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195 エッダと新しい魔導具
「では、古竜のみんな。この扉を通って一気に王都のお屋敷にいきますよ!」
「「「「は~い」」」」
古竜達は、ファリカに続いて扉から王都に行きました。
「おお!王都のお屋敷ですよ~」
「本当に王都なの」
「本当に王都じゃ」
「のだ!」
古竜達は、王都のお屋敷に転移しました。
ファリカも古竜の後に続き最後に私が転移しました。
ファリカと古竜は一度外へ出ました。
私は、それを見送り屋敷内に入り、自分の部屋に移動しました。
「エッダ。何か変わったことはなかったかしら?」
エッダは指輪のような魔導具を触って、姿を現しました。
「エルーシア様、先程からマルガリータ第一王妃様と、オッドリア伯爵ご夫妻がいらっしゃっています。旦那様と奥様と5人でなにやら話し合っておいでです」
「そう。わかったわ」
「エルーシア様。5人の話の内容を聞かなくてもいいのですか?」
「エッダ。大体予想がついていますので大丈夫です。
それよりも、闇の古竜を結界で押さえつけているようよ。
帝国が勇者を召喚して結界で身動きを出来ないようにしたと言う事みたい」
「え?そのような情報は、わたくしは知りません。
申し訳ございません」
エッダは深く腰を曲げた。
「いいえ、いいのよ。我が領地で引き取った軍部の幹部でも知らなかった事よ。
エッダが知らなくても問題ないわ」
「はい。ありがとうございます」
「それよりも、古竜は探せば見つかると思うけれども、勇者の情報よね?」
「はい。そのうちのお一人はお嬢様もご存じですが、もう一人は、私達の情報網にも入って来ていないです。 もしかしたら、もうこの世にいないとか」
「エッダ。それは無いわ。二人でとはいえ、古竜を結界で身動きできなくするほどの達人よ。殺すはずはないわ。必ず帝国内にいるはずよ。だって帝国の切り札よ」
「そうですね。それではそちらも調べるようにしますか?」
「そうね。現状では人数が足りないわね。先ずは諜報の人数を増やすことかしら」
「はい。承知しました」
「エッダ。工作費などは、私の資金がたくさんありますから、必要なら必ず報告してね。そしてみんな無理をしないように伝えなさい」
「はい、お気遣いありがとうございます。
帝国と教国は、魔法送受信機(トランシーバー)と監視の魔導具(監視カメラ)を設置しましたので、人員も余裕出てきましたが、その余剰分で工作員を集めるために使かいます」
「あ。それとねエッダ」
私は、魔方陣が書かれたマントを数十枚と、シルバーに光る指輪数個をエッダに渡しました。
「その指は貴女の使っている指輪と同じです。
そして、そのマントは魔法を使える者ならば誰でも使える物です。
羽織る事で、姿を消し気配も消してしまいます。
けれども魔力が無くなると効果がなくなるのでそのつもりで使いなさい」
「はい。ありがとうございます」
そう言ってエッダは姿を消しました。
「では、古竜のみんな。この扉を通って一気に王都のお屋敷にいきますよ!」
「「「「は~い」」」」
古竜達は、ファリカに続いて扉から王都に行きました。
「おお!王都のお屋敷ですよ~」
「本当に王都なの」
「本当に王都じゃ」
「のだ!」
古竜達は、王都のお屋敷に転移しました。
ファリカも古竜の後に続き最後に私が転移しました。
ファリカと古竜は一度外へ出ました。
私は、それを見送り屋敷内に入り、自分の部屋に移動しました。
「エッダ。何か変わったことはなかったかしら?」
エッダは指輪のような魔導具を触って、姿を現しました。
「エルーシア様、先程からマルガリータ第一王妃様と、オッドリア伯爵ご夫妻がいらっしゃっています。旦那様と奥様と5人でなにやら話し合っておいでです」
「そう。わかったわ」
「エルーシア様。5人の話の内容を聞かなくてもいいのですか?」
「エッダ。大体予想がついていますので大丈夫です。
それよりも、闇の古竜を結界で押さえつけているようよ。
帝国が勇者を召喚して結界で身動きを出来ないようにしたと言う事みたい」
「え?そのような情報は、わたくしは知りません。
申し訳ございません」
エッダは深く腰を曲げた。
「いいえ、いいのよ。我が領地で引き取った軍部の幹部でも知らなかった事よ。
エッダが知らなくても問題ないわ」
「はい。ありがとうございます」
「それよりも、古竜は探せば見つかると思うけれども、勇者の情報よね?」
「はい。そのうちのお一人はお嬢様もご存じですが、もう一人は、私達の情報網にも入って来ていないです。 もしかしたら、もうこの世にいないとか」
「エッダ。それは無いわ。二人でとはいえ、古竜を結界で身動きできなくするほどの達人よ。殺すはずはないわ。必ず帝国内にいるはずよ。だって帝国の切り札よ」
「そうですね。それではそちらも調べるようにしますか?」
「そうね。現状では人数が足りないわね。先ずは諜報の人数を増やすことかしら」
「はい。承知しました」
「エッダ。工作費などは、私の資金がたくさんありますから、必要なら必ず報告してね。そしてみんな無理をしないように伝えなさい」
「はい、お気遣いありがとうございます。
帝国と教国は、魔法送受信機(トランシーバー)と監視の魔導具(監視カメラ)を設置しましたので、人員も余裕出てきましたが、その余剰分で工作員を集めるために使かいます」
「あ。それとねエッダ」
私は、魔方陣が書かれたマントを数十枚と、シルバーに光る指輪数個をエッダに渡しました。
「その指は貴女の使っている指輪と同じです。
そして、そのマントは魔法を使える者ならば誰でも使える物です。
羽織る事で、姿を消し気配も消してしまいます。
けれども魔力が無くなると効果がなくなるのでそのつもりで使いなさい」
「はい。ありがとうございます」
そう言ってエッダは姿を消しました。
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