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第九章 沙保里
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「fortuna次世代センター、緊急オーディション。
この子も受けます。
オーディションnumber01、出雲沙織」
突然、fortunaのHPにUPされた募集広告にfanは大騒ぎになった。
真正面から撮られた画像は、まるで俺だ。
ややふっくらとした顔の輪郭は、若さを象徴していた。
「募集期間が3日とか、他に取る気がないだろう」
「CGなんじゃねえの」
「出来レースだ」
「コネで入れるのかよ」
もうnetは、炎上が止まらない。
翌日、10秒のテイザー映像が流れた。
確かに真凛に似ているが、明らかに若い。
セーラー服の少女は、サラサラのロングヘア―が風に靡いて初々しかった。
「コネでもいい、すぐに取れ」
「もっとみせろ」
「ここまでして、落とすはず無いよね」
また、騒ぎが大きくなった。
2月の最終週、シーホークのラジオがある。
プロデューサーは、何でも話していいと言うが、自分のことじゃないので難しい。
「今日は月一レギュラーの真凛ちゃんです」
「こんばんは、出雲真凛です」
「まず聞かせて。出雲沙織ちゃんて何者?」
「あら、いきなり」
「いきなりはそっちや。
あんな募集されたら、気になってしゃあないやろ」
鷹山さんが絶好調だ。
「出雲沙織は、私の妹です」
「本物?」
「実の妹です。みんなには見せられないんですが、家族写真をお二人に見てもらいます」
「ああ、ホンマや」
「それにしても、美男美女の兄弟やな」
「お母さんが、また美人さん」
「家族の話はそれくらいで」
「どうしてこうなったん?」
「妹が他のオーディションを受けるって、言い出したんです。
芸能界の厳しさを教えようとfortunaの研究生公演に連れて行ったら、スカウトされました」
「真凛ちゃんと同じくらい可愛いもん。そりゃ、スカウトされるわ」
「私は妹だから、全然ないと思ってました」
「今はオーディション待ちなん?」
「そうです。
そのまま入れって言われたんですけど、オーデション無しは裏口入学みたいでおかしいって私が言いました」
「それでああなった?」
「やり過ぎですよね、ヘイト集めそうで怖いです」
「まあ、アンチはつくわな」
「御手柔らかにお願いしたいです」
この子も受けます。
オーディションnumber01、出雲沙織」
突然、fortunaのHPにUPされた募集広告にfanは大騒ぎになった。
真正面から撮られた画像は、まるで俺だ。
ややふっくらとした顔の輪郭は、若さを象徴していた。
「募集期間が3日とか、他に取る気がないだろう」
「CGなんじゃねえの」
「出来レースだ」
「コネで入れるのかよ」
もうnetは、炎上が止まらない。
翌日、10秒のテイザー映像が流れた。
確かに真凛に似ているが、明らかに若い。
セーラー服の少女は、サラサラのロングヘア―が風に靡いて初々しかった。
「コネでもいい、すぐに取れ」
「もっとみせろ」
「ここまでして、落とすはず無いよね」
また、騒ぎが大きくなった。
2月の最終週、シーホークのラジオがある。
プロデューサーは、何でも話していいと言うが、自分のことじゃないので難しい。
「今日は月一レギュラーの真凛ちゃんです」
「こんばんは、出雲真凛です」
「まず聞かせて。出雲沙織ちゃんて何者?」
「あら、いきなり」
「いきなりはそっちや。
あんな募集されたら、気になってしゃあないやろ」
鷹山さんが絶好調だ。
「出雲沙織は、私の妹です」
「本物?」
「実の妹です。みんなには見せられないんですが、家族写真をお二人に見てもらいます」
「ああ、ホンマや」
「それにしても、美男美女の兄弟やな」
「お母さんが、また美人さん」
「家族の話はそれくらいで」
「どうしてこうなったん?」
「妹が他のオーディションを受けるって、言い出したんです。
芸能界の厳しさを教えようとfortunaの研究生公演に連れて行ったら、スカウトされました」
「真凛ちゃんと同じくらい可愛いもん。そりゃ、スカウトされるわ」
「私は妹だから、全然ないと思ってました」
「今はオーディション待ちなん?」
「そうです。
そのまま入れって言われたんですけど、オーデション無しは裏口入学みたいでおかしいって私が言いました」
「それでああなった?」
「やり過ぎですよね、ヘイト集めそうで怖いです」
「まあ、アンチはつくわな」
「御手柔らかにお願いしたいです」
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