【本編完結】苦痛にまつわるエトセトラ【R-18】

戌依 寝子 (旧いろあす)

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おまけ。名前にまつわるエトセトラ

暖炉の前で ~わがまま~

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「おい貴様」
「ん? なぁに?」
「……おい、貴様」
「え、なにマオちゃん」
「私をマーオと呼ぶな。貴様、何も思わんのか」
「何が?」
「……「貴様」と呼ばれるのは、日本人にとっては侮辱的な意味ではないのか?」
「んん? いや、まぁ、そうかもしれないけど、マオちゃんが僕に声を掛けてくれるだけで嬉しいから別に気にならないかなぁ」
「……」
「うわぁ不服そう。何が言いたいの?」
「……なまえを」
「ん?」
「……私もきさ、……貴方の名前が知りたい」
「……っ!!」
「……良からぬことを考えるなよ異常者」
「ギリギリ堪えてる」
「二度と聞かんからな」
「手厳しい……」
「これ以上私に恥をかかせるな」
「照れくさいって素直に言、ごめんっ、僕が照れくさいんですっ」
「私に名前を呼ばれたくないのか?」
「……本堂ほんどう 慧慈けいじといいます……」
「けいじ?」
「そう、けいじ。彗星の彗に心で「けい」、それから慈愛の「」」
「慧慈……」
「ん」
「慧慈」
「んふ、なに?」
「貴方らしい、素晴らしい名前だな」
「そう? 仰々しいでしょ」
「慧は知性や判断力の優れた状態を表す。あなたの異常なまでの聡明さにピッタリだ。慈は狂気すら感じる愛情深さをよく示している。名は体を表すとはよく言ったものだな」
「え、僕いま貶されてる?」
「褒めている」
「そう……」
「慧慈」
「うん。なぁに?」
「私を、落としてくれてありがとう」
「ふふ、どういたしまして。マァオも、落ちてきてくれてありがとう」
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