プリンはいつも頑張ってくれているからなあ。
「じゃあ、夕食前に皆でお風呂に入っちゃおうか?」
「「「さんせー!」」」
夕食まで少し時間があるので、ルシアさんが皆をお風呂に連れていきます。
こういう時に、ルシアさんの子どものお世話スキルが役に立つね。
人数が多いので、ククリさんも一緒にお手伝いしてくれるようです。
「皆、ゆっくり入ってきてね」
「何いっているの? アレク君も私達と一緒に入るわよ」
「はっ?」
ルシアさん、何言っているんですか?
僕はもう八歳なので、大人の女性とはお風呂に入りませんよ。
リズ達とはまだお風呂に入っている、というかリズ達が一緒じゃないと嫌がっているけど、それとは全く話が違いますよ。
ひょい。
そんな事を思っていたら、僕の事をルシアさんが持ち上げてしまいました。
「もう、恥ずかしがらなくて良いのよ。チーちゃんも、その頃は私と一緒に入っていたし」
「いや、え、ちょっと!」
「アレク殿下、諦めて下さい。こうなると、ルシちゃんの行動は止まりません」
「えー!」
ククリさんからも、諦めた方が良いと苦笑しながら言われてしまいました。
そして、僕はルシアさんに持ち上げられたまま浴室に運ばれてしまいました。
因みに、ルシアさんのお胸が大きいのは知っていましたが、ククリさんも脱いだら凄かったです。
僕とジンさんは交互にスラちゃんの長距離転移で連れて行って貰ったけど、本当に僕も一緒に運んでいました。
正直な所、僕には使えない魔法なのでちょっと悔しいです。
「にーに、おかえりー」
僕とスラちゃんが食堂に姿を現すと、ミカエル達が食堂で何かを食べていました。
ちょうど振り向いたミカエルが手にしていたのは、僕が作っておいたプリンだった。
「ミカエル、そのプリンはどうした?」
「うんとね、ルシちゃが出した」
わお、まさかのルシアさんが冷蔵の魔導具から取り出していたとは。
まあ、元々皆のおやつとして作ってあるから食べても問題ないんだけどね。
「うーん、このプリンは美味しいね。お店で売っているプリンよりも美味しいよ!」
当のルシアさんは三つ目のプリンを食べているけど、流石に食べすぎです。
丁度、食堂に我が家の主なメンバーが集まっているので、これからの事を説明します。
「お兄ちゃん、リズ達がその屋敷に行く事はあるの?」
「たぶん屋敷を制圧したら何があるか探さないといけないから、その時は手伝って貰うと思うよ」
「宝探しなら、リズにお任せだよ!」
今回は何があるか分からないので、調査完了までは専門部隊が行う事になっています。
実際の突入作戦が始まったら、僕達は参加しても後方支援部隊ですね。
「ポッキー、頑張ってね!」
「キュー!」
ルシアさんの激にポッキーがサムズアップしているけど、スラちゃんとプリンと同じくアイテムボックスを使えるポッキーには結構期待しています。
そして、やる気満々のポッキーとは対照的にプリンが激しく落ち込んでいました。
「街を巡回していたのに、悪者を見つけられなかったから悔しいんだって。その代わりに、潜入捜査はリベンジするんだってよ」
まあ、リズが通訳してくれなくても、僕にもプリンが落ち込んでいる理由は分かるけどね。
スラちゃんがプリンの事を慰めているけど、プリンはいつも頑張ってくれているからなあ。
「じゃあ、夕食前に皆でお風呂に入っちゃおうか?」
「「「さんせー!」」」
夕食まで少し時間があるので、ルシアさんが皆をお風呂に連れていきます。
こういう時に、ルシアさんの子どものお世話スキルが役に立つね。
人数が多いので、ククリさんも一緒にお手伝いしてくれるようです。
「皆、ゆっくり入ってきてね」
「何いっているの? アレク君も私達と一緒に入るわよ」
「はっ?」
ルシアさん、何言っているんですか?
僕はもう八歳なので、大人の女性とはお風呂に入りませんよ。
リズ達とはまだお風呂に入っている、というかリズ達が一緒じゃないと嫌がっているけど、それとは全く話が違いますよ。
ひょい。
そんな事を思っていたら、僕の事をルシアさんが持ち上げてしまいました。
「もう、恥ずかしがらなくて良いのよ。チーちゃんも、その頃は私と一緒に入っていたし」
「いや、え、ちょっと!」
「アレク殿下、諦めて下さい。こうなると、ルシちゃんの行動は止まりません」
「えー!」
ククリさんからも、諦めた方が良いと苦笑しながら言われてしまいました。
そして、僕はルシアさんに持ち上げられたまま浴室に運ばれてしまいました。
因みに、ルシアさんのお胸が大きいのは知っていましたが、ククリさんも脱いだら凄かったです。
331
お気に入りに追加
8,683
あなたにおすすめの小説
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
みちこ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。
公爵令嬢はアホ係から卒業する
依智川ゆかり
ファンタジー
『エルメリア・バーンフラウト! お前との婚約を破棄すると、ここに宣言する!!」
婚約相手だったアルフォード王子からそんな宣言を受けたエルメリア。
そんな王子は、数日後バーンフラウト家にて、土下座を披露する事になる。
いや、婚約破棄自体はむしろ願ったり叶ったりだったんですが、あなた本当に分かってます?
何故、私があなたと婚約する事になったのか。そして、何故公爵令嬢である私が『アホ係』と呼ばれるようになったのか。
エルメリアはアルフォード王子……いや、アホ王子に話し始めた。
彼女が『アホ係』となった経緯を、嘘偽りなく。
*『小説家になろう』でも公開しています。
異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜
藤なごみ
ファンタジー
簡易説明
異世界転生した主人公が、仲間と共に難題に巻き込まれていき、頑張って解決していきます
詳細説明
ブラック企業に勤めているサトーは、仕事帰りにお酒を飲んで帰宅中に道端の段ボールに入っていた白い子犬と三毛の子猫を撫でていたところ、近くで事故を起こした車に突っ込まれてしまった
白い子犬と三毛の子猫は神の使いで、サトーは天界に行きそこから異世界に転生する事になった。
魂の輪廻転生から外れてしまった為の措置となる。
そして異世界に転生したその日の内に、サトーは悪徳貴族と闇組織の争いに巻き込まれる事に
果たしてサトーは、のんびりとした異世界ライフをする事が出来るのか
王道ファンタジーを目指して書いていきます
本作品は、作者が以前に投稿しました「【完結済】異世界転生したので、のんびり冒険したい!」のリメイク作品となります
登場人物やストーリーに変更が発生しております
20230205、「異世界に転生したので、ゆっくりのんびりしたい」から「異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた!」に題名を変更しました
小説家になろう様にも投稿しています
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。