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あれから私はお母様の後をついて歩いています。

私がついて歩いているので、プルプルもポヨポヨも後をついて歩きます。
まるでカルガモの親子のようです。

そんな私をみてお母様は、怒ることなく、抱っこして撫で撫でしてくれます。
いとこのリーサとライナーは、私に近づいて一緒に遊びたいのでしょうが、私がお母様にべったりなので近づかずに遠巻きに見ているだけです。
(この子達は空気読めるのね。何処かの息子とその父親と大違い!)

夕御飯が近くなった頃、メリアが私に近づいてきました。
「エルーシア様。アルーシャ様にべったり駄目!夜会の準備 大詰め エルーシア様のせい 遅れた言われたくない?」

た たしかにメリアの言う通りです。
私は、それを聞いてメリアと手を繋ぎました。
メリアはニコッとして、私を連れて、リーサとライナーの元へ連れて行ってくれました。

「ライナー様、リーサ様。エルーシア様 おままごと。
お嬢様 仲良くなる おままごと 一番!」

そうすると、ライナーが

「おままごとか! よし。それでは私がお父さん役で良いか? メリアはお母さん役で、リーサとエルーシアちゃんは姉妹役でどうだろうか?」

女の子の遊びなのに、ライナーは乗り気ですね。
ふふふ。これも空気をよんでいるのでしょうか?


「「「うん。 いいよ」」」

3人の女の子はライナーの言う通りがいいとお返事をしました。

(リーサと姉妹って・・・ 本当は双子だから役ってかんじじゃないな・・・)

リーサはわたし(エルーシア)の手をとり

「エルちゃん。最初はわたしがおねえちゃんでいい?」

(あら、そのまま 本当にお姉ちゃんなんだけどね)
と思いながらも

「うん。いいよ。リーサお姉様」
と言ってニコッと営業スマイルをしました。

「従姉妹なんだけど、二人は本当にそっくりだね。そんなにそっくりなら双子役の方がなんかしっくりくるな。双子の姉妹役にしようか?」

ライナー兄様は笑顔でそう提案してきました。

(ラ ライナー兄様。鋭いな・・・)と思いながらも

「「うん。そんなにそっくりなら双子で行こうよ!」」

私たちはそうお返事しました。

(あれ?本当は兄妹だからかな?この二人で一緒にいるのは、なんだかしっくりくるな。ライナー兄様も乱暴でなくて紳士的で優しく接してくれるし、リーサは美人だし。でも痩せすぎよね)

私は生まれてきたときの事を思い出して
あれが原因で体が弱いのかしら?と思い

《治癒魔法リーサお姉ちゃんの体が良くなりますように》
《回復魔法リーサお姉ちゃんの体力回復》

私はリーサに回復魔法をかけました。

ちょっとキラキラしたけど、二人は気づいていないようです。

そして、私たち4人は大人達に呼ばれるまで4人で遊びました。
リーサお姉ちゃんはずっと私の手を繋いでいました。
ライナー兄様も、メリアもずっと笑顔でいます。

プルプルとポヨポヨは、お庭で遊んでいました。
そして使用人がスライム小屋を作ってくれました。
(小屋といっても大人も入れるくらいで、別々にお部屋があります)
二人は小屋の中で遊んでいます。
やっぱり自分の家が出来て嬉しいのよね・・・
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