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私は、Bathroomに行って時間をかけて入浴した。
上がって、部屋に籠る。
手鏡で一応見えるところを確認したが、大丈夫だった。
「どう?」
リビングに座ってる彼に聞いた。
「素晴らしい、君をエスコートする幸せを俺にくれ」
「仕方がない、許すわ」
「これは、何と言う着物なんだ?」
「京友禅よ、30年以上前の物には見えないでしょ。
母が嫁入りする時に持って来たもので、私が結婚する時に持たせてくれた。
白磁色のちりめん地に、桃花流水という柄なの」
「銀行のパーティーで着ていたものより、派手で艶やかだ」
「前回のはセミフォーマル、これはパーティードレスという位置づけだから」
彼はスーツに着替えて、準備が出来たところでハイヤーが着た。
荷物一式を持って、車に乗った。
首都高を走って、六本木に着いた。
超高級マンションのエントランスに、車が横付けされる。
運転手が降りてきて、ドアを開けてくれた。
マンションに入ると、入り口でコンシェルジュが応対してくれた。
直ぐにエレベータに案内されて、高層階に上がっていく。
ドアが開いて、彼について行くとベイリー氏の部屋だった。
中に入ると、ベイリー氏と奥様が出迎えてくれた。
最初に手土産ですと、私が焼いたパンを渡す。
挨拶もそこそこに、彼女は私の着物に夢中だ。
本当に、着物が大好きな様子だった。
だが、驚くのはこれからだ。
高代氏が、二人の結婚式に参加出来なかったことを詫びた。
その代わり、結婚祝いを送りたい。
それがこれですと、風呂敷を開けた。
奥さまのエヴィリンが、悲鳴を上げる。
信じられないという、表情だ。
ベイリー氏は高代氏と打ち合わせ済みで、ニコニコしている。
夢の第一歩が、始まった。
上がって、部屋に籠る。
手鏡で一応見えるところを確認したが、大丈夫だった。
「どう?」
リビングに座ってる彼に聞いた。
「素晴らしい、君をエスコートする幸せを俺にくれ」
「仕方がない、許すわ」
「これは、何と言う着物なんだ?」
「京友禅よ、30年以上前の物には見えないでしょ。
母が嫁入りする時に持って来たもので、私が結婚する時に持たせてくれた。
白磁色のちりめん地に、桃花流水という柄なの」
「銀行のパーティーで着ていたものより、派手で艶やかだ」
「前回のはセミフォーマル、これはパーティードレスという位置づけだから」
彼はスーツに着替えて、準備が出来たところでハイヤーが着た。
荷物一式を持って、車に乗った。
首都高を走って、六本木に着いた。
超高級マンションのエントランスに、車が横付けされる。
運転手が降りてきて、ドアを開けてくれた。
マンションに入ると、入り口でコンシェルジュが応対してくれた。
直ぐにエレベータに案内されて、高層階に上がっていく。
ドアが開いて、彼について行くとベイリー氏の部屋だった。
中に入ると、ベイリー氏と奥様が出迎えてくれた。
最初に手土産ですと、私が焼いたパンを渡す。
挨拶もそこそこに、彼女は私の着物に夢中だ。
本当に、着物が大好きな様子だった。
だが、驚くのはこれからだ。
高代氏が、二人の結婚式に参加出来なかったことを詫びた。
その代わり、結婚祝いを送りたい。
それがこれですと、風呂敷を開けた。
奥さまのエヴィリンが、悲鳴を上げる。
信じられないという、表情だ。
ベイリー氏は高代氏と打ち合わせ済みで、ニコニコしている。
夢の第一歩が、始まった。
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