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第1章 店を作ろう
第5話 畑作ろう
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KIROにおける食糧問題。それについて俺は数分で究極的なアイディアを思いついていた。
そうだ。畑、作ろう。
という訳で、麦わら帽子にクワを持った俺は店の横に居た。
「取り敢えず、地面を掘り返さないとなぁ」
土地には全部草の根がまだ残っている状態で、このままでは畑にはならない。
つまりは俺、人生初、畑耕します。
せーの…っつ!!
俺は大きくクワを振りかぶると、地面に強く叩きつける。
しかし、伝わってくるのはジーンっとした石に近い感触だった。幸先悪いなぁっと思いながら違う場所を掘り返そうとすると、また同じ感触がして、俺は地面を手で少し掘った。
「何だこれ……石、じゃないよな?」
そこにあったのは白色をした、何か。
石にしては少し不透明だし……もしかして宝石!!? とも思ったが、帰ってネットでも調べたがそれらしい物は出てこない。
まさか新種の宝石とか!?
ーーと、思う程俺は甘くない。
そんな新種なぞ、こんな簡単にしかも大量に出て来る訳がない。どうせ、『岩塩』とかそんなところだろう。
俺は店まで戻ると『岩塩』を寄せながら土を掘り返し、2メートル四方ぐらいの畑を完成させた。
「種はまだ買ってないから今日はここまでだなー…何植えよう?」
野菜を育てるのも何かと難しいからな。時期的には枝豆とかが良いんだっけ……よし、枝豆にしてみるか。何か見た目簡単そうだし。
そう思った俺は翌日、枝豆の種を買った後、畑に種を丁寧に植えた。取り敢えずは小学生の頃に育てたアサガオと同じ要領で、人差し指ほどの穴を開けて、その中に種を1つずつ入れた。
その後、軽くジョウロで水撒きをして終了。
「んーーーっ……あ」
しかし俺は背伸びをした時に…此処の土地で畑をやっていくにあたり、最大の問題があった事を今頃になって気づく。
日光、遮られてるね?
なんていう事だろうか。土地の周りにある大きな木のせいで、日光が畑まで届いていない。
植物に必要なのは水、空気、そして日光……だった気がする。
はぁ。終わった。この日当たりの悪さが原因で太陽光発電を諦めたんだ。バカだった。
どうにか木を切る以外で方法はないか…?
いや、ないな。
「もうふて寝だ!ふて寝!!」
すぐに考える事を諦めた俺は、声量とは裏腹にKIROの中にとぼとぼと入って行った。
「やべ……今何時だ?」
カフェのテーブル席で俺は目を覚ます。窓から差す月明かりで壁に掛かっている時計を見れば23時……完全に、完全に寝過ぎていた。
「ふわぁ~…流石に少し疲れてたのかもなぁ」
2日間草刈りをした後………いや、何もしてねぇな。ずっとダラっとしながら頭悩ませてただけだったわ。
「帰ったら怒られるのは確定……ダッシュで帰る!!」
「………ぇーん……」
店の扉を開けた瞬間。赤ちゃんの泣き声の様な……音、声が聞こえ、思わず急いで動かしていた足を止める。そして耳を澄ました。
「うぇ~ん…ひっく……」
今度は確かに聞こえた。
ーーーーいや、落ち着け? こんな所に普通子供なんている訳がないという発想をやめよう。もしかしたらGWの時期を敢えてずらしてお爺ちゃんの家に遊びに来た子供が居たっておかしくはない。
「ふぅー……」
よし。
自分の中で答えを見つけ、俺は声が聞こえる方向、畑のある方向へと足を向けた。
そこには何かがいる影が見えた。
自分の身体が固くなってるのを感じる。
自分が自然と歯を噛み締め、背筋が伸びている事に気付き、その緊張を解くかの様にまた無理矢理息を吐いた。
「君、何してるの?」
「ふえ?」
そこに居たのは緑色の髪をした、外人の子供だった。髪は後ろで2つに丸く纏められて、まん丸な蒼眼は潤んで此方を見ている。
泣いていたのはこの子で間違いないだろう。
そう思って声を掛けたのだがーー
「おとーちゃん!!」
「おとーちゃんね……………………おとーちゃん?」
何故こうなる。
そうだ。畑、作ろう。
という訳で、麦わら帽子にクワを持った俺は店の横に居た。
「取り敢えず、地面を掘り返さないとなぁ」
土地には全部草の根がまだ残っている状態で、このままでは畑にはならない。
つまりは俺、人生初、畑耕します。
せーの…っつ!!
俺は大きくクワを振りかぶると、地面に強く叩きつける。
しかし、伝わってくるのはジーンっとした石に近い感触だった。幸先悪いなぁっと思いながら違う場所を掘り返そうとすると、また同じ感触がして、俺は地面を手で少し掘った。
「何だこれ……石、じゃないよな?」
そこにあったのは白色をした、何か。
石にしては少し不透明だし……もしかして宝石!!? とも思ったが、帰ってネットでも調べたがそれらしい物は出てこない。
まさか新種の宝石とか!?
ーーと、思う程俺は甘くない。
そんな新種なぞ、こんな簡単にしかも大量に出て来る訳がない。どうせ、『岩塩』とかそんなところだろう。
俺は店まで戻ると『岩塩』を寄せながら土を掘り返し、2メートル四方ぐらいの畑を完成させた。
「種はまだ買ってないから今日はここまでだなー…何植えよう?」
野菜を育てるのも何かと難しいからな。時期的には枝豆とかが良いんだっけ……よし、枝豆にしてみるか。何か見た目簡単そうだし。
そう思った俺は翌日、枝豆の種を買った後、畑に種を丁寧に植えた。取り敢えずは小学生の頃に育てたアサガオと同じ要領で、人差し指ほどの穴を開けて、その中に種を1つずつ入れた。
その後、軽くジョウロで水撒きをして終了。
「んーーーっ……あ」
しかし俺は背伸びをした時に…此処の土地で畑をやっていくにあたり、最大の問題があった事を今頃になって気づく。
日光、遮られてるね?
なんていう事だろうか。土地の周りにある大きな木のせいで、日光が畑まで届いていない。
植物に必要なのは水、空気、そして日光……だった気がする。
はぁ。終わった。この日当たりの悪さが原因で太陽光発電を諦めたんだ。バカだった。
どうにか木を切る以外で方法はないか…?
いや、ないな。
「もうふて寝だ!ふて寝!!」
すぐに考える事を諦めた俺は、声量とは裏腹にKIROの中にとぼとぼと入って行った。
「やべ……今何時だ?」
カフェのテーブル席で俺は目を覚ます。窓から差す月明かりで壁に掛かっている時計を見れば23時……完全に、完全に寝過ぎていた。
「ふわぁ~…流石に少し疲れてたのかもなぁ」
2日間草刈りをした後………いや、何もしてねぇな。ずっとダラっとしながら頭悩ませてただけだったわ。
「帰ったら怒られるのは確定……ダッシュで帰る!!」
「………ぇーん……」
店の扉を開けた瞬間。赤ちゃんの泣き声の様な……音、声が聞こえ、思わず急いで動かしていた足を止める。そして耳を澄ました。
「うぇ~ん…ひっく……」
今度は確かに聞こえた。
ーーーーいや、落ち着け? こんな所に普通子供なんている訳がないという発想をやめよう。もしかしたらGWの時期を敢えてずらしてお爺ちゃんの家に遊びに来た子供が居たっておかしくはない。
「ふぅー……」
よし。
自分の中で答えを見つけ、俺は声が聞こえる方向、畑のある方向へと足を向けた。
そこには何かがいる影が見えた。
自分の身体が固くなってるのを感じる。
自分が自然と歯を噛み締め、背筋が伸びている事に気付き、その緊張を解くかの様にまた無理矢理息を吐いた。
「君、何してるの?」
「ふえ?」
そこに居たのは緑色の髪をした、外人の子供だった。髪は後ろで2つに丸く纏められて、まん丸な蒼眼は潤んで此方を見ている。
泣いていたのはこの子で間違いないだろう。
そう思って声を掛けたのだがーー
「おとーちゃん!!」
「おとーちゃんね……………………おとーちゃん?」
何故こうなる。
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