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ネトゲに意図せず転生した

受け入れた目的

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 それから何度か魔物の集団を掃討してみたが同じようなアイテムが落ちただけだった、一度だけよくわからない鉱石が落ちたて転生者が喜びの声を上げたが、それはゲームでのレアアイテムだったようでウキウキで拾いにいってから、拾い上げると同時に「違うんだよ!」とそのまま落ち込んでいた。
 その日は日没になったのでいつの間にか疲れていた体を引きずって帰還した、4人とも疲労困憊で戻って来たため色んな人に心配されたが、遊んでいて疲れたという事にしてその場を収めた。

「そういや、そのオンラインゲームの最高レアのアイテム排出率ってどれくらいなの?」
「あー公表されてないからわからないな、までも最新のレアアイテムは存在は基本的に幻だな、自分とフレンド周りでは見た事ないよ」
「それって大丈夫なの?」
「さすがに最高レアのアイテムじゃないだろうし、さっき落ちにくい限界突破アイテムも出て来たし」
「さっきウキウキで拾いにいったアイテムだよね」
「そうなんだ、ゲームだったらそのまま加工屋に持っていくかフリーマーケットで売るかするね、それほど需要のあるアイテムだったのさ」
「へー」
「まぁそんな反応になるよね、それに最初だって倉庫チケットが出て来たんだ、何とかして試行回数を稼ぐしかないさ」
「そうですね、自分達はその為に来ましたから」
「あぁ、頼りにしているよ」
 良い感じに会話が終わりそうになった時にサヨと恵美の顔が険しくなる。
「どうしたの2人とも?」
「んーなんでもないよー」
 口ではそう言っているが、サヨが懐から取り出した端末には(誰か盗み聞きを始めた)と表示されていた。
「そっかーじゃあそろそろ寝ようかね」
「そうだね」
 もう特に話す事は無いのでそのまま寝る事した。







「どうだった?」
「すいません、寝る直前でした……」
「そうか、それなら仕方ない、あの人達がココに残ってくれるのが我々としての理想だ」
「そうですね」
「もしココから離れてしまうような事があってしまっては、彼らに頼り始めている現状に綻びが出来てしまう」
「ハーレムってのは気に入りませんよ、自分は」
「夫婦とその娘、あの大きな乳の女性は友人か何かだろう、嫁さんの方は勘が良すぎてまるで全方位を見渡せるんじゃないかって思う時がありますよ、しっかりと夫婦としての縄張りを死守しているよ」
「おっかねぇですよ、でもまぁあのデカチチを何とかできるかもしれないなんて俄然やる気が出ますよ」
「馬鹿野郎、無理やりヤろうとするんじゃない、お前もあの戦闘能力は見ているだろう、敵に回った瞬間にココなんざ俺らごと一瞬で更地だ」
「……でもよぉ」
「分かってる………、分かってるから、皆まで言うな……」
「しかしまぁ奴隷で買うにしろ、女はソロソロ必要になって来たからな、ココは発展される為にも頭数は必要だ、独り身であるのなら、我々の誰かになびいてくれれば御の字、最悪、彼らで増えてくれれば問題ないだろう」


「ヤバくね?」
 盗み聞きをされたので逆にやり返したらとんでもない会話を聞いてしまった。
「いつかはココから抜け出さないとな」
「ですね」
 自分達はキャラメイクチケットを手に入れたら仕事完了なのでいつでも逃げ帰る事ができるのだが、転生者はそうはいかない、もしかすると転生者が安全に逃げきる所までが今回の仕事かもしれない。
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