錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。

いいたか

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第七十七話 久々の顔出し

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出来上がったマジックバッグに食料をドンドン入れていく。
中は時間が進まない嬉しい仕様になっているが、念の為日持ちしやすい物も多く買っておく。

干し肉とかお店の在庫を全て買い切ってしまったくらいだ。
米などや調味料の類も買ってあるので安心だ。

ゴードン武具店にも寄り、予備の剣と槍、一応何かあった時の為の弓と矢を購入しておく。

「おい、こんなに買ってくれるのはありがたいがこれから戦争でもあんのか?」

「分からないですが、大きな戦いにはなるのが予想されますね」

「なら、お前さん、死ぬなよ」

「はい!」

金貨を払い俺は武器をマジックバッグにしまい、店を後にする。
この流れで各ギルドにも顔を出しておこう。

まずはここから一番近い商業ギルドだ。
昼間だからか若干空いており、受付まで直行出来そうである。 いつもの受付嬢のアンナでは無いが感じの良さそうな子だ。

「すみません、テイルですが。 しばらく街を留守にするので、何かありましたらクリスエル公爵家に伝言を残す様にマスターにお伝えください!」

「わかりました。 そう対応させていただきます。 お若いのにしっかりされていますね。 冷蔵庫のテスト品、大好評ですよ」

「ありがとうございます! 街に戻ってきた際はすぐに量産体制に入れるよう善処するのでもうしばらく使って様子見てください」

「かしこまりました。 私の名前はアリエラよ。 以後お見知りおきを」

「よろしくお願いします!」

アリエラと少し談笑し、今後の展開を少し話しておく。

「あ、そうだ、商業ギルドの他の支部でもお金はおろす事は出来るのですか?」

「可能ですよ。 どこの支部でも共通しております」

それなら安心して向かえそうだ。

「ありがとうございました! では、また来ます!」

「はい、またいらしてください」

そして商業ギルドを出た後、冒険者ギルドへと向かう。
毎回冒険者ギルドへ向かうなり奇異の目を向けられるのだよな。
ギルドの酒場スペースは昼なのに人が多いな。 クエスト明けだろうか?

すると受付に呼び出される。

「テイル様! テイル様の先日行っていた盗賊の捕縛ですが賞金首が居ましたので、ランクアップと相応の報酬が出ておりますのでギルドカードをお預かりしてもよろしいですか?」

心当たりがある。 先日だがドーラ様と盗賊を見かけたので全員まるっと生け捕りにしたのだった。

「わかりました」

数分だが待っていると受付嬢が戻って来る。 若干ドン引きをしていたが気のせいだろうか。

「Bランク昇格おめでとうございます。 Bランクのギルドカードから討伐したモンスターなどの履歴が閲覧可能になります。 驚いてしまったのですが、魔族の討伐もなさっているのですね」

「多分してるんだと思います。 記憶が一部あやふやで」

「そうなのですね。 でしたら、ギルドカードは無くさない様お願いしますね。 詐欺に使われるだけでなく、再発行にお金がかかったり、街や王都へ入れなくなったりするので」

「わかりました。 ご丁寧にありがとうございます」

俺は、周囲から奇異の目から若干だが恐怖の視線の方が感じる様になってしまった。
ここは冒険者らしい事でもしておこうか。

「お、今日は酒場にいっぱい冒険者がいるじゃないか。 昇格したし俺は気持ちが良いんだ! マスター、提供した冷蔵庫でキンキンに冷やしたエールをここに居る冒険者全員に俺の奢りで振舞ってくれ!」

マスターに金貨を数枚渡す。 これも俺の名を知ってもらう為のパフォーマンスだが良い。

「畏まりました」

マスターが答える。 給仕もやる気満々だ。

「兄ちゃん、確かテイルだっけか? ランクアップおめでとうな! レイゾウコで冷やしたエール俺は大好きなんだ! 感謝するぜ」

様々からおめでとうの声と感謝の声が届く。 皆、俺に対して恐怖心の様な物は無くなったようだ。

俺は一足先に退散し、魔法師ギルドへと向かう。
魔法師ギルドでも有名人になっているらしく入るなり凄い視線を感じてしまう。
人が綺麗に割れて行ったのでスムーズに受付に辿り着いた。

「魔法師ギルドには久々に訪れたのですが、大がかりな旅に出なければならなくなってしまって、戻り次第何か依頼を受けたいのですが、予約は出来ますか?」

「ボツラム砦の魔法師団に欠員が出たのでそこの仮団員等はどうでしょう。 正規団員が入るまでの繋ぎですが。 ここだけの話、この依頼受けてくれる方が居なくて困っているのですよね…」

「わかりました、その依頼を予約します。」

「ありがとうございます!」

そうして物資補充も顔出しも終えたので、学院に戻りマーリン様達に報告する事にした。
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