ヤクザ、ホームレスを飼う。

深淵歩く猫

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人を信じた結果。

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「あ…あは、ぁ…ッ、あっ、あっ…」

もうどれくらい経ったのだろうか…

黒崎に揺さぶられ続け
いつの間にか互いに全裸になりながら
もはや見るも無残な布団の上で交わり続ける事数時間…

黒崎のモノを受け入れ続けている如月の孔からは
常にヌチャヌチャと濡れた音が漏れ続け
孔と楔の結合部分からは
黒崎が如月のナカを深く穿つつど、泡立った白濁液がドプドプと溢れだし
もうグチャグチャになっているシーツの上に新たなシミを広げていく…

「如月…っ、くっ…出すぞ…ッ!お前のナカに…っ、」
「あっ、あっ、あっ…ッやぁ…、ふっ、ぅッ、
 また…ナカ…っ、もっ、ぃや、あ…っ!」

如月は背後から黒崎に抱き抱えられ
自重で黒崎のモノを受け入れならざる状況の中
力の入らない身体を捩り、なんとか黒崎から逃れようともがくが…

「ッ諦めな…オラっ、く、ぅ…っ、だすぞっ!出すぞ…っ!
 しっかり受け止めろ…ッ、」
「ぃ、あっ、あ”ぁあぁ”ぁ…ッ、」

黒崎が下から、ひと際強く如月のナカを穿つと
もう何度目とも分からない黒崎の熱い飛沫が
荒れ狂うモノの先端からビュクビュクと勢いよく放たれ、体内に注がれるのを感じ
如月は虚ろな目を見開き、ポロポロと涙を流しながらソレを受け止める…

「あ…あふぅ…ッ…、」

後ろに居る黒崎に寄り掛かりながら
未だに自分のナカでビクビクと震えながら飛沫を吐きだし続けている黒崎のモノを感じて
如月の身体が戦慄(わなな)く…

―――も…ゆる、して…、ッ、これで…おわって…

薄れ始めた意識の中…
如月は行為の終わりを祈る様に願うも

「まだだ…まだ…全然足りない…っ、」
「ッ!ひ…ぅ…」

黒崎が如月の首筋を甘く噛みながら、如月を抱きしめる腕に力を入れ
自分のナカに収まっている黒崎のモノが再びドクドクと脈打ちながら
固く、大きくなるのを感じて如月が啼く…

「も…もぅや、ぁ…ッ、ヒック、ゆるして…ぅ、ぁ…もうっ、ゆるして…っ、」
「ダメだ…折角手に入れたんだ…お前のナカが俺の形を覚えるまで…
 今日はこのまま離さない…」

黒崎にガッチリと背後から抱きしめられながら
耳元でそう囁く黒崎に
如月は絶望しながら意識を失った…





※※※※※※※※※※※※※





あれから更に数時間が経ち――

「…」

如月は先ほどいた和風な部屋では無く
アンティーク調な家具が並ぶ洋風な部屋へと移され

「ん…」
「…ッ、」

如月の身体は先ほどの黒崎との激しい情事が嘘の様に綺麗に洗われ
その上何故か女ものの淡い色合いの花柄をあしらった浴衣を着せられた状態で
アンティーク調のベッドの上で寝かされており…

「――ッ、ぅ…」

ベッドの上で目を開けたまま、冷や汗を流し
緊張で呻き声を漏らしながら固まる如月の背後には
逞(たくま)しい腕で如月の腰を抱き寄せ
ピッタリと如月の背中に密着しながら眠る黒崎の姿があり…

―――…にげ…ないと…、此処から…っ、

先ほどの黒崎との行為で疲れ切り、鉛のように重く
全身の節々が鈍痛で悲鳴を上げて思うように動かない身体に鞭打って…
如月は眠っている黒崎を起こさないよう…
自身の腰を抱いている黒崎の手を退かそうと
如月の手がソっと黒崎の腕に微かに触れた瞬間――

「…何処へ――行こうとしている?」
「ひっ、、はっ…離して…っ、お願い…っ!」

黒崎が急に目を開け、腕の中で逃げようともがきだした如月の身体を
逃がさないように背後から両腕でガッチリと引き寄せるようにして強い力で抱き込むと
如月の首筋に唇を這わせながら低い声で囁く…

「アンタはもう…俺のモンだ…何処にも行かせはしない…」

さう囁きながら、浴衣の下には何も身に着けていない如月の太腿を撫で上げ
再び固くなりだした下半身を如月の臀部に押し付け始めた黒崎に
如月は青ざめ、かすれた声で懇願する

「も、もう…“アイツ等”から守ってもらわなくても結構なんで…っ!
 私を離して…此処から出して下さい…っ!」
「――俺に抱かれるより――
 再びホームレスに身をやつしながら
 “アイツ等”から逃げ回っている方が…マシだと…?」
「ッ、そう、です…っ!だから――」
「駄目だ。」
「ッ!どうして…っ、」
「…言ったろ?俺はもう――アンタをこの家から出す気はない…って…」
「そ、んな…」

黒崎の言葉に如月が絶句する

「…ヤクザもんの言葉何かを信じちゃったのがアンタの運の尽き…
 簡単に人を信じすぎるんだよ…如月さんは。
 だからアンタは会社でも騙され…冤罪を擦(なす)りつけられた挙句に
 会社を追われ――“アイツ等”からも追われるハメになっちゃうんだよ…」
「――ッ!?どうしてそれを――」

驚いた如月が背後の黒崎の方を振り向き
含みのある笑みを浮かべた黒崎と目が合う…

「…知りたい?」
「…ッ、」
「“いずれ”教えてやるよ…アンタが俺から逃げなくなったら――な。
 それまでは――」
「ッ!?」

黒崎の手が如月の着ている浴衣の中へと侵入し、胸を弄り始め
太腿を撫でていた手が、如月の一物を緩く握り出す…

「アンタの身体…とことん変えてやるよ…
 俺好みにな。」
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