アリアドネが見た長い夢

ある夏の夕暮れ、侯爵令嬢アリアドネは長い夢から目が覚めた。
二日ほど高熱で臥せっている間に夢を見ていたらしい。

まるで、現実の中にいるような体感を伴った夢に、それが夢であるのか現実であるのか迷う程であった。

アリアドネは夢の世界を思い出す。
そこは王太子殿下の通う学園で、アリアドネの婚約者ハデスもいた。

それから、噂のふわ髪令嬢。ふわふわのミルクティーブラウンの髪を揺らして大きな翠色の瞳を潤ませながら男子生徒の心を虜にする子爵令嬢ファニーも...。


❇王道の学園あるある不思議令嬢パターンを書いてみました。不思議な感性をお持ちの方って案外実在するものですよね。あるある〜と思われる方々にお楽しみ頂けますと嬉しいです。
❇相変わらずの100%妄想の産物です。史実とは異なっております。
❇外道要素を含みます。苦手な方はお逃げ下さい。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
❇座右の銘は「知らないことは書けない」「嘘をつくなら最後まで」。
❇例の如く、鬼の誤字脱字を修復すべく激しい微修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さい。

24h.ポイント 59,683pt
53,881
小説 31 位 / 190,417件 恋愛 28 位 / 57,495件

あなたにおすすめの小説

人間嫌いの公爵様との契約期間が終了したので離婚手続きをしたら夫の執着と溺愛がとんでもないことになりました

荷居人(にいと)
BL
人間嫌いと言われた公爵様に嫁いで3年。最初こそどうなるかと思ったものの自分としては公爵の妻として努力してきたつもりだ。 男同士でも結婚できる時代とはいえ、その同性愛結婚の先駆けの1人にされた僕。なんてことを言いつつも、嫌々嫁いだわけじゃなくて僕は運良く好きになった人に嫁いだので政略結婚万歳と今でも思っている。 だけど相手は人嫌いの公爵様。初夜なんて必要なことを一方的に話されただけで、翌日にどころかその日にお仕事に行ってしまうような人だ。だから使用人にも舐められるし、割と肩身は狭かった。 いくら惚れた相手と結婚できてもこれが毎日では参ってしまう。だから自分から少しでも過ごしやすい日々を送るためにそんな夫に提案したのだ。 三年間白い結婚を続けたら必ず離婚するから、三年間仕事でどうしても時間が取れない日を除いて毎日公爵様と関わる時間がほしいと。 どんなに人嫌いでも約束は守ってくれる人だと知っていたからできた提案だ。この契約のおかげで毎日辛くても頑張れた。 しかし、そんな毎日も今日で終わり。これからは好きな人から離れた生活になるのは残念なものの、同時に使用人たちからの冷遇や公爵様が好きな令嬢たちの妬みからの辛い日々から解放されるので悪い事ばかりではない。 最近は関わる時間が増えて少しは心の距離が近づけたかなとは思ったりもしたけど、元々噂されるほどの人嫌いな公爵様だから、契約のせいで無駄な時間をとらされる邪魔な僕がいなくなって内心喜んでいるかもしれない。それでもたまにはあんな奴がいたなと思い出してくれたら嬉しいなあ、なんて思っていたのに……。 「何故離婚の手続きをした?何か不満でもあるのなら直す。だから離れていかないでくれ」 「え?」 なんだか公爵様の様子がおかしい? 「誰よりも愛している。願うなら私だけの檻に閉じ込めたい」 「ふぇっ!?」 あまりの態度の変わりように僕はもうどうすればいいかわかりません!!

落ちこぼれ魔女・火花の魔法改革!〜孤独なマーメイドと海の秘宝〜

朱宮あめ
児童書・童話
火花は天真爛漫な魔女の女の子。 幼なじみでしっかり者のノアや、臆病だけど心優しい親友のドロシー、高飛車なダリアンたちと魔法学校で立派な魔女を目指していた。 あるとき、授業の一環で魔女にとって魔法を使うための大切な燃料『星の原石』を探しに行くことに。 火花とドロシーが選んだのは、海の中にある星の原石。 早速マーメイドになって海の中を探検しながら星の原石を探していると、火花は不思議な声を聴く。 美しくも悲しい歌声に、火花は吸い寄せられるように沈没船へ向かう。 かくして声の主は、海の王国アトランティカのマーメイドプリンセス・シュナであった。 しかし、シュナの声をドロシーは聴くことができず、火花だけにしか届かないことが発覚。 わけを聞くと、シュナは幼い頃、海の魔女・グラアナに声を奪われてしまったのだという。 それを聞いた火花は、グラアナからシュナの声を取り戻そうとする。 海の中を探して、ようやくグラアナと対峙する火花。 しかし話を聞くと、グラアナにも悲しい過去があって……。 果たして、火花はシュナの声を取り戻すことができるのか!? 家族、学校、友達、恋! どんな問題も、みんなで力を合わせて乗り越えてみせます! 魔女っ子火花の奇想天外な冒険譚、ここに誕生!!

瞬く星に見守られて~若き国王と娼婦の秘め事~

Cocytus
恋愛
若き国王陛下と娼婦の夜伽。

裏切り者扱いされた氷の魔術師、仲良くなった魔族と共に暮らします!

きょろ
ファンタジー
【※こちらの作品は『第17回ファンタジー小説大賞』用に執筆した為、既に書き終えてあります! 毎日1~2話投稿予定。9/30までに完結致します! 宜しくお願い致します】 勇者パーティの一員として、魔族と激戦を繰り広げた氷の魔術師・アッシュ。 儚くも魔王に辿り着く前に全滅してしまった勇者パーティ。 そこで氷の魔術師のアッシュだけが、囚われの身となってしまった挙句、 何故か彼は予期せずして魔族と親交を深めていた。 しかし、勇者パーティの一員としての使命を決して忘れずにいたアッシュ。 遂に囚われの身から解放され、仲間の待つ王都へと帰還。 だがそこで彼を待ち受けていたのは信じられない“絶望”だった。 裏切られ、全てを失った氷の魔術師アッシュ。 凍てつく程に冷たい感情が芽生えた彼が次にと行動…。 それは、親交深めた“魔族”との共生であった――。

貧乏令嬢の私、冷酷侯爵の虫除けに任命されました!

コプラ
恋愛
他サイトにて日間ランキング18位→15位⇧ ★2500字〜でサクサク読めるのに、しっかり楽しめます♪ 傲慢な男が契約恋愛の相手である、小気味良いヒロインに振り回されて、愛に悶えてからの溺愛がお好きな方に捧げるヒストリカル ロマンスです(〃ω〃)世界観も楽しめます♡  孤児院閉鎖を目論んだと思われる男の元に乗り込んだクレアは、冷たい眼差しのヴォクシー閣下に、己の現実を突きつけられてしまう。涙を堪えて逃げ出した貧乏伯爵家の令嬢であるクレアの元に、もう二度と会わないと思っていたヴォクシー閣下から招待状が届いて…。 「君が条件を飲むのなら、私の虫除けになりなさい。君も優良な夫候補が見つかるかもしれないだろう?」 そう言って、私を夜会のパートナーとしてあちこちに連れ回すけれど、何だかこの人色々面倒くさいわ。遠慮のない関係で一緒に行動するうちに、クレアはヴォクシー閣下の秘密を知る事になる。 それは二人の関係の変化の始まりだった。

期待外れの後妻だったはずですが、なぜか溺愛されています

ぽんちゃん
BL
 病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。  謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。  五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。  剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。  加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。  そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。  次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。  一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。  妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。  我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。  こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。  同性婚が当たり前の世界。  女性も登場しますが、恋愛には発展しません。

【R18】僕の異世界転性記!【挿絵付】

サマヨエル
ファンタジー
【閲覧注意!】性的描写多数含みます。苦手な方はご遠慮ください。 ふと気がつくと見知らぬ場所で倒れていた少年。記憶の一切が無く、自分の名前すら思い出せない少年の本能は告げていた。ここは自分の居るべき世界ではない、異世界であると。 まるでゲームのような世界に胸を高める中ひょんなことから出現したステータスウィンドウには驚愕の一言が! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 特殊スキル:異世界転性 種族問わず。性交の数だけ自身のステータス上昇とスキル取得ができる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 誰もがうらやむ異世界性活が幕を開ける!

I want a reason to live 〜生きる理由が欲しい〜 人生最悪の日に、人生最大の愛をもらった 被害者から加害者への転落人生

某有名強盗殺人事件遺児【JIN】
エッセイ・ノンフィクション
1998年6月28日に実際に起きた強盗殺人事件。 僕は、その殺された両親の次男で、母が殺害される所を目の前で見ていた… そんな、僕が歩んできた人生は とある某テレビ局のプロデューサーさんに言わせると『映画の中を生きている様な人生であり、こんな平和と言われる日本では数少ない本物の生還者である』。 僕のずっと抱いている言葉がある。 ※I want a reason to live 〜生きる理由が欲しい〜 ※人生最悪の日に、人生最大の愛をもらった