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最終章
最終章-13
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そうして己の胸に滴り落ちた唾液を、まるでローションのように、胸へと擦りつけてみせる。
当然ながら、唾液だけでは量が足りないのだが、聖は巧みに手の平へ強弱をつけ、ピチャピチャと音を立てて見せた。
「あ――んぅ」
鼻に抜けるような、切なく甘い声を上げながら、用意された椅子へと浅く腰掛ける。
演出としては最高だ。
椅子に浅く座った状態で仰け反ってみせると、唾液で濡れ光る胸の突起が旨そうにそそり立っているのが客達によく見える。
これは堪らない。
客達は獣のように興奮して、ますます鼻息が荒くなっていく。
熱い視線を一身に浴びながら、次に聖は、ゆっくりと片膝を立ててみせた。
だが、片手で股間を緩く覆っているので、客達からはよく見えない。
もう片方の手を思わせぶりに中空で振ると、その手を自分の唇に持って行き、ぺちゃぺちゃと音を立てて形の良い指を舐る。
何をする気だろうと、客たちは無言のまま瞬きを忘れたように見つめ続けた。
聖は糸を引く指を唇から抜くと、それをゆっくりと下肢へと伸ばす。
「んぁ……」
緋色の唇から、喘ぐような声が漏れる。
膝を折った状態のまま、両手で己の雄芯を包み込み、上下にゆるゆると動かす。
すると、いやらしい水音がぐちゅっと鳴った。
「あ、あ、あぁ――んぅ」
脳髄を痺れさせるような甘い声に、客達はピンク色の霞が掛かったような眼差しになる。
しかし、両手で覆っているので肝心の雄芯の姿がよく見えない。
「おい、もっと……足を大きく――」
興奮で声を詰まらせながら、客の一人が言う。
だが、聖は体勢を替えぬまま、淫靡な音だけを奏で続ける。これはこれで興奮するが。
「――誰か、彼の膝をもっと開いてやりなさい」
安蒜が目をギラギラさせながら、そんな酷い指示を出した。
豊川も、生唾を呑み込みながら追従するように頷く。
当然ながら、唾液だけでは量が足りないのだが、聖は巧みに手の平へ強弱をつけ、ピチャピチャと音を立てて見せた。
「あ――んぅ」
鼻に抜けるような、切なく甘い声を上げながら、用意された椅子へと浅く腰掛ける。
演出としては最高だ。
椅子に浅く座った状態で仰け反ってみせると、唾液で濡れ光る胸の突起が旨そうにそそり立っているのが客達によく見える。
これは堪らない。
客達は獣のように興奮して、ますます鼻息が荒くなっていく。
熱い視線を一身に浴びながら、次に聖は、ゆっくりと片膝を立ててみせた。
だが、片手で股間を緩く覆っているので、客達からはよく見えない。
もう片方の手を思わせぶりに中空で振ると、その手を自分の唇に持って行き、ぺちゃぺちゃと音を立てて形の良い指を舐る。
何をする気だろうと、客たちは無言のまま瞬きを忘れたように見つめ続けた。
聖は糸を引く指を唇から抜くと、それをゆっくりと下肢へと伸ばす。
「んぁ……」
緋色の唇から、喘ぐような声が漏れる。
膝を折った状態のまま、両手で己の雄芯を包み込み、上下にゆるゆると動かす。
すると、いやらしい水音がぐちゅっと鳴った。
「あ、あ、あぁ――んぅ」
脳髄を痺れさせるような甘い声に、客達はピンク色の霞が掛かったような眼差しになる。
しかし、両手で覆っているので肝心の雄芯の姿がよく見えない。
「おい、もっと……足を大きく――」
興奮で声を詰まらせながら、客の一人が言う。
だが、聖は体勢を替えぬまま、淫靡な音だけを奏で続ける。これはこれで興奮するが。
「――誰か、彼の膝をもっと開いてやりなさい」
安蒜が目をギラギラさせながら、そんな酷い指示を出した。
豊川も、生唾を呑み込みながら追従するように頷く。
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