44 / 46
27*
しおりを挟む
《残り時間10分切りました》
この狙撃から逃げ切れば俺の勝ちなんだが、ここまで遊ばれて例え逃げ切れても勝った気分には到底なれるわけが無い。
もうヒットした方が良いのではと思えてくる。
いや、勝たなければ。
勝って、ユラにシアンと呼んで貰うんだ。
「.......え?」
逃げようと弾道に背を向けた瞬間、背中に硬い物が押し当てられ、背中に冷や汗が流れた
「おや、弾道に背を向けてはダメじゃ無いですか。撃たれますよ?」
いつの間にか背にユラが立っていた。
「ユラ、いつの間に?」
「気配殺して近づいたんですよ。移動がバレずかつ弾道がブレないようにするの結構苦労したんですよ」
シレッとした顔でよく言うわ
「50ヒットしたのによくあんなに弾残ってたな」
「あー、今迄1発を5つに分裂させて撃ってましたし、シアン様に撃った弾は実弾に幻覚の弾混ぜてたんですよ。避けると分かっているので、実弾に幻弾入れるのなんて容易いですからね。」
性格悪いっ!
《残り時間3分ですよー》
「おや、そろそろ時間ですね」
「もう良い。思い切って撃ってくれ」
「では、お言葉に甘えて」
銃声が聞こえ左のガントレットに衝撃が走り赤が黒に変色した。
「あれ?ガントレットに?」
「当たり前じゃ無いですか。いくらゲーム用の弾だと言っても身体に当たれば痛いですし」
あーもう.....
「完敗だわ」
ユラの奴、余裕あり過ぎ
《タイムアーーップ!生き残ったターゲットとシューターは講堂に集まって下さい》
「シアン様、我々も行きましょう」
「あぁ。ところでユア、俺で遊んでたろ」
「おや、何の事ですか?」
キョトンとするな。可愛いだけだから!
「わざと俺に当たらないスレっスレのとこ狙ってたろ」
「さー?何の事だかさっぱり」
と言って鼻歌を歌いながらご機嫌だ
楽しかったんならいーわ。ったく
「ゲームも終わった事ですし、転移で戻りますか」
光の粒子が身体を包み、気づいたら講堂前にいた
この狙撃から逃げ切れば俺の勝ちなんだが、ここまで遊ばれて例え逃げ切れても勝った気分には到底なれるわけが無い。
もうヒットした方が良いのではと思えてくる。
いや、勝たなければ。
勝って、ユラにシアンと呼んで貰うんだ。
「.......え?」
逃げようと弾道に背を向けた瞬間、背中に硬い物が押し当てられ、背中に冷や汗が流れた
「おや、弾道に背を向けてはダメじゃ無いですか。撃たれますよ?」
いつの間にか背にユラが立っていた。
「ユラ、いつの間に?」
「気配殺して近づいたんですよ。移動がバレずかつ弾道がブレないようにするの結構苦労したんですよ」
シレッとした顔でよく言うわ
「50ヒットしたのによくあんなに弾残ってたな」
「あー、今迄1発を5つに分裂させて撃ってましたし、シアン様に撃った弾は実弾に幻覚の弾混ぜてたんですよ。避けると分かっているので、実弾に幻弾入れるのなんて容易いですからね。」
性格悪いっ!
《残り時間3分ですよー》
「おや、そろそろ時間ですね」
「もう良い。思い切って撃ってくれ」
「では、お言葉に甘えて」
銃声が聞こえ左のガントレットに衝撃が走り赤が黒に変色した。
「あれ?ガントレットに?」
「当たり前じゃ無いですか。いくらゲーム用の弾だと言っても身体に当たれば痛いですし」
あーもう.....
「完敗だわ」
ユラの奴、余裕あり過ぎ
《タイムアーーップ!生き残ったターゲットとシューターは講堂に集まって下さい》
「シアン様、我々も行きましょう」
「あぁ。ところでユア、俺で遊んでたろ」
「おや、何の事ですか?」
キョトンとするな。可愛いだけだから!
「わざと俺に当たらないスレっスレのとこ狙ってたろ」
「さー?何の事だかさっぱり」
と言って鼻歌を歌いながらご機嫌だ
楽しかったんならいーわ。ったく
「ゲームも終わった事ですし、転移で戻りますか」
光の粒子が身体を包み、気づいたら講堂前にいた
0
お気に入りに追加
378
あなたにおすすめの小説
不眠症の令息と執事
音爽(ネソウ)
BL
公爵家嫡男フランシス・ラグズウッド8歳は不眠症に悩まされていた。
医者は心的な問題だと言うだけで何も改善しない日々を送っていた。寝不足で食欲もない彼は背も小さいままで見た目は5歳に見える。
事を大きく感じた彼の父ザインスは新しい執事を雇い、フランシスの世話を徹底するよう命じる。
執事の名はレイドル・コープスリピド、学園を首席で卒業したばかりの18歳の青年だった。
「坊ちゃんのお世話を全身全霊でさせていただきます」
モノグルを掛けた彼の相貌はとても冷たいとフランシスは思った。
猫が崇拝される人間の世界で猫獣人の俺って…
えの
BL
森の中に住む猫獣人ミルル。朝起きると知らない森の中に変わっていた。はて?でも気にしない!!のほほんと過ごしていると1人の少年に出会い…。中途半端かもしれませんが一応完結です。妊娠という言葉が出てきますが、妊娠はしません。
バッドエンドの異世界に悪役転生した僕は、全力でハッピーエンドを目指します!
あ
BL
16才の初川終(はつかわ しゅう)は先天性の心臓の病気だった。一縷の望みで、成功率が低い手術に挑む終だったが……。
僕は気付くと両親の泣いている風景を空から眺めていた。それから、遠くで光り輝くなにかにすごい力で引き寄せられて。
目覚めれば、そこは子どもの頃に毎日読んでいた大好きなファンタジー小説の世界だったんだ。でも、僕は呪いの悪役の10才の公爵三男エディに転生しちゃったみたい!
しかも、この世界ってバッドエンドじゃなかったっけ?
バッドエンドをハッピーエンドにする為に、僕は頑張る!
でも、本の世界と少しずつ変わってきた異世界は……ひみつが多くて?
嫌われ悪役の子どもが、愛されに変わる物語。ほのぼの日常が多いです。
◎体格差、年の差カップル
※てんぱる様の表紙をお借りしました。
転生したので異世界でショタコンライフを堪能します
のりたまご飯
BL
30歳ショタコンだった俺は、駅のホームで気を失い、そのまま電車に撥ねられあっけなく死んだ。
けど、目が覚めるとそこは知らない天井...、どこかで見たことのある転生系アニメのようなシチュエーション。
どうやら俺は転生してしまったようだ。
元の世界で極度のショタコンだった俺は、ショタとして異世界で新たな人生を歩む!!!
ショタ最高!ショタは世界を救う!!!
ショタコンによるショタコンのためのBLコメディ小説であーる!!!
どうやら生まれる世界を間違えた~異世界で人生やり直し?~
黒飴細工
BL
京 凛太郎は突然異世界に飛ばされたと思ったら、そこで出会った超絶イケメンに「この世界は本来、君が生まれるべき世界だ」と言われ……?どうやら生まれる世界を間違えたらしい。幼い頃よりあまりいい人生を歩んでこれなかった凛太郎は心機一転。人生やり直し、自分探しの旅に出てみることに。しかし、次から次に出会う人々は一癖も二癖もある人物ばかり、それが見た目が良いほど変わった人物が多いのだから困りもの。「でたよ!ファンタジー!」が口癖になってしまう凛太郎がこれまでと違った濃ゆい人生を送っていくことに。
※こちらの作品第10回BL小説大賞にエントリーしてます。応援していただけましたら幸いです。
※こちらの作品は小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しております。
異世界に転移したショタは森でスローライフ中
ミクリ21
BL
異世界に転移した小学生のヤマト。
ヤマトに一目惚れした森の主のハーメルンは、ヤマトを溺愛して求愛しての毎日です。
仲良しの二人のほのぼのストーリーです。
真面目系委員長の同室は王道転校生⁉~王道受けの横で適度に巻き込まれて行きます~
シキ
BL
全寮制学園モノBL。
倉科誠は真面目で平凡な目立たない学級委員長だった。そう、だった。季節外れの王道転入生が来るまでは……。
倉科の通う私立藤咲学園は山奥に位置する全寮制男子高校だ。外界と隔絶されたそこでは美形生徒が信奉され、親衛隊が作られ、生徒会には俺様会長やクール系副会長が在籍する王道学園と呼ぶに相応しいであろう場所。そんな学園に一人の転入生がやってくる。破天荒な美少年の彼を中心に巻き起こる騒動に同室・同クラスな委員長も巻き込まれていき……?
真面目で平凡()な学級委員長が王道転入生くんに巻き込まれ何だかんだ総受けする青春系ラブストーリー。
一部固定CP(副会長×王道転入生)もいつつ、基本は主人公総受けです。
こちらは個人サイトで数年前に連載していて、途中だったお話です。
今度こそ完走させてあげたいと思いたってこちらで加筆修正して再連載させていただいています。
当時の企画で書いた番外編なども掲載させていただきますが、生暖かく見守ってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる