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本編
01
しおりを挟む懐かしい夢を見た。子どもの頃の夢…今よりももっと小さい時の…忘れてしまっていた。懐かしい夢を…
顔は思い出せないけれど…
「やだっ…いかないで!おにいちゃん!」
「泣かないで。可愛い顔が台無しだよ。泣き顔も可愛いけど…」
近所に住んでいたお兄ちゃんと遊んでいたけれど…何かの都合でお兄ちゃんが引っ越す事になったんだ…
俺はそのお兄ちゃんが大好きで離れたくなくて大泣きした。そして、お兄ちゃんを困らせて、宥めてくれていた両親も困らせた。
「やだっ…やだやだやだ!はなれたくない!」そう言って縋りつく俺を抱き上げると、記憶の中の白くぼやけたお兄ちゃんは少し考える素振りを見せた後、口を開いた。
「俺と君は番う運命だ」
「つがう?」
「そう、お互いに必要って意味だよ」
「ひつよう?」
「そ、必要」
「ひつようってことは、パパとママみたいになるの?」
「そーだよ。結婚するの」
「ずっといっしょ?」
「うん。ずーっと一緒だよ。」
「わかった。オレ…おにいちゃんとけっこんする!」
「全ての準備を整えたら迎えに来るから。ちゃんと待っていられる?」
「うん!オレ、まってる!いいこでまってる!」
「本当?他の人とか好きになったりしない?」
「しない!オレ、おにいちゃんのことすきだもん!」
「ふふ、ありがとう。なら、約束だね。必ず迎えに来るからね」
そう言って約束し、泣きながらもその手を離した。その時の俺はまだベータとかアルファとか知らなかったからできた約束である。
本当の意味で第二の性を理解した時『嘘つき』そう思った。お兄ちゃんが第二の性について知らないはずがない。そう思ったからだ。
ベータの男である自分と、男だしとてもオメガには見えないお兄ちゃん…例えお兄ちゃんがオメガだったとしても、結婚なんてできない従来オメガと結婚するのはアルファだと決まっている。
ずっと一緒になんて居られない…
その事実に悲しんで裏切られた気分になり塞ぎ込んでいた。
そして、その2年後に元恋人と呼ばれる者と出会う事になる…
*
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**
【禁止次項】
●転載、盗作、荒し、中傷、醸し
●他の作品と比べること
**
【注意次項】
●説明文とか下手です。(キャラも時折迷子になります。)
●物語最終話までの構成などは全く考えておりません。(大体グダグダです。)
●全て妄想で書き上げています。(自己満足です。)
●専門的な知識などは皆無です。(ご都合主義です。)
●気がついたら直していますが、誤字やおかしい文章など多数あります。(ごめんなさい。)
●R指定は念のため【R-18→*】
●メンタル弱いです。暖かい目で見てやってください
***
全ては“自己責任”でお読み下さい。
*
【禁止次項】
●転載、盗作、荒し、中傷、醸し
●他の作品と比べること
**
【注意次項】
●説明文とか下手です。(キャラも時折迷子になります。)
●物語最終話までの構成などは全く考えておりません。(大体グダグダです。)
●全て妄想で書き上げています。(自己満足です。)
●専門的な知識などは皆無です。(ご都合主義です。)
●気がついたら直していますが、誤字やおかしい文章など多数あります。(ごめんなさい。)
●R指定は念のため【R-18→*】
●メンタル弱いです。暖かい目で見てやってください
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全ては“自己責任”でお読み下さい。
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