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郵便物
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しおりを挟むかち…
かち…
かち…
ファイルをクリックし、流れ出した画像を見た瞬間、胃からせり上がってきたものをこらえきれずにゴミ箱の中へとぶちまける。
半分消化されかけている夕飯だったものを見ながら、がたがたと震え出す体を抱き締めた。
ぼそぼそと雑音が聞こえ、聞き取りづらい自分の声が聞こえてくる。
『な……冗談にならねぇぞ!いい加減離…よ!』
見上げたパソコンの画面の中では、画質のよくない映像が再生されている。
固定ではなく、手に持たれて撮影されたらしく、ゆらゆらと小刻みに揺れるそれには、鈍い闇に沈んだ教室の窓が映されていた。
『わっ…わ…………ぁっぶ…ぇ…ほ……ケガす………ほどけ…、今なら……ずら…済ましてやるから……………』
微かに聞こえていた自分の声が次第にはっきりと聞こえ始め、葉人はいやいやをするように首を振る。
画像はとうとう暗い教室の中が覗けるまで窓に近寄り、そこで手振れがなくなった。
『んーっ!』
耳を塞ぐことも目を背けることもできず、ただただ机に縛り付けられた自分が、猿轡をされて下半身を剥かれると言った屈辱的なシーンを震えながら見つめる。
薄暗い教室に白く浮かび上がる自分の下半身、そして覆い被さるように黒い人影が蠢く。
まるで獣の性交かのような、荒々しく腰を動かし続けている。
やがて、ぐったりとした葉人からイチモツを引き抜き、黒い人影が走り去っていった。
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