46 / 291
勇者探索任務~サイテハの洞窟
LV45 作戦開始
しおりを挟む
第45話 LV45 作戦開始
当面はサイテハの洞窟入り口に
拠点を作り探索を開始する。
サイテハの洞窟は途中に分岐路が多数あるため
5人で7チームのパーティーに分かれて探索する。
割り振りは冒険者4人に城兵1人。
残った6人の城兵はこの拠点にて待機し
帰還者のサポートを行う。
洞窟を進み新たに拠点にできそうな場所を発見次第、
新たに 全員で拠点を洞窟内に移す。
それを繰り返し、徐々に洞窟深層に進んで行く。
城兵の隊長、マルクが作戦を伝えると
道具師のマーロンがそれぞれのチームにアイテムを渡していく。
「これ何ですか?」
首をかしげるフミヤにマーロンが言う。
「これは時の羅針盤。この針が一周回れば およそ半日が終わる。
一周したら一旦、拠点に帰還してほしい。」
マーロンから説明を受け、羅針盤を受け取ったチームは
それぞれ支度をし洞窟に入って行った。
「皆さん、よろしくお願いします。」
チーム【モンペロ】のメンバーに
城兵のリルドが加入し、5人と2匹はいざ、洞窟へ。
「ようやく、役に立てそうだな。」
ドレンはランタンに光ゴケを入れ、
辺りを照らしながら先頭を進んで行く。
*ドレンは魔物探知LV4を使った。
「これでモンスターの不意打ちは避けられる。」
「魔物探知か、それは便利だ。」
ジンはドレンを頼もしく思いながら
かつて若い頃、ベン(ジンの兄、ドレンの師匠)と旅をした
懐かしい日の事を思い出していた。
「そういえば ベンの魔物探知は凄かったなー。」
「ええ、師匠の魔物探知は5キロ先くらいまで正確に
感知できてましたもんね。
俺なんか まだ、300メートルくらいがやっとですからね。」
「まあ、それだけできれば十分だ。」
フミヤは持っているカバンを開けた。
「そろそろ出ておいで、メロ。」
「モキュ。」
メロはカバンから出るとヤマダの頭に乗ると
フミヤ達の周りを明るく照らす。
「な・・なんですか、それ?」
リルドは初めて見るメロに驚いていた。
「ヤマダと一緒でテイムしたモンスターですよ。
ゴールドレアスライムです。」
「素晴らしい、少し触ってもいいですか?」
リルドはフミヤに許可をもらい、メロを触らせてもらう。
ガブッ!
「うあああ。」
「こ、こらメロ!」
メロはリルドの手を噛みついた。
どうやらメロは人見知りをするようだ。
「ずるい。私も触りたい!」
モコはメロの頭を撫でた。
*メロは嬉しそうにモコの手にすり寄っている。
「こいつ・・・女好きだな。」
「おい、お前ら ちょっと緊張感持てよ。」
*ジンのツッコみは辺りに空しく響いた。
当面はサイテハの洞窟入り口に
拠点を作り探索を開始する。
サイテハの洞窟は途中に分岐路が多数あるため
5人で7チームのパーティーに分かれて探索する。
割り振りは冒険者4人に城兵1人。
残った6人の城兵はこの拠点にて待機し
帰還者のサポートを行う。
洞窟を進み新たに拠点にできそうな場所を発見次第、
新たに 全員で拠点を洞窟内に移す。
それを繰り返し、徐々に洞窟深層に進んで行く。
城兵の隊長、マルクが作戦を伝えると
道具師のマーロンがそれぞれのチームにアイテムを渡していく。
「これ何ですか?」
首をかしげるフミヤにマーロンが言う。
「これは時の羅針盤。この針が一周回れば およそ半日が終わる。
一周したら一旦、拠点に帰還してほしい。」
マーロンから説明を受け、羅針盤を受け取ったチームは
それぞれ支度をし洞窟に入って行った。
「皆さん、よろしくお願いします。」
チーム【モンペロ】のメンバーに
城兵のリルドが加入し、5人と2匹はいざ、洞窟へ。
「ようやく、役に立てそうだな。」
ドレンはランタンに光ゴケを入れ、
辺りを照らしながら先頭を進んで行く。
*ドレンは魔物探知LV4を使った。
「これでモンスターの不意打ちは避けられる。」
「魔物探知か、それは便利だ。」
ジンはドレンを頼もしく思いながら
かつて若い頃、ベン(ジンの兄、ドレンの師匠)と旅をした
懐かしい日の事を思い出していた。
「そういえば ベンの魔物探知は凄かったなー。」
「ええ、師匠の魔物探知は5キロ先くらいまで正確に
感知できてましたもんね。
俺なんか まだ、300メートルくらいがやっとですからね。」
「まあ、それだけできれば十分だ。」
フミヤは持っているカバンを開けた。
「そろそろ出ておいで、メロ。」
「モキュ。」
メロはカバンから出るとヤマダの頭に乗ると
フミヤ達の周りを明るく照らす。
「な・・なんですか、それ?」
リルドは初めて見るメロに驚いていた。
「ヤマダと一緒でテイムしたモンスターですよ。
ゴールドレアスライムです。」
「素晴らしい、少し触ってもいいですか?」
リルドはフミヤに許可をもらい、メロを触らせてもらう。
ガブッ!
「うあああ。」
「こ、こらメロ!」
メロはリルドの手を噛みついた。
どうやらメロは人見知りをするようだ。
「ずるい。私も触りたい!」
モコはメロの頭を撫でた。
*メロは嬉しそうにモコの手にすり寄っている。
「こいつ・・・女好きだな。」
「おい、お前ら ちょっと緊張感持てよ。」
*ジンのツッコみは辺りに空しく響いた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる