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初めてのケンカ?5
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雨の音がしとしとと耳へと迷い込む。
静かに微睡みの中へと誘うように降り続ける。
懐かしい音だった。
2人でじゃれながら聞いていた音。
幸せだと。この幸せが無くなる事などないと思っていた。
普段ならもうとっくに起きる時間。
ベッドに潜り窓から静かに降る雨を見つめる。
後ろから腕が回され抱きしめられ首筋に息がかかり幸せな時間に身を任せた。
お互いの頬に触れ額を合わせ微笑み合う。
小鳥のように軽く触れるだけの口付けを何度も交わす。鼻先を擦り合わせ不意をついて軽くその鼻先を甘噛みすれば、オオカミさんは仕返しとばかりに首筋を甘噛みする。
まだ最近のはずなのに。もう、遠くなってしまった甘い時間。
重い瞼を開けてしまえば消え去ってしまうのがわかっているから開けることが出来ない。
消えてしまった幸せに縋り付くのは惨めかもしれない。それでも、もうしばらくこの微睡みに甘えていたい。
そして、そのまま深く奥にしまい込んで出てこなければいい……
暖かい沼にゆっくりと深く深く落ちていく……。
まだ、夢の中なのだろうか?
頬を撫でられている?
この撫で方は、オオカミさんがするのと同じだった。
気持ち良くて擦り寄り自分からも近づいていきその手に受け入れられると自然と微笑む。
唇に柔らかな温もりが触れるが直ぐに離れ戸惑うようにまた近づき今度は啄む。
知った感触に答えるように口を少し開けばぬるりと口腔内へと入り込み擽る。
「っ……ふっ……」
口付けは深くなり触れていた手が頬から耳へ首筋へと下へ下へと降りていく。
唇が離れると次は、耳をぬめりとした舌が入り卑猥な音が更に刺激する。
夢の中なのに妙にリアルな感触。寂しさからかもう、触れることの無い人への執着か……目を開けば消え去ってしまいそうで閉じたまま受け入れ続けた。
「あっ……っ」
胸を刺激され声が漏れる。2つの胸がぐにゃぐにゃと形が変えられ時折先を弾かれ、その刺激で下腹部への疼きが強まっていく。首筋を舌が這い追い打ちをかける。
熱い……。
身体が熱を帯び甘い痺れが全身を覆っていく。
このまま、目覚めなければ良いのに……。
いるわけのない人の温もりに知らず涙が落ちた。
静かに微睡みの中へと誘うように降り続ける。
懐かしい音だった。
2人でじゃれながら聞いていた音。
幸せだと。この幸せが無くなる事などないと思っていた。
普段ならもうとっくに起きる時間。
ベッドに潜り窓から静かに降る雨を見つめる。
後ろから腕が回され抱きしめられ首筋に息がかかり幸せな時間に身を任せた。
お互いの頬に触れ額を合わせ微笑み合う。
小鳥のように軽く触れるだけの口付けを何度も交わす。鼻先を擦り合わせ不意をついて軽くその鼻先を甘噛みすれば、オオカミさんは仕返しとばかりに首筋を甘噛みする。
まだ最近のはずなのに。もう、遠くなってしまった甘い時間。
重い瞼を開けてしまえば消え去ってしまうのがわかっているから開けることが出来ない。
消えてしまった幸せに縋り付くのは惨めかもしれない。それでも、もうしばらくこの微睡みに甘えていたい。
そして、そのまま深く奥にしまい込んで出てこなければいい……
暖かい沼にゆっくりと深く深く落ちていく……。
まだ、夢の中なのだろうか?
頬を撫でられている?
この撫で方は、オオカミさんがするのと同じだった。
気持ち良くて擦り寄り自分からも近づいていきその手に受け入れられると自然と微笑む。
唇に柔らかな温もりが触れるが直ぐに離れ戸惑うようにまた近づき今度は啄む。
知った感触に答えるように口を少し開けばぬるりと口腔内へと入り込み擽る。
「っ……ふっ……」
口付けは深くなり触れていた手が頬から耳へ首筋へと下へ下へと降りていく。
唇が離れると次は、耳をぬめりとした舌が入り卑猥な音が更に刺激する。
夢の中なのに妙にリアルな感触。寂しさからかもう、触れることの無い人への執着か……目を開けば消え去ってしまいそうで閉じたまま受け入れ続けた。
「あっ……っ」
胸を刺激され声が漏れる。2つの胸がぐにゃぐにゃと形が変えられ時折先を弾かれ、その刺激で下腹部への疼きが強まっていく。首筋を舌が這い追い打ちをかける。
熱い……。
身体が熱を帯び甘い痺れが全身を覆っていく。
このまま、目覚めなければ良いのに……。
いるわけのない人の温もりに知らず涙が落ちた。
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