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第2章 私はモブだったはずなのに
Ep.26 悍ましい計画
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「でっ、殿下!ヴァイス殿下ーっ!!」
「ミシェル?どうしたんだ騒騒しい、何をそんなに慌てて……」
「今っ、今しがた、ギルドの仕切りを任されているメイソン殿から報告が上がりまして……。王女殿下が、リアーナ様が黒の騎士様達と共に、北の果てに行ってしまわれたそうなのです!」
「何だって……!?父上と母上はその事をご存知でないのか!」
顔色を失くした主人の問いに、ミシェルは言いづらそうにしつつも頭を振る。
「それが……、他ならない陛下が許可を出されたようでして……」
「……っ!」
その話が事実ならば、きっと父は、母は、彼等に関することで何か良からぬことを企んでいる。
そもそも、先日リアーナはセレスティア達を国に返さないのはヴァイスの意思だと謗ったが、実は彼女達の滞在を長期にと提案したのは他ならぬ両親だった。オルテンシアの若き王は早めに帰国をと思っていたようだが、年齢や国力の差などからあまり強く出られなかったようだ。
「……ミシェル、一番上質な礼服を出してくれ。私が直接、陛下と話しに行く」
ただならぬ雰囲気を感じ取ったのだろう。ミシェルは深く頷き、上質な漆黒のマントを広げ主君の背中に被させた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
国王は何も常に謁見の間に居る訳では無い。むしろ普段は執務室にいるのが基本だ。
だが、今は、きっと父は謁見の間にいる。そう直感した。
「ーっ!第一王子殿下……!」
「私は陛下に火急の用がある、そこを退け」
謁見の間の豪奢な扉の左右に立つ門番が、押し入ろうとしたヴァイスの前で互いの槍を十字に重ねた。
「その御命令は受け入れ兼ねます、殿下。陛下は、リアーナ王女殿下がお戻りになられるまで何人たりとも中に入れてはならぬと仰せです」
「それは妙だな。明日の朝方にはアストライヤ国より正式な使者が我が国に訪れる。こちらから呼び付けたのに、陛下はその者達とも対面しないおつもりか?」
ヴァイスが王に命じられアストライヤに手紙を出した事は、王宮務めの者みなが知っている。押し黙った右の門番に変わり、今度は左側の門番が口を開いた。
「お言葉ながら、王太子殿下が廃嫡となられた今、我が国の継承者争いはいつ再燃するかわかりません。ましてや貴方は忌避されるべき純白の髪をの第一王子!下手に貴方様と陛下を謁見させることが紛うことなき火種となると、どうして理解してくださらないのです!!」
「その通りです。そもそも普段から殿下は謁見の間にはいらっしゃらないでしょう!何故よりによって今なのですか……!」
「火急の用だと言ったはずだ」
今、オルテンシアは荒れている。否、嵐の前の静けさに晒されている……と言ったほうが適切だろうか。
何にせよ、今ここで跡目争いなぞ起こそうものならそれこそヴァルハラの思う壺だ。
「“何故今なのか”ではない、“今”だからこそだ。真に国の未来を案じているならば、何故それがわからない」
己が忌み子と知ってから、ヴァイスはいつも周囲を怖がらせないように細心の注意を払って生きてきた。
声音は高めに柔らかく、物腰は丁寧に。そして、恐怖の対象である紅い瞳が見えないよう、長く伸ばした前髪で気持ちばかりながら眼差しも隠して。
しかし、もうそんな事は言っていられない。
ヴァイスはおろしていた前髪を片手で無造作に上げ、門番に地を這う声音で告げる。
「もう一度言う、そこを退け」
生まれて初めて“王族”の威厳を見せた第一王子に気圧され、門番達は静かに槍を下ろした。
中に入ると、想定した通り中は人払いがされており、両親だけが長い階段の頂点に腰掛けていた。
ヴァイスは肩に掛かっていたマントを払いながら、国王に向かい片膝を付く。
「無礼は承知で馳せ参じました、陛下。私が何を伺いたいか…………当然、お分かりですね?」
眼下から息子に鋭利な眼差しを向けられ、オルテンシアの王はただ、笑った。初めてガイアスとセレスティアを受け入れた時と同じ、人のよさそうな笑顔で。……悪魔のような、事を言う。
「リアーナの事ならば、正式に私と王妃が許可を出した。あの子は優秀だ、何も心配は要るまい?」
「えぇ。リアの魔術は既に宮仕えの魔導士にも退けを取らないもの。私は元より、あの娘を女王として育てたいと思っていたのよ」
母の本音は知っていた、別段今更驚かない。オルテンシアには女王がいた事が無かった事や、リアーナの魔力量や性格と張り合えるような男が高位貴族の令息にほとんど居なかったことから断念した事も知っている。
だからこそ、嫌な予感がした。
「……黒の騎士が我が国に漂着する少し前、リアーナとレイジのーー……ジルヴァラ侯爵令息との婚約の話がまとまりかけていた筈です。しかし先日、陛下はその話を白紙に戻された!そして今回、未婚の王室の娘を黒の騎士と同じ旅路に当てるなど、まさか彼をリアーナの相手としてあてがうつもりではないでしょうな!」
我慢出来ず怒りに声を荒げた息子を、国王は鼻で笑い飛ばす。
「……お前は魔力にこそ恵まれなかったが、もう少し賢いと思っていた。残念だ、息子よ」
王が手を叩いた途端、空間転移で呼ばれた第一騎士団が謁見の間を包囲する。四方八方から切っ先を向けられ固まったヴァイスに、王は淡々と告げた。
「たった一人で自然災害をも打ち消し、如何なる魔獣も従える漆黒の騎士。ヴァルハラが欲しがるのも納得のあの逸材……、魔力弱者の国に返すには、あまりに惜しかろう?」
「えぇ。彼がこの国にいらしてから影に観察をさせていたけれど、素晴らしい働きだったわ。それに奥方のあの娘……セレスティアさんと言ったわね。魔力そのものを無効にするだなんて能力、聞いたこともないもの」
「……っ!待て!!まさか純真な彼女まで我が国の闇に巻き込むおつもりか!」
「巻き込むだなんて……。ただ私達は、優れた能力は人の役に立ててこそだと彼女にわかってほしいのよ。外交に、国防に……他にも色々、使いこなせたら素晴らしい国の利になるわ。私、あぁ言う大人しくて女性らしい娘も欲しかったの」
(この人は、何を、言っているんだ…………?)
いや、本当はわかってる。受け入れたくないだけだ。
「だが、我が国に彼らを迎え入れるには当然、楔が必要だろう。ヴァイスとリアーナには、黒の騎士と無効化の姫を得るための楔となってもらうつもりであった。お前自身、彼女の事は好ましく思っていただろう」
「ーっ!!!……っ、巫山戯るな!私は、愛しあう者達を自身の欲のために引き離すような愚か者じゃない!」
「つまり、愛し合っていなければ良いのだろう」
「は……?」
ぽかんとしたヴァイスに、先程から不気味なほど笑顔な王妃がにこやかに説明をする。
「今回の依頼、今現地に居る騎士たちにはとある命をしてあるの。“娘の恋を出来る限り直通で成就させる手助けをするように”と。意味はわかるわね?」
(今回の依頼対象は人面鳥……。人面鳥に声を奪われた者同士は、時たま事故で声が入れ替わってしまうことがある。まさか……!)
「黒の騎士には、リアーナと男女の契を結ばせる。あの妻とリアーナならば当然リアーナを選ぶだろうが、頭の硬そうな男だからな。声の交換は、黒の騎士がごねた際の保険だ」
『明かりの無い部屋で酩酊させてしまえばわかるまい』と言う、父の言葉にゾッとした。
それはつまり、騙し討で既成事実をでっち上げると言うことじゃないかと。
「お前には、黒の騎士に捨てられたセレスティア嬢を支え、手籠めにする役割がある。……が、まぁ今は頭に血が昇って冷静になれないだろう。時が来るまで自室からは出ず、ゆっくりと考えることだ。何が本当の己の幸せに繋がるかを……な」
『連れて行け』との王の一声でヴァイスは自室に押し戻され、そのまま軟禁となってしまう。
やり場のない怒りをぶつけるように、自らの拳を開かない扉に幾度も叩きつけた。
~Ep.26 悍ましい計画~
「ミシェル?どうしたんだ騒騒しい、何をそんなに慌てて……」
「今っ、今しがた、ギルドの仕切りを任されているメイソン殿から報告が上がりまして……。王女殿下が、リアーナ様が黒の騎士様達と共に、北の果てに行ってしまわれたそうなのです!」
「何だって……!?父上と母上はその事をご存知でないのか!」
顔色を失くした主人の問いに、ミシェルは言いづらそうにしつつも頭を振る。
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「……っ!」
その話が事実ならば、きっと父は、母は、彼等に関することで何か良からぬことを企んでいる。
そもそも、先日リアーナはセレスティア達を国に返さないのはヴァイスの意思だと謗ったが、実は彼女達の滞在を長期にと提案したのは他ならぬ両親だった。オルテンシアの若き王は早めに帰国をと思っていたようだが、年齢や国力の差などからあまり強く出られなかったようだ。
「……ミシェル、一番上質な礼服を出してくれ。私が直接、陛下と話しに行く」
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だが、今は、きっと父は謁見の間にいる。そう直感した。
「ーっ!第一王子殿下……!」
「私は陛下に火急の用がある、そこを退け」
謁見の間の豪奢な扉の左右に立つ門番が、押し入ろうとしたヴァイスの前で互いの槍を十字に重ねた。
「その御命令は受け入れ兼ねます、殿下。陛下は、リアーナ王女殿下がお戻りになられるまで何人たりとも中に入れてはならぬと仰せです」
「それは妙だな。明日の朝方にはアストライヤ国より正式な使者が我が国に訪れる。こちらから呼び付けたのに、陛下はその者達とも対面しないおつもりか?」
ヴァイスが王に命じられアストライヤに手紙を出した事は、王宮務めの者みなが知っている。押し黙った右の門番に変わり、今度は左側の門番が口を開いた。
「お言葉ながら、王太子殿下が廃嫡となられた今、我が国の継承者争いはいつ再燃するかわかりません。ましてや貴方は忌避されるべき純白の髪をの第一王子!下手に貴方様と陛下を謁見させることが紛うことなき火種となると、どうして理解してくださらないのです!!」
「その通りです。そもそも普段から殿下は謁見の間にはいらっしゃらないでしょう!何故よりによって今なのですか……!」
「火急の用だと言ったはずだ」
今、オルテンシアは荒れている。否、嵐の前の静けさに晒されている……と言ったほうが適切だろうか。
何にせよ、今ここで跡目争いなぞ起こそうものならそれこそヴァルハラの思う壺だ。
「“何故今なのか”ではない、“今”だからこそだ。真に国の未来を案じているならば、何故それがわからない」
己が忌み子と知ってから、ヴァイスはいつも周囲を怖がらせないように細心の注意を払って生きてきた。
声音は高めに柔らかく、物腰は丁寧に。そして、恐怖の対象である紅い瞳が見えないよう、長く伸ばした前髪で気持ちばかりながら眼差しも隠して。
しかし、もうそんな事は言っていられない。
ヴァイスはおろしていた前髪を片手で無造作に上げ、門番に地を這う声音で告げる。
「もう一度言う、そこを退け」
生まれて初めて“王族”の威厳を見せた第一王子に気圧され、門番達は静かに槍を下ろした。
中に入ると、想定した通り中は人払いがされており、両親だけが長い階段の頂点に腰掛けていた。
ヴァイスは肩に掛かっていたマントを払いながら、国王に向かい片膝を付く。
「無礼は承知で馳せ参じました、陛下。私が何を伺いたいか…………当然、お分かりですね?」
眼下から息子に鋭利な眼差しを向けられ、オルテンシアの王はただ、笑った。初めてガイアスとセレスティアを受け入れた時と同じ、人のよさそうな笑顔で。……悪魔のような、事を言う。
「リアーナの事ならば、正式に私と王妃が許可を出した。あの子は優秀だ、何も心配は要るまい?」
「えぇ。リアの魔術は既に宮仕えの魔導士にも退けを取らないもの。私は元より、あの娘を女王として育てたいと思っていたのよ」
母の本音は知っていた、別段今更驚かない。オルテンシアには女王がいた事が無かった事や、リアーナの魔力量や性格と張り合えるような男が高位貴族の令息にほとんど居なかったことから断念した事も知っている。
だからこそ、嫌な予感がした。
「……黒の騎士が我が国に漂着する少し前、リアーナとレイジのーー……ジルヴァラ侯爵令息との婚約の話がまとまりかけていた筈です。しかし先日、陛下はその話を白紙に戻された!そして今回、未婚の王室の娘を黒の騎士と同じ旅路に当てるなど、まさか彼をリアーナの相手としてあてがうつもりではないでしょうな!」
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「……お前は魔力にこそ恵まれなかったが、もう少し賢いと思っていた。残念だ、息子よ」
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「巻き込むだなんて……。ただ私達は、優れた能力は人の役に立ててこそだと彼女にわかってほしいのよ。外交に、国防に……他にも色々、使いこなせたら素晴らしい国の利になるわ。私、あぁ言う大人しくて女性らしい娘も欲しかったの」
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「ーっ!!!……っ、巫山戯るな!私は、愛しあう者達を自身の欲のために引き離すような愚か者じゃない!」
「つまり、愛し合っていなければ良いのだろう」
「は……?」
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(今回の依頼対象は人面鳥……。人面鳥に声を奪われた者同士は、時たま事故で声が入れ替わってしまうことがある。まさか……!)
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それはつまり、騙し討で既成事実をでっち上げると言うことじゃないかと。
「お前には、黒の騎士に捨てられたセレスティア嬢を支え、手籠めにする役割がある。……が、まぁ今は頭に血が昇って冷静になれないだろう。時が来るまで自室からは出ず、ゆっくりと考えることだ。何が本当の己の幸せに繋がるかを……な」
『連れて行け』との王の一声でヴァイスは自室に押し戻され、そのまま軟禁となってしまう。
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