415 / 425
悪魔でシスターですから
記録3
しおりを挟む
オークの件が済んでいていたのでメリジューヌさんの実力を計るついでにいろいろ厄介な依頼を片付けて行く、昨日の内にめぼしを付けいた謎に報酬が高いゴブリン討伐の依頼だ、なぜ高額になっているかの理由としては依頼失敗が複数ある事だ、恐らく増えるための者が複数あっていくら討伐しても追いつかないのだろう、女性ではメリジューヌさんに受けさせる依頼として良くない物にはなるが丁度いい難易度の物がこれくらいしかないのだから勘弁してほしい。
もちろん移動中に簡単にゴブリンの生態についてレクチャーしておく、よかったゴブリンにあまり知識がないようだったので簡単にでも教える事ができたので攻略に役にたってくれるだろう。
そしてメリジューヌさんはさっそく型破りな事をしてくれた、ご存知の通り普通なら松明を用意して進むものだがメリジューヌさんは魔法で光を作り出して進み始めた、お陰で洞窟は昼間のようにずっと明るいまま進む事ができた。
そして依頼書のとおりゴブリンの数が多かった、メリジューヌさんはよくわからないが剣を魔法で作り出して応戦していた、狭い空間での剣術にはあまり慣れていない印象だったが持前の運動神経でカバーしたようだ、しっかしゴブリンが多い、この規模なら人を集めて討伐に向かった方がいい程だ、そう思った矢先にメリジューヌさんが謎の魔法を発動していた、詠唱の内容的にゴブリンを全滅させる魔法だろうか、とにかくメリジューヌさんから発生した魔法を直視できないほどにおぞましいもので目をそむけていたがゴブリン達の悲痛な叫び声が洞窟内で響いたかと思うと一気に静かになり、先ほどまであったゴブリンの死骸が消滅し、この先は依頼が終わるまでゴブリンを見る事がなかった、こんな魔法がもし人に向けられて発動されかもしれないと思うと背筋が凍ってしまった、これからする事にメリジューヌさんのご機嫌取りが含ませた瞬間であった。
そして自分はメリジューヌさんのご機嫌とりを考えるよりもさらに想定外の事態に遭遇してしまった。
我々教会の者にはいつもお世話になっている天使様が拘束されてゴブリンの生産をさせられていた、この光景だけでも腸が煮えくり返る気持ちで急いでお救いしなければならないと、皆もそう思うだろう。
それを邪魔する者が現れあろう事か天使様を捕食しやがった、今思い出しても怒りの感情が込みあがってくる、挙句の果てに白い翼を生やしてから黒く染めたのだ、ここまでしてくれたおかげで逆に冷静になって堕天使になってしまった際の処理を手持ちの道具を全て駆使して処理してやった。
それから天使様を吸収したヤツは消滅した、が天使様を救う事ができなかったそれどころソイツが天使になってしまったのだ、見た目は最近噂になっているレプティリアンに天使の翼が生えているだけの状態に見えるが感じる波動や私の信仰の証が彼女が天使だと告げていた。
その彼女曰く天使様を取り込んだヤツの自我と天使様の自我が崩壊して両方の記憶も持った新しい自分になったようだった、いくつか話してみたが嘘をついている様子はないし振る舞いは天使様の所作だった、悔しいが彼女が新しく生まれた天使様だと言うを認めるしかないのだ。
そしてさらに困ったことに自分に対して好感度がとても高いようすで、本来なら天使様達をあがめる自分がこの天使にまるで父親を慕うように尊敬しているのだ、これで安易に無碍に扱う事もできない。
誕生の経緯が複雑すぎて流石の自分でも対処しきれない状況になってしまったメリジューヌさん事は他の人に引き継いで彼女の事を何とかしなければならないだろう。
それにさらにややこしい事に彼女に名前を付けなければならなくなった、詳細な理由は省くが簡単に説明すると以前の彼女の名前が使えなかったためだ。
人にたいしてもそうだが名前を付けるのは大きな意味を持つ事はご存知の通りだが、天使様に名付けるというのは我々でももっと大きな役職がやる物だ、それを自分が行うのでとても困ったが、この場にいるの自分以外にはメリジューヌさんしかいないのでやむを得ない状況というのを考慮してほしい。
彼女の名前は「スタイ」という名前にした、意味は彼女が爬虫類の特徴を持っている事から人の姿から外れてた種族でも救った天使様の名前をもじったものだ、我ながら上手く命名できたと自負している。
そして名前を付けた事で彼女の存在が確定されたしまったのか天使様がお忍びで町を歩く時によくなされる翼を消して一般人の中に紛れる術を行使していた、この術を行使していては完全に彼女を天使様として扱う以外にできないだろう。
しかしその日は状況的にもややこしい事になると判断したために道中で拾った女性という事にして翌日に正式に報告する事にした。
それにゴブリンの依頼についての報告も残っているので彼女、スタイ様をメリジューヌさんに一旦任せてギルドで諸々の手続きをすませた、スタイ様の事については一応一般人として報告して後日お忍びできていた天使様という事で改めて訂正の報告をするつもりだ。
そしてさらにややこしい事が起こってしまった。
ギルドでの依頼処理を終えて教会に戻るとまっさにスタイ様が自分に抱き着き「寂しかったですお父様!」と涙ながらに言って来るものだから本当に困ってしまった。
生まれてまだ1日も経過していないので記憶も持って一見すると成熟しているように見えるが、その実はかなり幼いようだ、こうなってしまってはメリジューヌさん事は完全に他の者に任せるしかなくなってしまった。
もちろん移動中に簡単にゴブリンの生態についてレクチャーしておく、よかったゴブリンにあまり知識がないようだったので簡単にでも教える事ができたので攻略に役にたってくれるだろう。
そしてメリジューヌさんはさっそく型破りな事をしてくれた、ご存知の通り普通なら松明を用意して進むものだがメリジューヌさんは魔法で光を作り出して進み始めた、お陰で洞窟は昼間のようにずっと明るいまま進む事ができた。
そして依頼書のとおりゴブリンの数が多かった、メリジューヌさんはよくわからないが剣を魔法で作り出して応戦していた、狭い空間での剣術にはあまり慣れていない印象だったが持前の運動神経でカバーしたようだ、しっかしゴブリンが多い、この規模なら人を集めて討伐に向かった方がいい程だ、そう思った矢先にメリジューヌさんが謎の魔法を発動していた、詠唱の内容的にゴブリンを全滅させる魔法だろうか、とにかくメリジューヌさんから発生した魔法を直視できないほどにおぞましいもので目をそむけていたがゴブリン達の悲痛な叫び声が洞窟内で響いたかと思うと一気に静かになり、先ほどまであったゴブリンの死骸が消滅し、この先は依頼が終わるまでゴブリンを見る事がなかった、こんな魔法がもし人に向けられて発動されかもしれないと思うと背筋が凍ってしまった、これからする事にメリジューヌさんのご機嫌取りが含ませた瞬間であった。
そして自分はメリジューヌさんのご機嫌とりを考えるよりもさらに想定外の事態に遭遇してしまった。
我々教会の者にはいつもお世話になっている天使様が拘束されてゴブリンの生産をさせられていた、この光景だけでも腸が煮えくり返る気持ちで急いでお救いしなければならないと、皆もそう思うだろう。
それを邪魔する者が現れあろう事か天使様を捕食しやがった、今思い出しても怒りの感情が込みあがってくる、挙句の果てに白い翼を生やしてから黒く染めたのだ、ここまでしてくれたおかげで逆に冷静になって堕天使になってしまった際の処理を手持ちの道具を全て駆使して処理してやった。
それから天使様を吸収したヤツは消滅した、が天使様を救う事ができなかったそれどころソイツが天使になってしまったのだ、見た目は最近噂になっているレプティリアンに天使の翼が生えているだけの状態に見えるが感じる波動や私の信仰の証が彼女が天使だと告げていた。
その彼女曰く天使様を取り込んだヤツの自我と天使様の自我が崩壊して両方の記憶も持った新しい自分になったようだった、いくつか話してみたが嘘をついている様子はないし振る舞いは天使様の所作だった、悔しいが彼女が新しく生まれた天使様だと言うを認めるしかないのだ。
そしてさらに困ったことに自分に対して好感度がとても高いようすで、本来なら天使様達をあがめる自分がこの天使にまるで父親を慕うように尊敬しているのだ、これで安易に無碍に扱う事もできない。
誕生の経緯が複雑すぎて流石の自分でも対処しきれない状況になってしまったメリジューヌさん事は他の人に引き継いで彼女の事を何とかしなければならないだろう。
それにさらにややこしい事に彼女に名前を付けなければならなくなった、詳細な理由は省くが簡単に説明すると以前の彼女の名前が使えなかったためだ。
人にたいしてもそうだが名前を付けるのは大きな意味を持つ事はご存知の通りだが、天使様に名付けるというのは我々でももっと大きな役職がやる物だ、それを自分が行うのでとても困ったが、この場にいるの自分以外にはメリジューヌさんしかいないのでやむを得ない状況というのを考慮してほしい。
彼女の名前は「スタイ」という名前にした、意味は彼女が爬虫類の特徴を持っている事から人の姿から外れてた種族でも救った天使様の名前をもじったものだ、我ながら上手く命名できたと自負している。
そして名前を付けた事で彼女の存在が確定されたしまったのか天使様がお忍びで町を歩く時によくなされる翼を消して一般人の中に紛れる術を行使していた、この術を行使していては完全に彼女を天使様として扱う以外にできないだろう。
しかしその日は状況的にもややこしい事になると判断したために道中で拾った女性という事にして翌日に正式に報告する事にした。
それにゴブリンの依頼についての報告も残っているので彼女、スタイ様をメリジューヌさんに一旦任せてギルドで諸々の手続きをすませた、スタイ様の事については一応一般人として報告して後日お忍びできていた天使様という事で改めて訂正の報告をするつもりだ。
そしてさらにややこしい事が起こってしまった。
ギルドでの依頼処理を終えて教会に戻るとまっさにスタイ様が自分に抱き着き「寂しかったですお父様!」と涙ながらに言って来るものだから本当に困ってしまった。
生まれてまだ1日も経過していないので記憶も持って一見すると成熟しているように見えるが、その実はかなり幼いようだ、こうなってしまってはメリジューヌさん事は完全に他の者に任せるしかなくなってしまった。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる