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127 後半

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127 後半

シュタインが持ってきたガラスを床に落としました!
(あ!ガラスが割れちゃう!)
私は目を瞑りました。


(あれ?ガラスが割れた音がしないよ?)

目を開けるとニヤける、レオンとシュタイン。
そしてガラスは床にそのままの形をしたまま落ちでいました。

「え?」

驚く私に二人は

「「すごいだろ、このガラス」」

「実は、レオンがガラスに強化魔法をかけたのじゃ。他の者達は上手く魔法をかけることができなかったのじゃが、レオンがイメージをみんなに教えたら数人出来るようになったのじゃ」

「すごいですね。これで、温室を沢山作る事が出来ますね。
あ!シュタインこのガラスですけど、至急でホテルと私の館に取り付けるようにしてください。レオンはサッシを作ってくださいね」
でました。私の無茶ぶり。

「え?はい。お嬢様。でもサッシって何ですか?」
「あら、金属製の窓枠よ。出来たらアルミが良いかな?」
「はい。軽い方が良いって事ですね」
「それと網戸も作ってね」
「え!は、はい」
レオンは、冷や汗を書いています。


「レオンそれにしても、魔法はすごいわね。イメージが出来たら何でもできるのかしら?って思ってしまうわよね?」「ね?」「ね?」
「ねぇ。レオン。シュタイン。その列車の模型に乗ってください。すぐに!」

「「え?」」

「いいから乗りなさい」

二人は渋々列車の模型に乗りました。

私は2人を乗せた模型に
《30㎝浮いて》と念じました。

「「 おお!」」 なんと列車の模型は浮き上がりました。

そして《ゆっくり、前に進め》

「「 うわ! 」」 模型はゆっくりと動き出しました。

《止まって、着地》
「「おおおお!」」

模型はゆっくりと止まり地面に車輪をつけました。

模型に乗っている2人は驚いています。
いいえ、私も驚いています。

そして今度は、外に出て2人を列車の模型に乗せて馬車の速度の3倍約時速50㎞で動かしてみました。

「お、お嬢様、空気抵抗を感じなくする魔法をかけなければ、この世界の作り物だと、空気抵抗に負けてすぐに壊れてしまします~」
レオンは、目を閉じています。
空気抵抗が強いのでしょう。

「そうね。それならば、今度は空気抵抗をなくす魔法も付与してみますね?」

そうすると今度は、どんなにスピードを上げようとしても、駆け足ぐらいのスピードしか出なくなりました。

3人で困った困ったと悩んでいると
「スライムちゃんと散歩をしていたのですが、お姉様がいるとお聞きしたので来ちゃいました!」
私の可愛い妹のファリカが、4人のスライムちゃん達を連れて来ました。
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