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第十二集
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3の1 光海
徐有容は必死に手を外そうともがいていた。蛇が降ってくるは、気を失わされるわで、不安な日々を送っていた。 そんな時 突然 今度は首を絞められた。
このままでは死ぬ。そう思ったその時、見えない犯人の手が緩んだ。これで助かる。そう思った。
「けほっ、けほっ、けほっ、けほっ」
相手の気が変わらないない逃げなければ、本当に殺される。激しくしせき込みながら犯人の魔の手から逃げようと、床を這うように離れようとした。すると、その手が何かをつかんだ。カサッと言う聞きなれた音に目が動く。
(えっ!?)
明るく照らされている自分の手がつかんでいるのは間違いなくコンビニのレジ袋だ。
有容はハッとして辺りを見まわす。
(かっ、帰ってこれたの?)
フローリングの床、壁紙、机にパソコンにキャスター付き椅子。どれもこれも知っている物だかりだ。見知らぬ部屋だが、まちがいなく現代の部屋だ。ふと見上げると眩しさに自然と目が細くなる。蛍光灯だ。さっきまで夜だったはずなのに真昼のように明るい。
こみ上げてくる嬉しさに、まだ早いと言いながらも口元が緩む。光海にもどって来たの? それとも別の場所? 今日は何日?
そうだ。カレンダーだ。
カレンダーを見ればわかる。
そう思って キョロキョロしていると、
「お前は誰だ!」
3の2
沈天祐は呆然と自分の両手を見ていた。
さっきまでこの手で首を絞めていた。徐有蓉が確かに苦しみながら体をバタつかせて必死に抵抗していた。手にはまだ首を絞めた感触が残っている。止めを刺そうと最後の力を込めた時自分の手が何重にも見えた。地震が来たのかと気が反れて一瞬手が緩んだ。そして、気付いた時には完全に手を離していた。
否、正確には命乞いする悲しそうな目を見た時だ。床を這いつくばって逃げようとする姿に徐の面影はない。この女は……何者だ?
「お前は誰だ!」
3の3
突然、怒鳴られた。
「ごっ、ごめんなさい」
きびしい声にちぢみあがる。そうだった。
ここは他人の部屋だった。色々確かめたいけど。それより先にここから逃げよう。確かめるのはその後だ。
「何処から入って来た!」
いきなり知らない女があらわれたから怒るのは当たり前だ。うかれてる場合じゃない。
しかも声からして男の人だ。早く出て行かないと。これ以上怒らせたくない。
「すっ、すぐ出て行きます」
そろりと立ち上がると声のした方に頭を下げながらドアへ向かう。顔を見るのが怖い。
顔を見たらいんねんをつけられそうだ。こういう時は逃げるのが一番だ。
「待て!」
徐有容は命令口調にピタリと止まる。
もはや癖だ。抗えない。頭では早く逃げなくてはと分かっても身体が言う事を聞かない。
相手が誰だか分からないから予想がつかない。ピカピカにみがき上げられた革靴が近づいて来る。このパターンだと 型を疲れたり頭をはたかれたりする。
このままだとなぐられる。怖い……しょちゅうなぐられるけど、なぐられるのは嫌だ。
それでも言われた通り、ジッとしていると男が回り込んで来てドアの前で止まった。
ただでは帰してくれそうにない。
ダメだ。逃げられない。どうしよう……。なぐられるだろうか? 髪をわしずかみにして引きずられる? 壁に突き飛ばされる?
今までされたことが次々と浮かぶ 。我慢だ。我慢。反抗したらもっとひどい目に遭う。
恐怖にスカートをにぎりしめる。
ぎゅっと閉じた目にじわりと涙が目のふちにたまる。
(怖い。怖いよ。お母さん……)
泣きたくなる。でも泣くともっとなぐられる。だから怒りがおさまるまで待つしかない。いつ殴られてもいいように、グッと奥歯に力を入れる。
「こっちを見ろ」
「っ」
一瞬、顔を上げたがすぐにふせた。
自分を見る他人の目が怖い。だから、まともに目が見れない。この男の人に浮かぶのは、あわれみ? にくしみ? それとも喜び。
皆、うれしそうに私をいじめる。
カタカタと震えながら出方を待っていると男の革靴が私の足にぶつかる。
何に怒ってるのか見当ももつかない。でも、きっと何か気にさわることをしたんだ。きっとそうだ。なぐられる! 反射的に手で頭をかばうと呪文のように 謝った。
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
「………」
しかし、何もおこらない。怒ってないの?
みんながみんな私に冷たいわけじゃない。パートのおばちゃんはお菓子をくれたりする。
向こうで会った沈若渓さんも俊豪さんも優しかった。ここで初めて相手が優しい人なのかもと期待して恐る恐る顔を上げた。
そこにいたのは親切そうな顔の人じゃ無くて、ハンサムだがものすごくけわしい顔をしている人だった。年のころは二十代後半、ツーブロックで髪がサラサラしている。鼻筋がとおっていて時代劇に出てくる皇子様見たいにキラキラしてる。目を合わせるとにらまれた。さっと視線をそらした。途端に我に帰る。怒ってる すごく怒ってる。
何で怒っているのかその理由をさがそう。これ以上機嫌をそこねたら、本当なぐられてしまう。
3の4
もう一度徐の目を覗き込むと今度は怯えたような瞳が自分を捉えた。そして、それからはまるで別人のようにおどおどして謝ってばかり。沈天祐はそばに寄っただけで頭をかばう仕草も 謝罪の言葉を連呼する姿も、被害者ぶってる。そう思った。さっきまでの態度と 真反対だ。演技にしてもお粗末すぎる。
(………)
眉を顰める。明らかに違う。徐有蓉の気が触れたとしても自尊心が無さすぎる。解せない。もしそうなら最初からそのふりをするものだ。それにあの自分が壺振りのサイコロになったよな感じ……。
(徐有蓉は時代を飛んだのか?)
来ることが出来るなら帰る事だって出来るだろう。では、さっきまで首を絞めても睨み返していた徐有蓉は何処へ? 扉が開いた音も気配も無かった。何よりずっと目を離さなかった。
「本物の徐有蓉は何処だ?」
私の言葉にハッとして女が顔を上げる。その顔はさっきとは打って変わって自信に満ちた明るい笑顔だった。顔の作りは美女と呼ばれた徐有蓉と同じだが、細部が違う。目元が少し垂れていて口角が上がると穏やかな表情に変わる。
(笑うとこんな顔何だ……)
その笑顔のまま女が立ち上がると着ていた服を脱ぎ始める。ここにきて色仕掛け?
「なっ、何をする気だ」
止めようと言う間もなく
まるで、埃を掃うかのように何気なく。
上着を脱いだ。そして、シャツのボタンを外してサッと脱いでしまった。白くやせ細った体。桜色の布に包まれた胸に自然と目が行ってしまう。こっらでは当たり前でもみだらな格好だ。この時代 貞操という言葉は消滅している。目のやり場に困る。
慌ててシャツを拾うと背を向けて女に渡そうとしたが、私の顔の前に女が腕を突き出した。この娘は何故私に腕を見せる。力こぶ でも自慢したいのか?
「見て下さい。罪人の証の刺青がありません」
「えっ?」
刺青!? そんなもの見せろとも言っていないのに妙に積極的だ。どう言う事だ?
期待に満ちた目の女を見て眉間に皺を寄せる。何がしたい?
「ほら見て下さい。これで私が別人だと分かるはずです」
そのことで何故自分が別人だと証明できるんだ。それでも 王元の報告では徐有蓉は美容整形の病院に通っていたということだ。
(その手術を受ける為に金を稼いでいる途中だったはずたったが、もう貯めたのか?)
そこですでに刺青を消したとも考えられる。
促されるように腕を見た。確かに無い。代わりに丸い小さな火傷の跡がある。
天祐は腕を掴むと火傷の痕を念入りに確かめる。つい最近の物から古い物まで何度もされたようで固く甲羅のようになっている場所もある。施術というより 虐待 に近い。
腕を離す。この娘の言う通り別人かもしれない。しかし、これはどう言う事だ?
入れ替わったのか?
考えていると娘がトントンと腕を叩く。自然と目を向けると娘が前髪を押し上げて顔を寄せて来た。
(ちっ、近い……)
妹以外でここまで女子に近寄られたことはない。思わず のけぞってしまった。トクトク
と鼓動が早くなる。しかし、この娘にはそういう考えはないようだ。
「後、ココも見て下さい。ひたいの傷です。俊豪様が、彼女には無いと言ってました」
「俊豪! 何故、その名前を知っている?」
懐かしい名前に驚く。
もう聞くことはないと思っていた。娘の両肩をつかむと早く答えろと揺さぶる。俊豪は、正直言って歴史に名が残るほどの男ではない。それなのに知っていると言う事は、会った事があるんだ。あいつもこっちの時代に来たのか?
「私、さっきまでその時代に居ましたから」
「なっ、何だって!
徐有容は必死に手を外そうともがいていた。蛇が降ってくるは、気を失わされるわで、不安な日々を送っていた。 そんな時 突然 今度は首を絞められた。
このままでは死ぬ。そう思ったその時、見えない犯人の手が緩んだ。これで助かる。そう思った。
「けほっ、けほっ、けほっ、けほっ」
相手の気が変わらないない逃げなければ、本当に殺される。激しくしせき込みながら犯人の魔の手から逃げようと、床を這うように離れようとした。すると、その手が何かをつかんだ。カサッと言う聞きなれた音に目が動く。
(えっ!?)
明るく照らされている自分の手がつかんでいるのは間違いなくコンビニのレジ袋だ。
有容はハッとして辺りを見まわす。
(かっ、帰ってこれたの?)
フローリングの床、壁紙、机にパソコンにキャスター付き椅子。どれもこれも知っている物だかりだ。見知らぬ部屋だが、まちがいなく現代の部屋だ。ふと見上げると眩しさに自然と目が細くなる。蛍光灯だ。さっきまで夜だったはずなのに真昼のように明るい。
こみ上げてくる嬉しさに、まだ早いと言いながらも口元が緩む。光海にもどって来たの? それとも別の場所? 今日は何日?
そうだ。カレンダーだ。
カレンダーを見ればわかる。
そう思って キョロキョロしていると、
「お前は誰だ!」
3の2
沈天祐は呆然と自分の両手を見ていた。
さっきまでこの手で首を絞めていた。徐有蓉が確かに苦しみながら体をバタつかせて必死に抵抗していた。手にはまだ首を絞めた感触が残っている。止めを刺そうと最後の力を込めた時自分の手が何重にも見えた。地震が来たのかと気が反れて一瞬手が緩んだ。そして、気付いた時には完全に手を離していた。
否、正確には命乞いする悲しそうな目を見た時だ。床を這いつくばって逃げようとする姿に徐の面影はない。この女は……何者だ?
「お前は誰だ!」
3の3
突然、怒鳴られた。
「ごっ、ごめんなさい」
きびしい声にちぢみあがる。そうだった。
ここは他人の部屋だった。色々確かめたいけど。それより先にここから逃げよう。確かめるのはその後だ。
「何処から入って来た!」
いきなり知らない女があらわれたから怒るのは当たり前だ。うかれてる場合じゃない。
しかも声からして男の人だ。早く出て行かないと。これ以上怒らせたくない。
「すっ、すぐ出て行きます」
そろりと立ち上がると声のした方に頭を下げながらドアへ向かう。顔を見るのが怖い。
顔を見たらいんねんをつけられそうだ。こういう時は逃げるのが一番だ。
「待て!」
徐有容は命令口調にピタリと止まる。
もはや癖だ。抗えない。頭では早く逃げなくてはと分かっても身体が言う事を聞かない。
相手が誰だか分からないから予想がつかない。ピカピカにみがき上げられた革靴が近づいて来る。このパターンだと 型を疲れたり頭をはたかれたりする。
このままだとなぐられる。怖い……しょちゅうなぐられるけど、なぐられるのは嫌だ。
それでも言われた通り、ジッとしていると男が回り込んで来てドアの前で止まった。
ただでは帰してくれそうにない。
ダメだ。逃げられない。どうしよう……。なぐられるだろうか? 髪をわしずかみにして引きずられる? 壁に突き飛ばされる?
今までされたことが次々と浮かぶ 。我慢だ。我慢。反抗したらもっとひどい目に遭う。
恐怖にスカートをにぎりしめる。
ぎゅっと閉じた目にじわりと涙が目のふちにたまる。
(怖い。怖いよ。お母さん……)
泣きたくなる。でも泣くともっとなぐられる。だから怒りがおさまるまで待つしかない。いつ殴られてもいいように、グッと奥歯に力を入れる。
「こっちを見ろ」
「っ」
一瞬、顔を上げたがすぐにふせた。
自分を見る他人の目が怖い。だから、まともに目が見れない。この男の人に浮かぶのは、あわれみ? にくしみ? それとも喜び。
皆、うれしそうに私をいじめる。
カタカタと震えながら出方を待っていると男の革靴が私の足にぶつかる。
何に怒ってるのか見当ももつかない。でも、きっと何か気にさわることをしたんだ。きっとそうだ。なぐられる! 反射的に手で頭をかばうと呪文のように 謝った。
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
「………」
しかし、何もおこらない。怒ってないの?
みんながみんな私に冷たいわけじゃない。パートのおばちゃんはお菓子をくれたりする。
向こうで会った沈若渓さんも俊豪さんも優しかった。ここで初めて相手が優しい人なのかもと期待して恐る恐る顔を上げた。
そこにいたのは親切そうな顔の人じゃ無くて、ハンサムだがものすごくけわしい顔をしている人だった。年のころは二十代後半、ツーブロックで髪がサラサラしている。鼻筋がとおっていて時代劇に出てくる皇子様見たいにキラキラしてる。目を合わせるとにらまれた。さっと視線をそらした。途端に我に帰る。怒ってる すごく怒ってる。
何で怒っているのかその理由をさがそう。これ以上機嫌をそこねたら、本当なぐられてしまう。
3の4
もう一度徐の目を覗き込むと今度は怯えたような瞳が自分を捉えた。そして、それからはまるで別人のようにおどおどして謝ってばかり。沈天祐はそばに寄っただけで頭をかばう仕草も 謝罪の言葉を連呼する姿も、被害者ぶってる。そう思った。さっきまでの態度と 真反対だ。演技にしてもお粗末すぎる。
(………)
眉を顰める。明らかに違う。徐有蓉の気が触れたとしても自尊心が無さすぎる。解せない。もしそうなら最初からそのふりをするものだ。それにあの自分が壺振りのサイコロになったよな感じ……。
(徐有蓉は時代を飛んだのか?)
来ることが出来るなら帰る事だって出来るだろう。では、さっきまで首を絞めても睨み返していた徐有蓉は何処へ? 扉が開いた音も気配も無かった。何よりずっと目を離さなかった。
「本物の徐有蓉は何処だ?」
私の言葉にハッとして女が顔を上げる。その顔はさっきとは打って変わって自信に満ちた明るい笑顔だった。顔の作りは美女と呼ばれた徐有蓉と同じだが、細部が違う。目元が少し垂れていて口角が上がると穏やかな表情に変わる。
(笑うとこんな顔何だ……)
その笑顔のまま女が立ち上がると着ていた服を脱ぎ始める。ここにきて色仕掛け?
「なっ、何をする気だ」
止めようと言う間もなく
まるで、埃を掃うかのように何気なく。
上着を脱いだ。そして、シャツのボタンを外してサッと脱いでしまった。白くやせ細った体。桜色の布に包まれた胸に自然と目が行ってしまう。こっらでは当たり前でもみだらな格好だ。この時代 貞操という言葉は消滅している。目のやり場に困る。
慌ててシャツを拾うと背を向けて女に渡そうとしたが、私の顔の前に女が腕を突き出した。この娘は何故私に腕を見せる。力こぶ でも自慢したいのか?
「見て下さい。罪人の証の刺青がありません」
「えっ?」
刺青!? そんなもの見せろとも言っていないのに妙に積極的だ。どう言う事だ?
期待に満ちた目の女を見て眉間に皺を寄せる。何がしたい?
「ほら見て下さい。これで私が別人だと分かるはずです」
そのことで何故自分が別人だと証明できるんだ。それでも 王元の報告では徐有蓉は美容整形の病院に通っていたということだ。
(その手術を受ける為に金を稼いでいる途中だったはずたったが、もう貯めたのか?)
そこですでに刺青を消したとも考えられる。
促されるように腕を見た。確かに無い。代わりに丸い小さな火傷の跡がある。
天祐は腕を掴むと火傷の痕を念入りに確かめる。つい最近の物から古い物まで何度もされたようで固く甲羅のようになっている場所もある。施術というより 虐待 に近い。
腕を離す。この娘の言う通り別人かもしれない。しかし、これはどう言う事だ?
入れ替わったのか?
考えていると娘がトントンと腕を叩く。自然と目を向けると娘が前髪を押し上げて顔を寄せて来た。
(ちっ、近い……)
妹以外でここまで女子に近寄られたことはない。思わず のけぞってしまった。トクトク
と鼓動が早くなる。しかし、この娘にはそういう考えはないようだ。
「後、ココも見て下さい。ひたいの傷です。俊豪様が、彼女には無いと言ってました」
「俊豪! 何故、その名前を知っている?」
懐かしい名前に驚く。
もう聞くことはないと思っていた。娘の両肩をつかむと早く答えろと揺さぶる。俊豪は、正直言って歴史に名が残るほどの男ではない。それなのに知っていると言う事は、会った事があるんだ。あいつもこっちの時代に来たのか?
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