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1.婚約破棄
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どうしてここから!
「ミシェル!お前との婚約を破棄する!」
私は神に願い続けて、願いが届き死後に転生できた・・・・
けど神様!ここからはないでしょうよ!
ーーーーーーーーーーー
私は前世はほぼ病院生活の人生だった。学校にも通えず、滅菌ルームで過ごしていた。そんな私の楽しみは、小説やゲームの世界。「普通の生活」ができないから、夢小説や主人公の気持ちになって楽しむのが唯一病院の世界から抜け出す道だった。特に異世界転生モノはハマりにハマった。
16年の生涯だった。死が近づいてるのを感じて、神に祈り続けた・・・
『神様いるなら最後に私の願いを聞いてください!人間でもスライムでも何でもいいから異世界転生させてください!』
ーーーーーーーーーーー
そして現在。
神様はいた!異世界転生を成し遂げたのだ!
だって目の前に、アリクセイがいる!!
ここは乙女ゲームの『PRINCE LOVER』の世界。攻略対象たちの声優がまた豪華絢爛で、タイトルの通り、攻略対象は全員王子。第1王太子から第3までの3人の王子に対して展開されるストーリーだ。内容は一般的だったがそれなりにハマったものだ。
なんといっても、私二本足で立ってる・・・
健康な体でいることだけで神に感謝で涙が溢れそうだわ・・・
「ミシェル。今さら反省して泣いても無駄だぞ。」
アリクセイということは、マリンちゃんは第2王子を攻略したのね!うんうん、ちょっと不器用だけど一途さと男らしさが素敵だよねっ
と・・・現実逃避しちゃってた。
どうしてここからなのよ・・
私がミシェルと呼ばれてるということは、私が悪役令嬢なのね・・・異世界転生で悪役令嬢ものはあったけど、幼い時に思い出して~とかストーリーを変えられる余地があるタイミングが王道じゃいの!
なのにこれは!もう断罪シーン!
無実ではないはずだし。
断罪不可避。
「婚約破棄だけではない。お前はマリンを死に追いやろうと犯罪者を雇ったりと、大罪を犯している!このままのうのうと生きられると思うなよ」
せっかく健康な体を手に入れたのに・・こんなことって・・。
死罪ルートですよこれ。転生直後に散るなんて絶対に嫌!
「あの時の私はおかしかったのです・・本当に申し訳ございませんでした。マリン様生きててくださって本当によかった・・ 許してくれとは言いません。罪を償うチャンスをください。」
「都合が悪くなって塩わらしい演技か?騙されるか!」
「アレクセイ様・・本当に反省しておられるのかも・・・」とマリンは半泣きになりながらアレクセイの腕を掴んでいる。
「なんと心優しいマリン・・・愛している」「アレクセイ様・・」
死罪直前になにを見せられているのか!
なんとか国外追放くらいにさせてもらわなきゃ・・・
『取り込み中失礼。』
そうか!今日は王太子の誕生祭で各国の要人が集まってるパーティの場だった・・見せ物になってたのね。
「あなたは帝国の・・・っ」
アレクセイが焦り始めた。
確かこの国の隣国にはこの国を10倍にしても追いつかないほどの大帝国があり、友好関係を築いている。ということはこの人は帝国の要人・・?!
アレクセイよりも身長が高く見下ろす形となっている。銀髪にロイヤルブルーの瞳。年齢不祥。顔は美しく端正すぎるが女性的ではなくたくましさもある。そして大人の色気が半端ない・・・あーなんだろう。なんかいい匂いもする。
『今彼女の罪状をきめようとされてるように見受けられる。彼女の身柄私に預けていただきたい』
えー?!こんな展開なかったよねー!!!
「ミシェル!お前との婚約を破棄する!」
私は神に願い続けて、願いが届き死後に転生できた・・・・
けど神様!ここからはないでしょうよ!
ーーーーーーーーーーー
私は前世はほぼ病院生活の人生だった。学校にも通えず、滅菌ルームで過ごしていた。そんな私の楽しみは、小説やゲームの世界。「普通の生活」ができないから、夢小説や主人公の気持ちになって楽しむのが唯一病院の世界から抜け出す道だった。特に異世界転生モノはハマりにハマった。
16年の生涯だった。死が近づいてるのを感じて、神に祈り続けた・・・
『神様いるなら最後に私の願いを聞いてください!人間でもスライムでも何でもいいから異世界転生させてください!』
ーーーーーーーーーーー
そして現在。
神様はいた!異世界転生を成し遂げたのだ!
だって目の前に、アリクセイがいる!!
ここは乙女ゲームの『PRINCE LOVER』の世界。攻略対象たちの声優がまた豪華絢爛で、タイトルの通り、攻略対象は全員王子。第1王太子から第3までの3人の王子に対して展開されるストーリーだ。内容は一般的だったがそれなりにハマったものだ。
なんといっても、私二本足で立ってる・・・
健康な体でいることだけで神に感謝で涙が溢れそうだわ・・・
「ミシェル。今さら反省して泣いても無駄だぞ。」
アリクセイということは、マリンちゃんは第2王子を攻略したのね!うんうん、ちょっと不器用だけど一途さと男らしさが素敵だよねっ
と・・・現実逃避しちゃってた。
どうしてここからなのよ・・
私がミシェルと呼ばれてるということは、私が悪役令嬢なのね・・・異世界転生で悪役令嬢ものはあったけど、幼い時に思い出して~とかストーリーを変えられる余地があるタイミングが王道じゃいの!
なのにこれは!もう断罪シーン!
無実ではないはずだし。
断罪不可避。
「婚約破棄だけではない。お前はマリンを死に追いやろうと犯罪者を雇ったりと、大罪を犯している!このままのうのうと生きられると思うなよ」
せっかく健康な体を手に入れたのに・・こんなことって・・。
死罪ルートですよこれ。転生直後に散るなんて絶対に嫌!
「あの時の私はおかしかったのです・・本当に申し訳ございませんでした。マリン様生きててくださって本当によかった・・ 許してくれとは言いません。罪を償うチャンスをください。」
「都合が悪くなって塩わらしい演技か?騙されるか!」
「アレクセイ様・・本当に反省しておられるのかも・・・」とマリンは半泣きになりながらアレクセイの腕を掴んでいる。
「なんと心優しいマリン・・・愛している」「アレクセイ様・・」
死罪直前になにを見せられているのか!
なんとか国外追放くらいにさせてもらわなきゃ・・・
『取り込み中失礼。』
そうか!今日は王太子の誕生祭で各国の要人が集まってるパーティの場だった・・見せ物になってたのね。
「あなたは帝国の・・・っ」
アレクセイが焦り始めた。
確かこの国の隣国にはこの国を10倍にしても追いつかないほどの大帝国があり、友好関係を築いている。ということはこの人は帝国の要人・・?!
アレクセイよりも身長が高く見下ろす形となっている。銀髪にロイヤルブルーの瞳。年齢不祥。顔は美しく端正すぎるが女性的ではなくたくましさもある。そして大人の色気が半端ない・・・あーなんだろう。なんかいい匂いもする。
『今彼女の罪状をきめようとされてるように見受けられる。彼女の身柄私に預けていただきたい』
えー?!こんな展開なかったよねー!!!
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