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渋々の弱体化
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「こんな時期に自分の国は関係無いからってワザと送ってくれたな、しかも主賓」
「うわぁ……」
「これ断るのにこっちも王族出すしかない、それかこの国とも開戦するしかないのか」
「そこまでなの、というかパーティの期間は?」
「来週から一週間」
「えぇ……、早くない?」
「とりあえず分体作って向かうか、とりあえずいろいろごまかしておいて、場所はよく理解しているし、なるんとかなると思うし何とかする」
ユウキは細胞分裂のように分身して本体は飛び去っていった。
「置いて行かれた分体の私はどうすれば……」
「お母さんはとりあえずいつも通りで」
「というかお母さんは今はどれくらいなの?」
「うーん……」
ユウキの分体は手をグーパーしたり素振りや目の前に火球を作ったりしていた。
「あー年相応かもしれない、めっちゃ弱体化してる」
「本体の様子は分かる?」
「うーんだめ、さっぱりわからない、先にレティさんに相談しておけばよかった」
「でも相談した所で結果は変わらないと思うなぁ」
「そうだよねぇ、事後になるけど報告に行こうか」
「そうだね、今日は私がお母さんを運ぶね」
「そうだね、今は甘えるしかないね」
「いつも私が甘えているんだし、今日は私に任せて」
急いでいる時はユウキが運ぶ事が多いのだが、今は著しく弱体化しているので今回はマキナがユウキを背負ってギルドへ向かった、珍しい出来事にマキナのテンションが上がり、ユウキが必死になってしがみつかなければならない程の速度が出ていた。
「お母さん、着いたよ」
「スピード出しすぎ」
「うん!」
ヘトヘトなユウキの愚痴をマキナは誉められたと勘違いして笑顔で返事をした。
「ふぇぇえ!」
ユウキを一目見てレティが周囲に人がいるのにもかかわらず気が抜けるような悲鳴を上げる、レティが悲鳴を上げるという前代未聞の出来事に人が集まってくる、さすがにマキナも不味いと思ったのか、ユウキとレティを担いでギルドの奥へ急ぐ。
「…お前本当に…ユウキだよなぁ…」
なんとかレティの私室まで運びソファに座らせる。
「一目見て解るんですか?」
「そりゃあな、付き合いは長いからな、それにしても私の口からあんな声が出るとは思っていなかったよ」
「私がこうなったのは訳がございまして…」
ユウキの懐から手紙を取り出し、レティに手渡す。
「あぁー…、はぁ」
一通り読み終わったのか大きく溜息をついた。
「という訳です」
「自分たちは関係ないと思ってお気楽だな」
両手で手紙を持ち必死で手紙を引き裂きたい衝動を抑えている。
「あ、それコピーなんで……」
「うがぁー!」
一気に紙を念入りに引き裂き、燃やす。
「とりあえず……おまえたちにはなるべく隣国の情報を教えてくれ」
「私は分身体だけど本体の事は全然わからないよ」
「わからないのか、私もなるべく抑えはするが、おまえたちにも前線に行く事になるかもしれん」
「え、もうドンパチやってるの?!」
「今はまだ無人戦闘状態だけどな、お互い負けた時の請求額が凄まじい事になるのにな」
「じゃあなんでそんな物を使うの?」
「人の方がより金がかかるからな、上官とか高いぞぉ」
「なんで楽しそうなんですか?」
「私は戦争はキライだが、戦争の後処理の瞬間は好きだったりする、兵器の進化は凄いからな、戦争だと技術がかなり進むからな」
「効率よく人を殺せるもんね……」
マキナが暗い顔して俯く。
「そうじゃなくて、軍事に向かっていた技術が民間に行き渡るからな、冷蔵庫を最初に見た時は感動したよ」
「あーなるほどねー」
最初は否定的に聞いていたが冷蔵庫の事でどこか納得したようだ。
「うわぁ……」
「これ断るのにこっちも王族出すしかない、それかこの国とも開戦するしかないのか」
「そこまでなの、というかパーティの期間は?」
「来週から一週間」
「えぇ……、早くない?」
「とりあえず分体作って向かうか、とりあえずいろいろごまかしておいて、場所はよく理解しているし、なるんとかなると思うし何とかする」
ユウキは細胞分裂のように分身して本体は飛び去っていった。
「置いて行かれた分体の私はどうすれば……」
「お母さんはとりあえずいつも通りで」
「というかお母さんは今はどれくらいなの?」
「うーん……」
ユウキの分体は手をグーパーしたり素振りや目の前に火球を作ったりしていた。
「あー年相応かもしれない、めっちゃ弱体化してる」
「本体の様子は分かる?」
「うーんだめ、さっぱりわからない、先にレティさんに相談しておけばよかった」
「でも相談した所で結果は変わらないと思うなぁ」
「そうだよねぇ、事後になるけど報告に行こうか」
「そうだね、今日は私がお母さんを運ぶね」
「そうだね、今は甘えるしかないね」
「いつも私が甘えているんだし、今日は私に任せて」
急いでいる時はユウキが運ぶ事が多いのだが、今は著しく弱体化しているので今回はマキナがユウキを背負ってギルドへ向かった、珍しい出来事にマキナのテンションが上がり、ユウキが必死になってしがみつかなければならない程の速度が出ていた。
「お母さん、着いたよ」
「スピード出しすぎ」
「うん!」
ヘトヘトなユウキの愚痴をマキナは誉められたと勘違いして笑顔で返事をした。
「ふぇぇえ!」
ユウキを一目見てレティが周囲に人がいるのにもかかわらず気が抜けるような悲鳴を上げる、レティが悲鳴を上げるという前代未聞の出来事に人が集まってくる、さすがにマキナも不味いと思ったのか、ユウキとレティを担いでギルドの奥へ急ぐ。
「…お前本当に…ユウキだよなぁ…」
なんとかレティの私室まで運びソファに座らせる。
「一目見て解るんですか?」
「そりゃあな、付き合いは長いからな、それにしても私の口からあんな声が出るとは思っていなかったよ」
「私がこうなったのは訳がございまして…」
ユウキの懐から手紙を取り出し、レティに手渡す。
「あぁー…、はぁ」
一通り読み終わったのか大きく溜息をついた。
「という訳です」
「自分たちは関係ないと思ってお気楽だな」
両手で手紙を持ち必死で手紙を引き裂きたい衝動を抑えている。
「あ、それコピーなんで……」
「うがぁー!」
一気に紙を念入りに引き裂き、燃やす。
「とりあえず……おまえたちにはなるべく隣国の情報を教えてくれ」
「私は分身体だけど本体の事は全然わからないよ」
「わからないのか、私もなるべく抑えはするが、おまえたちにも前線に行く事になるかもしれん」
「え、もうドンパチやってるの?!」
「今はまだ無人戦闘状態だけどな、お互い負けた時の請求額が凄まじい事になるのにな」
「じゃあなんでそんな物を使うの?」
「人の方がより金がかかるからな、上官とか高いぞぉ」
「なんで楽しそうなんですか?」
「私は戦争はキライだが、戦争の後処理の瞬間は好きだったりする、兵器の進化は凄いからな、戦争だと技術がかなり進むからな」
「効率よく人を殺せるもんね……」
マキナが暗い顔して俯く。
「そうじゃなくて、軍事に向かっていた技術が民間に行き渡るからな、冷蔵庫を最初に見た時は感動したよ」
「あーなるほどねー」
最初は否定的に聞いていたが冷蔵庫の事でどこか納得したようだ。
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