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ゾンビパニックで火力マシマシ

拒絶反応

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「ココも破壊する?」
「やってしまえ」
「わかった」

「ココもか?」
「あぁそうだ」
「わかった」

 言われるがままに扉を破壊していく、地下なので柱は触れないようにして慎重にやっていく。

「ココで最後だ、やってしまえ!」
「ういうい」
 何回も繰り返して魔法を繰り出している内に扉だけを綺麗に破壊する、そんな特技を見につけつつあった。
「よし、ココなら私の力でなんとか取り返してやる、お前らやるぞ」
「「「おうよ」」」
 おそらく1番下のメインルームらしき所に到着すると、数人が端末を操作し始めた、やはり世界が違うのでいろいろランプがチカチカ光ってチンプンカンプンな状態になってしまう。


「ふッ……っザけんナァァァァァアアアあああああ!!!!!!!!」
「?!?!?!?!」
 いきなりリーダーっぽい人が叫びだす。
「何事?」
「ゾンビがココの主力商品だと、ふざけるな!」
「ゾンビがココで作られていたと、それで仲間の研究員が原因だった、あいつは普段から自分勝手な行動が多いと思ったらこんな事を……」
「新しいゾンビのレポートもある……、噛まれたり粘膜接触で感染してゾンビになる、なんて物を……」
「というか住民たちはどこにいったんだ」
「あぁそうだ……」
 消えた住民たちについて調べ始めるとガラス質になっている所が破壊されて大量のゾンビがあふれて来た。


「流石に無理!」
 大量のゾンビを見たメリジューヌはあまりにもの嫌悪に合体を強制解除する、強制解除したことでサヨがゾンビの方向に吹き飛ばされてしまった。
「サヨ!」
 メリジューヌから自分に戻った時に体が上手く動かせずに声しか出せなかった、サヨは素早く動けたようだが、吹き飛ばされた勢いが殺しきれず銃を乱射しながらゾンビの中に入ってしまった。

「キミは……」
「メリジューヌは娘みたいな物です」
「そ、そうか、とにかく逃げるぞ」
「サヨ!」
「まだ、大丈夫……」
 銃を手当たり次第に乱射してくれたおかげで6割ほどのゾンビは倒してくれたが、ゾンビの体液などを大量に浴びてしまっているのでゾンビに感染している状態になっている。
 いそいで魔法で水を作り出して汚れを落としておく、何とか立ってはいるが顔色は悪い、急いで自分に筋力強化の魔法をかけてサヨを担いで他の人達と一緒に逃げだす。
「それで逃げる当てはあるんですか?」
「一応ある、まずはそこに行こう」
 住人の行方を調べた結果、大量のゾンビが出てきたので恐らくこの施設の設備が完全に掌握されている可能性がある、なのでエレベーターなどは極力使用せずにこの施設を脱出しなければならない。
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