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第一五九話 シャルロッタ 一六歳 ハーティ防衛 〇九
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——黒装束の軍団の鬨の声が響き渡る……ある種地を揺るがすような重低音がびりびりとハーティの城壁に伝わり、その上に立つレイジー男爵は口元をゆがめてにやりと笑う。
「やる気は十分というところか、思ってたよりも数は多くないな、第八軍団はもう少し数がいると思ってたが……」
男爵が第八軍団の陣容を眺めながらこぼすが、実際に第八軍団すべての兵力はこのハーティへは出陣してきていない。
彼らはイングウェイ王国の辺境地帯に砦を構えて常駐しており、その守備についているためすべての兵力を動員できていないようだ。
彼らが本拠地としている砦はインテリペリ辺境伯領からも遠く、距離があるため何かあった場合にすぐに戻ることが難しい。
男爵の横顔を見ながら、リディル・ウォーカー・カーカス騎士爵がほんの少しだけ緊張した面持ちで話しかける。
「一四〇〇……いや一六〇〇くらいですかね、二〇〇〇はいないと思いますけどそれでもこちらの五倍以上の兵力であることには変わりはないですね」
「ああ、兵法書では城攻めには三倍の兵力をもって当たれともあるしな、数の上では勝利条件を満たしている……とはいえすべての兵が攻めかかれるわけじゃない」
第八軍団は長距離を移動するために、兵站を維持する必要があり専門の補給部隊を同行させている……その部隊を除けば実際に稼働できる兵力は一二〇〇から一三〇〇名程度になるため、今目の前の陣で怒声をあげている兵士すべてが襲い掛かってくるわけではないのだ。
それでも四倍近い数を相手に、戦闘をしなければいけないという状況はさすがに恐怖を感じる……リディルは魔物退治や盗賊の討伐などでは実績を積んでいるが、大規模な戦闘は未経験であり早鐘のようになる心臓を必死になって抑えようと何度か胸をたたいている。
「……安心しろ、ハーティの地形上一度に攻めかかれる兵力はそれほど多くない」
「そ、それはそうですが……」
ハーティは天然の壕とも言える小川と、正門に向かって伸びる軍隊にとっては小さな小道という地形のため一度に多くの軍勢が攻め寄せることが難しい作りになっている。
街の後背へと抜けるには険しく細いけもの道を抜ける必要があり、その道は別動隊が守備しているためそう簡単には抜けることができないだろう。
つまり第八軍団の兵士たちはある程度の犠牲を覚悟して正門へと攻めかからないといけない状況となっており、このハーティが長年インテリペリ辺境伯領の守備の要とされてきたことが分かる。
「裏道も土地勘のないものが抜けようとすれば迷う作りだ、またあの道を抜けるには少数の軍勢でないと難しいだろう、見たところ攻城兵器の類は用意されていない……援軍がくるまで持ちこたえるのは難しくはないはずだ」
「援軍は来ますかね……」
「籠城する側は援軍が来ない状態では籠ってはいけない、学園の戦術指南書にも書かれていただろう?」
第八軍団発見からすぐハーティからはインテリペリ辺境伯領の領都であるエスタデルに伝令が向けられており、早ければ数日後にはインテリペリ辺境伯軍が援軍として到着すると考えられている。
ハーティ守備隊はこの援軍が来るまでの間持ちこたえることができれば良いし、逆に第八軍団は数日以内にこの堅牢なハーティを攻め落とさなければ彼らよりも大多数の軍勢がここへと迫ってくることになる。
どちらも時間が勝負となるため、第八軍団は犠牲を払ってでもハーティを攻め落とし、その後第一王子派が向かってくるまで逆にこの都市を守り切るという選択肢しかないのだ。
「そ、そうですね……しかし本当に正面から攻めかかってくるでしょうか?」
「兵力差はあるからな……多少無理をしてでも最初は攻めかかると考えている、それで落とせればよし、できない場合は一度引いて何らかの策を弄するだろうな」
ドンッ! ドンッ! と大きな太鼓の音が鳴り響くとそれまで第八軍団の兵士があげていた鬨の声が次第に一つの歌を歌うように野太く低い声へと変化していく。
その変化を聞いて男爵は手振りで部下へと合図すると、ハーティの街に角笛の音が響き渡る……この合図でハーティの守備隊はそれぞれ持ち場へとつくと、緊張した面持ちで攻め手の攻撃を待つ。
たった三〇〇名……だが、ハーティは過去に起きた内戦でも堅牢な城塞都市としての持ち味を生かし、一度も攻め落とされたことはない。
「いいか! 相手は第八軍団……王国でも屈指の部隊が相手だ! だが恐れるな!! 俺たちはハーティを守り続けてきた精鋭、そして今この街にはインテリペリ辺境伯家の辺境の翡翠姫が共にいる!」
レイジー男爵の言葉に兵士たちが力強い声で応え、そしてその声は恐怖などみじんも感じさせないものであったため、彼は満足そうに一度頷くと腰に差してあった剣を引き抜くと天に向かって掲げた。
インテリペリ辺境伯家が素晴らしい統治者であることは疑う余地のない部分で、それは末端の兵士たちも辺境伯家のために戦うことを拒まないという点に尽きるかもしれない。
特に辺境の翡翠姫シャルロッタ・インテリペリという誰もが憧れる美姫がこの街で彼らと共にいるという事実は、兵士たちの士気を極限まで高めていた。
「「「「イングウェイ王国の栄光に! 我々は王国に名だたる第八軍団ッ!」」」」
「「「「インテリペリ辺境伯家のために! クリストフェル殿下のために!」」」」
第八軍団の太鼓の音はリズムを早め、それに合わせて兵士たちが足踏みを鳴らし始める……鬨の声が響き渡るなか、三〇〇名のハーティ守備隊もそれに負けじと声を張り上げていく。
お互いの声が最高潮に高まったその瞬間、第八軍団の角笛の音色が変わりそれと同時に第一陣の兵士達がゆっくりと前進を開始した。
打ち鳴らされる太鼓の音が響き渡る中、次第に兵士たちの歩調が速くなっていく……重武装の歩兵が前進できるスピードはそれほど速くないが、それでも黒一色の部隊がゆっくりと迫ってくる光景はあまりに異様で、そして見事なまでに統率の取れたものだった。
それを見たリディルは腰に差していた剣を抜いてから高く掲げると、味方へ向かって大声を張り上げた。
「来るぞ! まずは第一波を食い止めよ! 我々が必ずこの街を守り通すのだッ!」
「始まりましたわね……」
少し離れた場所、ハーティの街が見える細い獣道の真ん中でわたくしは不滅を地面へと突き立てた状態で仁王立ちしている。
ミシェルおじ様と相手の出方や攻撃をされるであろう地点などを割り出した結果、この獣道が一番危ないという結論に達し守備兵力を置くことになった。
だがハーティの守備隊に余裕はなく、何度かの議論の後この道はわたくしとユルだけで防衛することでまとまったのだ。
「……ここまで鬨の声が響いておりますな……大丈夫でしょうか?」
「大丈夫であってほしい、とは思いますわ……ハーティは天然の要害でもあるからそう簡単に抜けないと思うけどね」
過去の歴史の中でハーティが攻撃されて陥落したという記録は少なくとも一つも残っておらず、難攻不落の小都市城塞という紹介をされていたはずだ。
実際に今遠巻きに戦場を見ているが、ハーティへと攻めかかる第八軍団の黒い隊列は馬鹿正直に正門に向かう小道を進もうとして城壁上から降り注ぐ猛烈な数の矢の前にうまく進めなくなっているように見える。
第一波の攻撃は力押し、と予想していたミシェルおじ様は正しかったということか……最初から攻城兵器などを利用してくれば話は違うのだろうけど、彼らは野戦に特化した部隊の一つでもあり攻城戦の戦果は未知数なのだ。
「それでも時間が経てば攻城兵器を後方支援している別の第一王子派の軍勢が持ってくるだろうし、早めに鼻っ柱を折っておく必要はありますわね」
「……そんなもんですかねえ……シャルッ!」
次の瞬間、わたくし目掛けて驚くくらいの量の短刀が飛んでくるが、体の周囲に張り巡らせた防御結界に衝突して空中で静止する。
まるでハリネズミのような状況になっているが、全ての攻撃がわたくしへと届いていないことに驚いているのかどうか覆面でよく顔が見えないものの、襲撃者たちが木陰から姿を現していく。
ふむ……一〇名前後ってところか、一人は胸に銀色の鳥のような紋章を刻んだ服を着用しているが、彼らの衣服は一様に軽装であり暗闇でも活動しやすいように漆黒に近い色合いをしている。
「……どういうことだ……? 辺境の翡翠姫は単なる貴族令嬢では……」
「それは情報が古いですわよ? わたくし自分の力をきちんと見せることにしたのですわ」
わたくしが軽く手を払うと、空中に静止したままの短刀がボトボトと地面へと落ちていく……防御結界は攻撃を跳ね除けるだけでなく勢いを止めるということも可能であり、矢などの射撃武器を防ぐ時にはこうやって空中で飛来した物体を止めないと、弾いた時に味方にぶつかって負傷させることもあるので結構危険なんだよね。
黒装束の彼らは無言のまま懐より小剣を取り出して身構えるが、私はそんな彼らに向かって獰猛な笑みを見せつけた後地面に突き刺していた不滅を引き抜いた。
「……問答無用ってわけね、でも残念ですわね? この場所を通ることができるのはわたくしを退ける能力を持った殿方だけ……貴方達は残念ながらその資格はございませんのよ?」
「やる気は十分というところか、思ってたよりも数は多くないな、第八軍団はもう少し数がいると思ってたが……」
男爵が第八軍団の陣容を眺めながらこぼすが、実際に第八軍団すべての兵力はこのハーティへは出陣してきていない。
彼らはイングウェイ王国の辺境地帯に砦を構えて常駐しており、その守備についているためすべての兵力を動員できていないようだ。
彼らが本拠地としている砦はインテリペリ辺境伯領からも遠く、距離があるため何かあった場合にすぐに戻ることが難しい。
男爵の横顔を見ながら、リディル・ウォーカー・カーカス騎士爵がほんの少しだけ緊張した面持ちで話しかける。
「一四〇〇……いや一六〇〇くらいですかね、二〇〇〇はいないと思いますけどそれでもこちらの五倍以上の兵力であることには変わりはないですね」
「ああ、兵法書では城攻めには三倍の兵力をもって当たれともあるしな、数の上では勝利条件を満たしている……とはいえすべての兵が攻めかかれるわけじゃない」
第八軍団は長距離を移動するために、兵站を維持する必要があり専門の補給部隊を同行させている……その部隊を除けば実際に稼働できる兵力は一二〇〇から一三〇〇名程度になるため、今目の前の陣で怒声をあげている兵士すべてが襲い掛かってくるわけではないのだ。
それでも四倍近い数を相手に、戦闘をしなければいけないという状況はさすがに恐怖を感じる……リディルは魔物退治や盗賊の討伐などでは実績を積んでいるが、大規模な戦闘は未経験であり早鐘のようになる心臓を必死になって抑えようと何度か胸をたたいている。
「……安心しろ、ハーティの地形上一度に攻めかかれる兵力はそれほど多くない」
「そ、それはそうですが……」
ハーティは天然の壕とも言える小川と、正門に向かって伸びる軍隊にとっては小さな小道という地形のため一度に多くの軍勢が攻め寄せることが難しい作りになっている。
街の後背へと抜けるには険しく細いけもの道を抜ける必要があり、その道は別動隊が守備しているためそう簡単には抜けることができないだろう。
つまり第八軍団の兵士たちはある程度の犠牲を覚悟して正門へと攻めかからないといけない状況となっており、このハーティが長年インテリペリ辺境伯領の守備の要とされてきたことが分かる。
「裏道も土地勘のないものが抜けようとすれば迷う作りだ、またあの道を抜けるには少数の軍勢でないと難しいだろう、見たところ攻城兵器の類は用意されていない……援軍がくるまで持ちこたえるのは難しくはないはずだ」
「援軍は来ますかね……」
「籠城する側は援軍が来ない状態では籠ってはいけない、学園の戦術指南書にも書かれていただろう?」
第八軍団発見からすぐハーティからはインテリペリ辺境伯領の領都であるエスタデルに伝令が向けられており、早ければ数日後にはインテリペリ辺境伯軍が援軍として到着すると考えられている。
ハーティ守備隊はこの援軍が来るまでの間持ちこたえることができれば良いし、逆に第八軍団は数日以内にこの堅牢なハーティを攻め落とさなければ彼らよりも大多数の軍勢がここへと迫ってくることになる。
どちらも時間が勝負となるため、第八軍団は犠牲を払ってでもハーティを攻め落とし、その後第一王子派が向かってくるまで逆にこの都市を守り切るという選択肢しかないのだ。
「そ、そうですね……しかし本当に正面から攻めかかってくるでしょうか?」
「兵力差はあるからな……多少無理をしてでも最初は攻めかかると考えている、それで落とせればよし、できない場合は一度引いて何らかの策を弄するだろうな」
ドンッ! ドンッ! と大きな太鼓の音が鳴り響くとそれまで第八軍団の兵士があげていた鬨の声が次第に一つの歌を歌うように野太く低い声へと変化していく。
その変化を聞いて男爵は手振りで部下へと合図すると、ハーティの街に角笛の音が響き渡る……この合図でハーティの守備隊はそれぞれ持ち場へとつくと、緊張した面持ちで攻め手の攻撃を待つ。
たった三〇〇名……だが、ハーティは過去に起きた内戦でも堅牢な城塞都市としての持ち味を生かし、一度も攻め落とされたことはない。
「いいか! 相手は第八軍団……王国でも屈指の部隊が相手だ! だが恐れるな!! 俺たちはハーティを守り続けてきた精鋭、そして今この街にはインテリペリ辺境伯家の辺境の翡翠姫が共にいる!」
レイジー男爵の言葉に兵士たちが力強い声で応え、そしてその声は恐怖などみじんも感じさせないものであったため、彼は満足そうに一度頷くと腰に差してあった剣を引き抜くと天に向かって掲げた。
インテリペリ辺境伯家が素晴らしい統治者であることは疑う余地のない部分で、それは末端の兵士たちも辺境伯家のために戦うことを拒まないという点に尽きるかもしれない。
特に辺境の翡翠姫シャルロッタ・インテリペリという誰もが憧れる美姫がこの街で彼らと共にいるという事実は、兵士たちの士気を極限まで高めていた。
「「「「イングウェイ王国の栄光に! 我々は王国に名だたる第八軍団ッ!」」」」
「「「「インテリペリ辺境伯家のために! クリストフェル殿下のために!」」」」
第八軍団の太鼓の音はリズムを早め、それに合わせて兵士たちが足踏みを鳴らし始める……鬨の声が響き渡るなか、三〇〇名のハーティ守備隊もそれに負けじと声を張り上げていく。
お互いの声が最高潮に高まったその瞬間、第八軍団の角笛の音色が変わりそれと同時に第一陣の兵士達がゆっくりと前進を開始した。
打ち鳴らされる太鼓の音が響き渡る中、次第に兵士たちの歩調が速くなっていく……重武装の歩兵が前進できるスピードはそれほど速くないが、それでも黒一色の部隊がゆっくりと迫ってくる光景はあまりに異様で、そして見事なまでに統率の取れたものだった。
それを見たリディルは腰に差していた剣を抜いてから高く掲げると、味方へ向かって大声を張り上げた。
「来るぞ! まずは第一波を食い止めよ! 我々が必ずこの街を守り通すのだッ!」
「始まりましたわね……」
少し離れた場所、ハーティの街が見える細い獣道の真ん中でわたくしは不滅を地面へと突き立てた状態で仁王立ちしている。
ミシェルおじ様と相手の出方や攻撃をされるであろう地点などを割り出した結果、この獣道が一番危ないという結論に達し守備兵力を置くことになった。
だがハーティの守備隊に余裕はなく、何度かの議論の後この道はわたくしとユルだけで防衛することでまとまったのだ。
「……ここまで鬨の声が響いておりますな……大丈夫でしょうか?」
「大丈夫であってほしい、とは思いますわ……ハーティは天然の要害でもあるからそう簡単に抜けないと思うけどね」
過去の歴史の中でハーティが攻撃されて陥落したという記録は少なくとも一つも残っておらず、難攻不落の小都市城塞という紹介をされていたはずだ。
実際に今遠巻きに戦場を見ているが、ハーティへと攻めかかる第八軍団の黒い隊列は馬鹿正直に正門に向かう小道を進もうとして城壁上から降り注ぐ猛烈な数の矢の前にうまく進めなくなっているように見える。
第一波の攻撃は力押し、と予想していたミシェルおじ様は正しかったということか……最初から攻城兵器などを利用してくれば話は違うのだろうけど、彼らは野戦に特化した部隊の一つでもあり攻城戦の戦果は未知数なのだ。
「それでも時間が経てば攻城兵器を後方支援している別の第一王子派の軍勢が持ってくるだろうし、早めに鼻っ柱を折っておく必要はありますわね」
「……そんなもんですかねえ……シャルッ!」
次の瞬間、わたくし目掛けて驚くくらいの量の短刀が飛んでくるが、体の周囲に張り巡らせた防御結界に衝突して空中で静止する。
まるでハリネズミのような状況になっているが、全ての攻撃がわたくしへと届いていないことに驚いているのかどうか覆面でよく顔が見えないものの、襲撃者たちが木陰から姿を現していく。
ふむ……一〇名前後ってところか、一人は胸に銀色の鳥のような紋章を刻んだ服を着用しているが、彼らの衣服は一様に軽装であり暗闇でも活動しやすいように漆黒に近い色合いをしている。
「……どういうことだ……? 辺境の翡翠姫は単なる貴族令嬢では……」
「それは情報が古いですわよ? わたくし自分の力をきちんと見せることにしたのですわ」
わたくしが軽く手を払うと、空中に静止したままの短刀がボトボトと地面へと落ちていく……防御結界は攻撃を跳ね除けるだけでなく勢いを止めるということも可能であり、矢などの射撃武器を防ぐ時にはこうやって空中で飛来した物体を止めないと、弾いた時に味方にぶつかって負傷させることもあるので結構危険なんだよね。
黒装束の彼らは無言のまま懐より小剣を取り出して身構えるが、私はそんな彼らに向かって獰猛な笑みを見せつけた後地面に突き刺していた不滅を引き抜いた。
「……問答無用ってわけね、でも残念ですわね? この場所を通ることができるのはわたくしを退ける能力を持った殿方だけ……貴方達は残念ながらその資格はございませんのよ?」
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