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《残り時間10分切りました》
この狙撃から逃げ切れば俺の勝ちなんだが、ここまで遊ばれて例え逃げ切れても勝った気分には到底なれるわけが無い。
もうヒットした方が良いのではと思えてくる。
いや、勝たなければ。
勝って、ユラにシアンと呼んで貰うんだ。
「.......え?」
逃げようと弾道に背を向けた瞬間、背中に硬い物が押し当てられ、背中に冷や汗が流れた
「おや、弾道に背を向けてはダメじゃ無いですか。撃たれますよ?」
いつの間にか背にユラが立っていた。
「ユラ、いつの間に?」
「気配殺して近づいたんですよ。移動がバレずかつ弾道がブレないようにするの結構苦労したんですよ」
シレッとした顔でよく言うわ
「50ヒットしたのによくあんなに弾残ってたな」
「あー、今迄1発を5つに分裂させて撃ってましたし、シアン様に撃った弾は実弾に幻覚の弾混ぜてたんですよ。避けると分かっているので、実弾に幻弾入れるのなんて容易いですからね。」
性格悪いっ!
《残り時間3分ですよー》
「おや、そろそろ時間ですね」
「もう良い。思い切って撃ってくれ」
「では、お言葉に甘えて」
銃声が聞こえ左のガントレットに衝撃が走り赤が黒に変色した。
「あれ?ガントレットに?」
「当たり前じゃ無いですか。いくらゲーム用の弾だと言っても身体に当たれば痛いですし」
あーもう.....
「完敗だわ」
ユラの奴、余裕あり過ぎ
《タイムアーーップ!生き残ったターゲットとシューターは講堂に集まって下さい》
「シアン様、我々も行きましょう」
「あぁ。ところでユア、俺で遊んでたろ」
「おや、何の事ですか?」
キョトンとするな。可愛いだけだから!
「わざと俺に当たらないスレっスレのとこ狙ってたろ」
「さー?何の事だかさっぱり」
と言って鼻歌を歌いながらご機嫌だ
楽しかったんならいーわ。ったく
「ゲームも終わった事ですし、転移で戻りますか」
光の粒子が身体を包み、気づいたら講堂前にいた
この狙撃から逃げ切れば俺の勝ちなんだが、ここまで遊ばれて例え逃げ切れても勝った気分には到底なれるわけが無い。
もうヒットした方が良いのではと思えてくる。
いや、勝たなければ。
勝って、ユラにシアンと呼んで貰うんだ。
「.......え?」
逃げようと弾道に背を向けた瞬間、背中に硬い物が押し当てられ、背中に冷や汗が流れた
「おや、弾道に背を向けてはダメじゃ無いですか。撃たれますよ?」
いつの間にか背にユラが立っていた。
「ユラ、いつの間に?」
「気配殺して近づいたんですよ。移動がバレずかつ弾道がブレないようにするの結構苦労したんですよ」
シレッとした顔でよく言うわ
「50ヒットしたのによくあんなに弾残ってたな」
「あー、今迄1発を5つに分裂させて撃ってましたし、シアン様に撃った弾は実弾に幻覚の弾混ぜてたんですよ。避けると分かっているので、実弾に幻弾入れるのなんて容易いですからね。」
性格悪いっ!
《残り時間3分ですよー》
「おや、そろそろ時間ですね」
「もう良い。思い切って撃ってくれ」
「では、お言葉に甘えて」
銃声が聞こえ左のガントレットに衝撃が走り赤が黒に変色した。
「あれ?ガントレットに?」
「当たり前じゃ無いですか。いくらゲーム用の弾だと言っても身体に当たれば痛いですし」
あーもう.....
「完敗だわ」
ユラの奴、余裕あり過ぎ
《タイムアーーップ!生き残ったターゲットとシューターは講堂に集まって下さい》
「シアン様、我々も行きましょう」
「あぁ。ところでユア、俺で遊んでたろ」
「おや、何の事ですか?」
キョトンとするな。可愛いだけだから!
「わざと俺に当たらないスレっスレのとこ狙ってたろ」
「さー?何の事だかさっぱり」
と言って鼻歌を歌いながらご機嫌だ
楽しかったんならいーわ。ったく
「ゲームも終わった事ですし、転移で戻りますか」
光の粒子が身体を包み、気づいたら講堂前にいた
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