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ゾンビパニックで火力マシマシ

地下生活1日目

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「さて、君はココが初めてだから改めてだから僕らも再確認のためにこの施設の間取りをみてみよう」
 リーダーが何かを操作して部屋に中心にこの施設の全体像が立体的に表示された。
「こんな事ができるんですね」
「この施設だけなぜか未来に進んでいるからな、そんな事より、まずココは最初に入った入り口だ」
 立体映像の一番上を指す、よく見ると確かに入り口が小さくみえる。
「こんなに大きいんですね」
「あぁ、我々がゾンビと遭遇したのはココ」
 そういって入り口の少し下を指す。
「まだ全然下に進んでなかったんですね」
 メリジューヌの時にかなり破壊して進んだつもりだったが、どうやらそうでも無いらしい。
「さっきの所がメインルームでそこから下は実験施設だったり居住空間だったりするからな、といっても僕を含めて全員詳しくないんだ」
「じゃあリーダーはココでは一番偉い訳では無い感じですかね?」
「そうだな……、ここも一枚岩では無いし面倒な事にいろいろな利権が絡んでいるからなぁ」
 言いながらどんどん落ち込んでいくリーダー、きっといろいろあったのだろう。


「つまり一旦一番下まで行った方が良いとかそんな事はあります?」
「うーん、どうだろ、そもそもココより下に食料なりがあるのかどうかも不明だしなぁ」
「じゃあ自分が下に行ってみて来ますよ」
「……そうだな、こうなってしまえば守秘義務もクソもないだろうし君に任せるよ、通れない壁はメリジューヌさんみたいに破壊してもらっても構わない」
「本当に良いのか?」
 自分とリーダーが話していると、さっきまで聞いてるだけだった人がそれは良くないだろうと言った雰囲気が割り込んできた。
「良いも何も無いだろう、街の人がゾンビにされてその原因が上級国民の利権が絡んで全体像がよくわからない施設なんだ、もう誰が最高責任者かもわからないような状況だぞ、もうこんな施設は爆発してしまえば良いんだよ」
「………」
 リーダーがまくし立てたおかげで何も言い返せないようで黙り込む。
「もし、下にあんたの荷物だったり必要な物があるのなら早めに取りに行った方がいい、ココにゾンビは来ないだろうが、下にはいるだろうな」
「なぁあんた俺は下に用事があるんだ、あんたメリジューヌの親なんだろう、目的地まで護衛してくれよ」
「まぁ、自分は一番下までいくのでその途中までですからね」
「あぁ問題ない、行きの安全さえ確保できればいいさ、ゲームみたいに増えるわけじゃあるまいし」
「それでいいなら……」

「……よし、だったら自分達はメインルームに行けるならいって自体の調査、君たちは下に行ってくれ、
といか他に下に行きたい人はいるか?」
 リーダーの問いかけに誰も答えなかったので2人だけで下に向かうことになった。
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