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ネトゲに意図せず転生した

運によるから何とも

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 キャラメイクチケットの事をすっかり忘れて数日を過ごしてしまった、気づいたのは転生者が荷物を運ぶ時に大きすぎる胸が邪魔になった事で気づいたようだ。
「また大量に魔物を倒したらいけるかな?」
「やってみるしかないでしょう……」
 代表に聞いて2日ほどひたすら魔物を倒すための時間をくれた、それ以上は要相談という事だった。

「というか魔物ってどうやったら出てくるんだ」
「そうだった、戦闘エリアに入ったら自動で出てくる物とばかり」
「それだったら採取の時とかに遭遇してもおかしくないよね」
「確かに……、じゃあ前回は何で出て来たんだ?」

「……とにかく行こう」
「そうですね」
 行ってみないとどうしようもないので、ひとまず戦闘をしていた場所に向かう、そこはまだ戦闘の跡が残っており、迷う事なく到着できた。

「何もないですね」
 到着したものの魔物はおろか動物なども気配がなかった。
「……こっちに魔物がいる気がする」
 転生者がキョロキョロと周囲を見回したかと思うと、何か見つけたようで遠くを見つめていた。
「分かるんですか?」
「アレだ、デームで次の湧きポイントが表示される感じに似ているかもしれない」
 転生者が見つめた方向に走り出す、ゲーム時代の武器を持っているので1人で行かせても問題ないだろうが、一応ついていく。
「本当にいた……」
 転生者についていくと以前に遭遇したような魔物たちがいた。
「それじゃあ狩と行きましょう」
 それからひたすら魔物を倒していった、前回同様に1撃で倒せるので手数が欲しくなる、4人で銃檄しているので何とかなっているが、コレが1人なら結構キツイ物量になっている。
 時折色違いの魔物が出てくるが他と同じように1撃で倒しているが何か違いがあるのだろうか……。
「あの色が違う魔物って何かわかりますか?」
「えっとゲームならレアドロップしやすい敵だったかな、確か強化アイテムとかドロップしてたと思う」
 ドロップしやすいと聞いたが倒しても何も落としてはいなかった。

 そしてしばらく魔物を倒していると大型の魔物が出てきた、コレも前回も同じように処理する、やはり倒した時に何か落とした。
「何か落ちたね」
「でもチケットじゃなさそうだね」
 落ちた物はどう見ても長物のようでチケットなどのアイテム類ではなさそうだ、それでも転生者は拾いにいった。
「あ、あぁーコレかぁ」
「それは何ですか?」
「さっき言ってた強化アイテムだよ」
 とって来たアイテムを見せてくれた、シンプルな剣の形に鈍い金色をしており強化アイテムっぽい感じはある。
「というか使えるのかな?」
「どうだろ、自分のやってたゲームだと店でやるから持っててもなぁー」
「とりあえず持っておくしかないのかな」
「そうだねぇ、必ずドロップするとかは限らないよね」
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