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2.帝国王に連れて行かれる
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「そ・・そんな!メーカー帝国のアラン陛下にこの者の後処理をお願いするわけにはいきません!もしやこの者が帝国にも迷惑を・・?」
廃棄物みたいによく言うわ。というか!へ、陛下?!エンペラーということ!?
そんな方がなぜ・・ ミシェルは帝国に目をつけられるような罪まで犯したっていうの?もう死罪どころじゃないじゃない。詰んだってこういうことね・・・・
『いいえ。私の伴侶として迎えます。』
「「「え?」」」
思わずマリンちゃんも含めて3人でポカン。
『彼女は私の運命の人。番ですので。とはいえこの国では罪を犯したということですので、国外追放としていただき、もうこの国に足を踏み入れることはさせないとこの私の名をもって誓いましょう。』
と、ここって断罪現場だったっけってくらい微笑を称えて爽やかに言い放った。
「そ・・そんな・・場合によっては死罪も・・・」
『アレクセイ王子。私の血筋の番への執着はご存知でないかもしれませんが。指一本でも触れたら、思わずこの王国ごと消し炭にさせていただくかもしれませんね。』
微笑は称えたままだが、いきなり周囲が一気に寒くなったのは気のせいではないはず。。
アレクセイは震えだし、マリンちゃんは白目を剥いている。
『そちらの国王には追って正式に連絡させていただきますので、本日はこれにて。』
有無を言わせない貫禄がある。
ひゃ!私の方に近づいてきたー!
ツガイってほんとに・・?獣人とかがでてくる恋愛小説なんかでは聞いたことあったけど、この乙女ゲームではそんな設定なかったよね!
あ、、さっきのいい匂いが強くなってきた。この人からだったんだ。
なんだか頭がぼうっとする・・
『さぁ、私のミシェル。手をとって。』
これ何かの罠とかじゃないよねぇ。。。
けど死罪より最悪な選択はない!
と覚悟を決めてその手をとった。
「よ・・よろしくお願いします?」
『ふふ。混乱するのも無理はない。帝国までの道中たっぷりお話ししましょう。』
と私にあまーーーい笑顔を向けられ、私も思わずゴクリ。。顔が真っ赤なはず。
手を引かれながら、周りの貴族から
「え?あの冷酷皇帝よね・・?あんなお顔されるなんて・・・」
「全く女の噂は聞いたことがなかったが・・というか女性をエスコートしているのも見たことがないぞ。皇帝の一族は番が存在するって噂は本当だったか。」
と囁かれていたことは私には聞こえなかった。
廃棄物みたいによく言うわ。というか!へ、陛下?!エンペラーということ!?
そんな方がなぜ・・ ミシェルは帝国に目をつけられるような罪まで犯したっていうの?もう死罪どころじゃないじゃない。詰んだってこういうことね・・・・
『いいえ。私の伴侶として迎えます。』
「「「え?」」」
思わずマリンちゃんも含めて3人でポカン。
『彼女は私の運命の人。番ですので。とはいえこの国では罪を犯したということですので、国外追放としていただき、もうこの国に足を踏み入れることはさせないとこの私の名をもって誓いましょう。』
と、ここって断罪現場だったっけってくらい微笑を称えて爽やかに言い放った。
「そ・・そんな・・場合によっては死罪も・・・」
『アレクセイ王子。私の血筋の番への執着はご存知でないかもしれませんが。指一本でも触れたら、思わずこの王国ごと消し炭にさせていただくかもしれませんね。』
微笑は称えたままだが、いきなり周囲が一気に寒くなったのは気のせいではないはず。。
アレクセイは震えだし、マリンちゃんは白目を剥いている。
『そちらの国王には追って正式に連絡させていただきますので、本日はこれにて。』
有無を言わせない貫禄がある。
ひゃ!私の方に近づいてきたー!
ツガイってほんとに・・?獣人とかがでてくる恋愛小説なんかでは聞いたことあったけど、この乙女ゲームではそんな設定なかったよね!
あ、、さっきのいい匂いが強くなってきた。この人からだったんだ。
なんだか頭がぼうっとする・・
『さぁ、私のミシェル。手をとって。』
これ何かの罠とかじゃないよねぇ。。。
けど死罪より最悪な選択はない!
と覚悟を決めてその手をとった。
「よ・・よろしくお願いします?」
『ふふ。混乱するのも無理はない。帝国までの道中たっぷりお話ししましょう。』
と私にあまーーーい笑顔を向けられ、私も思わずゴクリ。。顔が真っ赤なはず。
手を引かれながら、周りの貴族から
「え?あの冷酷皇帝よね・・?あんなお顔されるなんて・・・」
「全く女の噂は聞いたことがなかったが・・というか女性をエスコートしているのも見たことがないぞ。皇帝の一族は番が存在するって噂は本当だったか。」
と囁かれていたことは私には聞こえなかった。
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