234 / 388
10月
10月30日『たまごかけごはんの日』
しおりを挟む
ヒビキ「クロード、朝食ができたよー」
クロード「ありがとうございます。ほぉ、今日は『わしょく』というやつですね。焼き鮭が美味しそうです。おや? ごはんの隣にたまごが……ゆで卵ですか?」
ヒビキ「生卵だよ」
クロード「生? 生では卵など食べられぬではありませんか」
ヒビキ「異世界では生卵はダメなんだ。でも大丈夫。これは日本で買ってきた卵だから生食もできるよ」
クロード「そ、そうなのですか……しかし、卵など火を通して食べるのが当たり前でしたので少々、いえ、かなり抵抗が……」
ヒビキ「心配性だなぁ、クロードは。朝はこうやって卵をかき混ぜて、どばっと」
クロード「かき混ぜた生卵をご飯にかけてしまうのですか!?」
ヒビキ「これぞ朝食の定番『TKG』」
クロード「てぃーけ……?」
ヒビキ「要するに『たまごかけごはん』ね。なんたって今日10月30日は『たまごかけごはんの日』だからね! パクリ、もぐもぐ。うん、美味しい♪」
クロード「……どろっどろの冷えた生の卵を、せっかくの熱々ごはんにどぷりと絡めてしまったものが、本当に美味しいのですか?」
ヒビキ「何その悪意ある表現。たまごかけごはんは日本だからこそ食べられる稀少な料理なんだけどな。もぐもぐ」
クロード「ヒビキ様の国だからこそ、ですか?」
ヒビキ「クロードが懸念する通り、卵の生食には危険が伴う。主にサルモネラ菌の感染による食中毒だね。日本では徹底した洗浄と衛生管理を行っているからかなり安全だけど、世界的にはクロード同様、卵は火を通して食べるものという認識なんだ」
クロード「ほっ。ということは、私がマジョリティでヒビキ様がマイノリティということですね。卵の生食を推してくるのでそちらが主流派なのかと心配しました」
ヒビキ「まあ、それは認めざるを得ないけどさ。日本でもたまごかけごはんが初めて食べられたのは1877年頃といわれていて案外歴史は浅いしね」
クロード「確かに思っていたよりは新しい……て、当然ですね。完璧な安全管理ができて初めて食べられる料理でしたね、たまごかけごはんとは。そう考えてみると、稀少な料理を食べるせっかくの機会を逃すのも少々惜しいような気がしないでもないような……いや、しかし……」
ヒビキ「そうそう。もったいないよ。ひとくちでいいから食べてみなって」
クロード「そ、そうですね。では……ドキドキ……うう、ドロドロしてた見た目が気持ち悪い」
ヒビキ「生食の習慣のない人にはある種のカルチャーショックだからね。人によってはゲテモノ料理に見えるらしいし。でも、頑張れクロード!」
クロード「……い、いきます! パクリ! ……もぐもぐもぐもぐ……」
ヒビキ「……どう? 美味しい?」
クロード「もぐもぐ……パクリ、もぐもぐ……ガ、ガガガガッ」
ヒビキ「あ、うん。お気に召したみたいだね、俺の声を無視して一気にかきこむ程度には。まあ、よかったよかった……俺も食べよ。パクリ、もぐもぐ、美味しい♪」
クロード「おかわり! あと卵も追加でお願いします!」
ヒビキ「自分でやってね~」
★★★★★
その他の記念日『マナーの日』
※NPO法人『日本サービスマナー協会』が制定。
※同協会設立日、2008年10月30に由来。
※あらゆる場面で必要不可欠な『マナー』を見つめ直してもらう日。
クロード「そういえばもぐもぐ、なぜ今日が『たまごかけごはんの日』なのですかもぐもぐ?」
ヒビキ「2005年の今日、島根県雲南市で『第1回日本たまごかけごはんシンポジウム』が開催されたことにちなんでだよ」
クロード「た、たまごかけごはんのシンポジウム? ……一体何が語られたのでしょうか? 気になりますね……」
ヒビキ「気になる人は検索検索♪ ……情報が出るかは知らないけど」
クロード「ありがとうございます。ほぉ、今日は『わしょく』というやつですね。焼き鮭が美味しそうです。おや? ごはんの隣にたまごが……ゆで卵ですか?」
ヒビキ「生卵だよ」
クロード「生? 生では卵など食べられぬではありませんか」
ヒビキ「異世界では生卵はダメなんだ。でも大丈夫。これは日本で買ってきた卵だから生食もできるよ」
クロード「そ、そうなのですか……しかし、卵など火を通して食べるのが当たり前でしたので少々、いえ、かなり抵抗が……」
ヒビキ「心配性だなぁ、クロードは。朝はこうやって卵をかき混ぜて、どばっと」
クロード「かき混ぜた生卵をご飯にかけてしまうのですか!?」
ヒビキ「これぞ朝食の定番『TKG』」
クロード「てぃーけ……?」
ヒビキ「要するに『たまごかけごはん』ね。なんたって今日10月30日は『たまごかけごはんの日』だからね! パクリ、もぐもぐ。うん、美味しい♪」
クロード「……どろっどろの冷えた生の卵を、せっかくの熱々ごはんにどぷりと絡めてしまったものが、本当に美味しいのですか?」
ヒビキ「何その悪意ある表現。たまごかけごはんは日本だからこそ食べられる稀少な料理なんだけどな。もぐもぐ」
クロード「ヒビキ様の国だからこそ、ですか?」
ヒビキ「クロードが懸念する通り、卵の生食には危険が伴う。主にサルモネラ菌の感染による食中毒だね。日本では徹底した洗浄と衛生管理を行っているからかなり安全だけど、世界的にはクロード同様、卵は火を通して食べるものという認識なんだ」
クロード「ほっ。ということは、私がマジョリティでヒビキ様がマイノリティということですね。卵の生食を推してくるのでそちらが主流派なのかと心配しました」
ヒビキ「まあ、それは認めざるを得ないけどさ。日本でもたまごかけごはんが初めて食べられたのは1877年頃といわれていて案外歴史は浅いしね」
クロード「確かに思っていたよりは新しい……て、当然ですね。完璧な安全管理ができて初めて食べられる料理でしたね、たまごかけごはんとは。そう考えてみると、稀少な料理を食べるせっかくの機会を逃すのも少々惜しいような気がしないでもないような……いや、しかし……」
ヒビキ「そうそう。もったいないよ。ひとくちでいいから食べてみなって」
クロード「そ、そうですね。では……ドキドキ……うう、ドロドロしてた見た目が気持ち悪い」
ヒビキ「生食の習慣のない人にはある種のカルチャーショックだからね。人によってはゲテモノ料理に見えるらしいし。でも、頑張れクロード!」
クロード「……い、いきます! パクリ! ……もぐもぐもぐもぐ……」
ヒビキ「……どう? 美味しい?」
クロード「もぐもぐ……パクリ、もぐもぐ……ガ、ガガガガッ」
ヒビキ「あ、うん。お気に召したみたいだね、俺の声を無視して一気にかきこむ程度には。まあ、よかったよかった……俺も食べよ。パクリ、もぐもぐ、美味しい♪」
クロード「おかわり! あと卵も追加でお願いします!」
ヒビキ「自分でやってね~」
★★★★★
その他の記念日『マナーの日』
※NPO法人『日本サービスマナー協会』が制定。
※同協会設立日、2008年10月30に由来。
※あらゆる場面で必要不可欠な『マナー』を見つめ直してもらう日。
クロード「そういえばもぐもぐ、なぜ今日が『たまごかけごはんの日』なのですかもぐもぐ?」
ヒビキ「2005年の今日、島根県雲南市で『第1回日本たまごかけごはんシンポジウム』が開催されたことにちなんでだよ」
クロード「た、たまごかけごはんのシンポジウム? ……一体何が語られたのでしょうか? 気になりますね……」
ヒビキ「気になる人は検索検索♪ ……情報が出るかは知らないけど」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる