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第3話 7並べの塞き止め決壊の様な感じ
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この世界に飛ばされて10日目。
SPを貯めつつ、軍団を増強していた俺は、一人部屋に残っていた。
軍団は初期メンバーの4匹+2日目に追加した2匹の合計6匹を隊長として、5ゴブ組の小部隊を編成。合計30ゴブまで増強。
装備も、金属バットとお手製盾の他、一昨日、試しに試作したお手製槍も装備させている。
DIY用の丸形木材にナイフをしっかりと固定して作ったもどきだ。
今までの攻撃手段は接敵するしかなかったので、時たま手足を負傷することがあった。
今回、遠距離攻撃が手に入ったことでその事故が格段に減った。
それで今回、狩猟はゴブリンだけに託してみることにしたのだ。
後50日が過ぎたら殺される可能性が出てくることを考えると、防衛設備の増強は必須。
それに、ゴブリンたちを増やしすぎたことで、彼らのねぐらとなっていた通路は緑一色。
陣地の拡大も早急に対応しなくちゃいけない。
ゴブたちの頑張りのおかげで現在のSeed Pointは33万と5千ちょい。
拡張機能に手を出しても大丈夫だろう。
『拡張』のアプリを開くと、前回と同じく画面中央に2㎝程の線と四角の枠があるだけのマップが現れる。
画面下のメニューから拡張を選び、通路に沿ってなぞるとSPを消費して指先の操作1つで洞窟が広がっていく。
まずはゴブたちの部屋。
俺の部屋の近くに小隊長たちの幹部部屋を、入り口から少し離れたあたりに大きめの部屋と小さめの部屋を作る。
大きめの部屋を平ゴブたちの住処、小さめの部屋を装備品の管理倉庫にするつもりだ。
高さ3m設定で俺の部屋と同じくらいの広さの幹部部屋を作る。
これで消費が400SP程、予想よりも安上がりだ。
倉庫用にもう一部屋、縦横倍の部屋(1600SP)をもう一つ……いや、二つ。
―――――ティローン、ティローン、ティローン……
【規定条件:1000SP以上の領域拡張 を達成しました】
【条件を達成したため、各種機能が解放されます】
【新機能『ストレージ』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:10000SP以上の獲得 を達成しました】
【新機能『ヘルプ』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:地下層の開設 を達成しました】
【新機能『宝物形象……修正……ガチャ』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:100000SP以上の売却 を達成しました】
【新機能『スキル』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:30体以上の同一軍団……修正……同一モンスターの召喚 を達成しました】
【新機能『メーリングシステム……修正……メール』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
部屋を拡張して完了を押した瞬間、怒涛の様に流れる通知。
ログを確認すると、今までダンジョンの拡張を後回しにしていたことがレベルアップの妨げになっていたらしい。
新たに解放された機能を順番に確認する。
『ストレージ』
目の前に現れた黒い空間に物を放り込むと、無制限で物を収納できるらしい。
黒い空間の大きさはスマホのピンチアウト動作で自由に変えられる。
現在のストレージ在庫は『土くれ』×2。
ゴブたちの部屋を作る際に消え去った土砂だろう。
押し入れを圧迫し始めていた薪(ゴブ召喚した際に出るやつ)や不用品・食料品をストレージに入れ込む。
また、一番上に 『SP収支 地脈:558 維持:-106』 と記載がある。
今まで変動がなかったのは、たまたま釣り合っていたからなのか、機能が解放されてなかったからなのか。
数分間SPをじっと眺めていたら1増えた。
3分で1増加……1日でこれだけ増えるっぽい。
自動で増加するのは地味にありがたい。
積極的にこの地脈の値を増やしたいものだ。
『ガチャ』
そのまんま。
アプリを開いたら1連ガチャと11連ガチャ購入のボタンが現れた。
完全にガチャだ。
1連ガチャには、ご丁寧に初回無料・R以上確定の煽り文句。
11連ガチャのお値段、なんと10万SP。
右上に小さく書かれた提供割合をタップすると
Comon Rare …… 80%
Normal Rare …… 17%
Rare …… 2%
Super Rare …… 0.7%
Ultra Rare …… 0.3%
Secret Super Rare …… 0.1%未満
Ultimate Ultra Rare …… 0.1%未満
Extreme Rare …… 0.1%未満
運営ィィィィィィィィィィィィィ!
確立渋すぎだろ、オイィィィィィィィィィィ!
0.1て。
しかも未満て。当てさせる気ないやん!
ともかく、初回限定の無料ガチャだけ回してみる。
画面に現れたグレーのガチャ玉がひび割れ青に、さらにひび割れ赤に変わる。
≪ 原初の種火 レアリティ:R ≫
これはなんだ?と思ったら、目の前に注釈が現れた。
【世界の誕生と同時に生まれた種火。その炎は消して消えることはないという……】
これが『ヘルプ』の機能ね。
他のものも、Hey!尻!的な感じで頭に浮かべたら注釈が出てくる。
イエッサー、ゴーグル!的な感じでも可。
問題は、この種火の効果が分からないってことくらい。
『スキル』
SPを消費してスキルを取得できるらしい。
お試しに10000SP消費して身体強化を取得すると、瞬間、暖かい空気が体をまとう感覚があった。
何か変わったのかと思い、試しに軽くジャンプしてみると蛍光灯まで手が届く。
具体的には分からないが、元の体よりかなりジャンプ力が伸びている。
他のスキル取得には最低でも10万SP以上かかるが、自身の強化を考えると有用そうだ。
『メール』
完全にスマホのメール機能。
現在の登録相手は無し。
今のところ使い道はないが、そのうちメール機能で連絡を取れる相手がいるのだろう。
というか、いてほしい。
SPを貯めつつ、軍団を増強していた俺は、一人部屋に残っていた。
軍団は初期メンバーの4匹+2日目に追加した2匹の合計6匹を隊長として、5ゴブ組の小部隊を編成。合計30ゴブまで増強。
装備も、金属バットとお手製盾の他、一昨日、試しに試作したお手製槍も装備させている。
DIY用の丸形木材にナイフをしっかりと固定して作ったもどきだ。
今までの攻撃手段は接敵するしかなかったので、時たま手足を負傷することがあった。
今回、遠距離攻撃が手に入ったことでその事故が格段に減った。
それで今回、狩猟はゴブリンだけに託してみることにしたのだ。
後50日が過ぎたら殺される可能性が出てくることを考えると、防衛設備の増強は必須。
それに、ゴブリンたちを増やしすぎたことで、彼らのねぐらとなっていた通路は緑一色。
陣地の拡大も早急に対応しなくちゃいけない。
ゴブたちの頑張りのおかげで現在のSeed Pointは33万と5千ちょい。
拡張機能に手を出しても大丈夫だろう。
『拡張』のアプリを開くと、前回と同じく画面中央に2㎝程の線と四角の枠があるだけのマップが現れる。
画面下のメニューから拡張を選び、通路に沿ってなぞるとSPを消費して指先の操作1つで洞窟が広がっていく。
まずはゴブたちの部屋。
俺の部屋の近くに小隊長たちの幹部部屋を、入り口から少し離れたあたりに大きめの部屋と小さめの部屋を作る。
大きめの部屋を平ゴブたちの住処、小さめの部屋を装備品の管理倉庫にするつもりだ。
高さ3m設定で俺の部屋と同じくらいの広さの幹部部屋を作る。
これで消費が400SP程、予想よりも安上がりだ。
倉庫用にもう一部屋、縦横倍の部屋(1600SP)をもう一つ……いや、二つ。
―――――ティローン、ティローン、ティローン……
【規定条件:1000SP以上の領域拡張 を達成しました】
【条件を達成したため、各種機能が解放されます】
【新機能『ストレージ』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:10000SP以上の獲得 を達成しました】
【新機能『ヘルプ』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:地下層の開設 を達成しました】
【新機能『宝物形象……修正……ガチャ』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:100000SP以上の売却 を達成しました】
【新機能『スキル』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
【規定条件:30体以上の同一軍団……修正……同一モンスターの召喚 を達成しました】
【新機能『メーリングシステム……修正……メール』が解放されました】
【既存機能の一部が解放されます】
部屋を拡張して完了を押した瞬間、怒涛の様に流れる通知。
ログを確認すると、今までダンジョンの拡張を後回しにしていたことがレベルアップの妨げになっていたらしい。
新たに解放された機能を順番に確認する。
『ストレージ』
目の前に現れた黒い空間に物を放り込むと、無制限で物を収納できるらしい。
黒い空間の大きさはスマホのピンチアウト動作で自由に変えられる。
現在のストレージ在庫は『土くれ』×2。
ゴブたちの部屋を作る際に消え去った土砂だろう。
押し入れを圧迫し始めていた薪(ゴブ召喚した際に出るやつ)や不用品・食料品をストレージに入れ込む。
また、一番上に 『SP収支 地脈:558 維持:-106』 と記載がある。
今まで変動がなかったのは、たまたま釣り合っていたからなのか、機能が解放されてなかったからなのか。
数分間SPをじっと眺めていたら1増えた。
3分で1増加……1日でこれだけ増えるっぽい。
自動で増加するのは地味にありがたい。
積極的にこの地脈の値を増やしたいものだ。
『ガチャ』
そのまんま。
アプリを開いたら1連ガチャと11連ガチャ購入のボタンが現れた。
完全にガチャだ。
1連ガチャには、ご丁寧に初回無料・R以上確定の煽り文句。
11連ガチャのお値段、なんと10万SP。
右上に小さく書かれた提供割合をタップすると
Comon Rare …… 80%
Normal Rare …… 17%
Rare …… 2%
Super Rare …… 0.7%
Ultra Rare …… 0.3%
Secret Super Rare …… 0.1%未満
Ultimate Ultra Rare …… 0.1%未満
Extreme Rare …… 0.1%未満
運営ィィィィィィィィィィィィィ!
確立渋すぎだろ、オイィィィィィィィィィィ!
0.1て。
しかも未満て。当てさせる気ないやん!
ともかく、初回限定の無料ガチャだけ回してみる。
画面に現れたグレーのガチャ玉がひび割れ青に、さらにひび割れ赤に変わる。
≪ 原初の種火 レアリティ:R ≫
これはなんだ?と思ったら、目の前に注釈が現れた。
【世界の誕生と同時に生まれた種火。その炎は消して消えることはないという……】
これが『ヘルプ』の機能ね。
他のものも、Hey!尻!的な感じで頭に浮かべたら注釈が出てくる。
イエッサー、ゴーグル!的な感じでも可。
問題は、この種火の効果が分からないってことくらい。
『スキル』
SPを消費してスキルを取得できるらしい。
お試しに10000SP消費して身体強化を取得すると、瞬間、暖かい空気が体をまとう感覚があった。
何か変わったのかと思い、試しに軽くジャンプしてみると蛍光灯まで手が届く。
具体的には分からないが、元の体よりかなりジャンプ力が伸びている。
他のスキル取得には最低でも10万SP以上かかるが、自身の強化を考えると有用そうだ。
『メール』
完全にスマホのメール機能。
現在の登録相手は無し。
今のところ使い道はないが、そのうちメール機能で連絡を取れる相手がいるのだろう。
というか、いてほしい。
応援ありがとうございます!
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