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8)日曜日に御手を拝借〈1〉*
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翌朝、和都は自宅のとは違う、見覚えのあるベッドで目を覚ます。
身体に掛かっている布団カバーが薄いグレーなのを見て、ああそうだ、仁科の家に泊まったのだった、と思い出した。
だが、ベッドには一人きり。
部屋の奥、ベランダに通じる窓のカーテンが半分だけ開いていて、室内はだいぶ明るい。
「ああ、起きた?」
不意に扉が開いて、紺色のラフなルームウェアを着た仁科が入ってきた。先に起きていたらしい。
自分は随分と深く、長く眠っていたようだ。
「なんかすごい、ねちゃっ……」
ゴホゴホと、起き上がりながら声を出そうとして咳き込んだ。喉が枯れている。昨晩たくさん泣いたからだろうか。
「ちょっと待ってな」
そう言うと、仁科はペットボトルの水を持って寝室に戻ってくる。
和都はそれを受け取ろうとしたのだが、仁科はペットボトルを開けると自分の口に水を含み、顔を近づけて唇を合わせてきた。
あ、と思う間もなく、舌先にこじ開けられた口の中に、トクトクと冷たい水が注がれる。
「……んんっ」
喉の内側を、温くなった水と一緒に暖かい何かが自分の中に入ってくるのが分かる。
和都は目を閉じて、ただただそれを受け入れた。
今の自分に足りないもの。自分では生み出せない霊力は、仁科にこうして分けてもらわなければ、まともに生活することもままならない。
──この人からは、離れられないんだなぁ。
側からいなくなることが、もう考えられない。考えたくもない。
「……普通に飲ませてよ」
「えー、いいじゃん」
ようやく解放された唇を尖らせて言うと、仁科はまだ随分と残っているペットボトルを和都に差し出す。
最初はおでこで、それから当たり前に唇でキスをするようになった。隙を見せれば唇を奪われるので、多分キス魔なんだろうな、と和都は思う。
受け取ったペットボトルに口をつけながら、いや違ったな、と思い直した。
仁科と最初にキスをしたのは、おでこではなく、水を飲まされた時だ。
「そういえば、先生に最初にキスされた時も、水飲まされてたね」
「あー、そうだったね」
「いまだにあれの理由、聞いてないんですけど」
じとっとした視線を向けると、和都のそばに腰をおろした仁科が、どこか気まずそうな顔をする。
「……怒んない?」
「うん、まぁ……」
された当初は何をするんだと思っていたが、随分と前のことだし、今更怒ろうとは思わない。
「弟に──雅孝に、時々やってたの。アイツよく寝ながら泣いてて、寝起きにケホケホ苦しそうに咳すること多くて。落ち着かせたいのと、ちゃんと水飲ませたいのとで、たまにやっててね」
「……そう、ですか」
兄弟がいないので正しくは分からないが、普通の兄弟間では多分しないことのはず。
仁科にとって、やはり末弟の雅孝はそのくらい特別な存在だったのだ。
「いやー、お前が入学してきた時は、吃驚したよ。雅孝の生き写しが歩いてるんだもん。最初は本当、幽霊かと思った」
「まぁ、確かに似てるっぽいんで仕方ないですけど」
「やたらと倒れるから、青白い顔みる度に肝が冷えたよ。保健室にもしょっちゅう運ばれて来るしさ。だから、うっかりアイツと同じことやらないように、これでも気をつけてはいたんだけど」
時折、仁科が懐かしそうに自分を見ることがあって、それは気付いていた。
きっと雅孝と重ねていたんだろう。
「あの時、お前も寝てる間ずっと泣いてて。それで重なっちゃってさ」
仁科の大きな手が伸びてきて、頭をそっと撫でる。
「お前はアイツじゃないのにねぇ」
「……まぁ、べつに」
最初は雅孝の代わりとして可愛がられてるのだろうと思っていた。でも今は、ちゃんと自分を見てくれているのだと、分かっている。
それにあれがきっかけで、仁科が霊力を持っていることが分かったので、まさに雨降って地固まるとはこのことだ。
和都が半年以上前になってしまった出来事を思い返し、しみじみとしていると、ふと仁科の手が伸びて右耳に触れる。
「そういや、耳につけてた絆創膏は、なんだったんだ?」
言われてハッとなり、自分の顔がみるみる赤くなるのが分かった。
横目で仁科のほうを見れば、じとっとした視線を向けられている。
「ほー、何だったのか気になるねぇ?」
「……怒んない?」
「内容によるけど」
もうすでに怒っている気配がするが。
和都はペットボトルの蓋をきっちり閉めてから、気まずそうな顔で口を開いた。
「その、ユースケに、告白された時に。……キス、とかされて、そん時に噛まれて、跡がついちゃって……」
おずおず答えて、視線をチラリと仁科のほうに向けると、やはりどこかムカついたような顔をしていて。
「へー、それは昨日教えてもらってなかったなぁ」
「わ、ちょ……!」
弁明する間もなくベッドに押し倒されていて、唇に噛みつかれた。
大きな舌で口の中を蹂躙されて息が苦しい。
「……俺以外のヤツと何してんだよ」
ようやく解放されたかと思えば、降ってくるのはそんな言葉。
「い、いきなりだったし! おれがユースケに抵抗できるわけないでしょ?!」
「それはそうだけど……」
仁科はまだどこか不服そうな顔で、口をへの字に曲げている。
思っている以上にこの人は、自分のことが好きらしい。
──……かわいい。
不覚にもそう思ってしまった。
「まぁでも、今後は気をつけてね。大人気なく全力で妬くよ?」
「先生がそういうこと言うの……?」
付き合ってもいない生徒にキスをしたくせに。
「俺は好きな人以外と、基本しないタイプだって言ったでしょ」
言われて、そういえば随分前に、そんな言葉を聞いた気がする。
そうなると、仁科はかなり前から自分を好きでいたことになるな、と気付いてしまった。それに気付いてすらおらず、ましてずっと一緒にいた春日の気持ちにも気付かなかったのだから、自分の鈍感ぶりは目も当てられない。
一人脳内で反省していると、仁科が何やら思い出したように、和都の着ていたパジャマの、襟元を引っ張って中を覗く。
「……やっぱ綺麗に消えてるねぇ」
何を確認されたのかすぐに分かった。
以前、胸元につけられた、秘密の証のような痕跡。
「だって先生、忙しそうだったから……」
「そうだったね」
消えたら教えて、と言われたものの、狛犬騒動の後の仁科は何かと動き回っていたので、話すタイミングが全くなかった。
そこからズルズルと悪い方向に考えてしまったので、思いの外自分の支えになっていたのだと痛感する。
正直、つけられるのは恥ずかしいけれど、嬉しいとは思うから。
「……今回は、好きなとこにつけていい、です」
視線を逸らしつつ、そう言った。
「いいの?」
「……うん」
不可抗力とはいえ、春日とキスをしてしまったのは、やはり少しだけ後ろめたい。
あんなに不服そうな顔をさせてしまったのだ。自分も何かを差し出さないと、フェアじゃない気がする。
「そうねぇ、じゃあ……」
仁科は何か考えるような顔をすると、ゆっくり首周りに舌を這わせててきた。
しかしその辺りは、誰がどう見ても、すぐに分かられてしまう場所。
「く、首はダメ! 見えるから!」
「どこでもいいって言ったじゃーん」
「だ、だって……」
分かりやすい位置にキスの痕跡なんてつけられたら、菅原から根掘り葉掘り聞かれるに違いない。それだけは嫌だ。
困ったように眉を下げる和都に、仁科はくすくす笑ってみせる。
「冗談冗談。……残念だけど、今日はなしね」
「えっ」
「もうすぐ修学旅行でしょ。どこにつけても絶対春日クン達にバレちゃうもん」
「……そうだった」
修学旅行では春日たちと同じ班なので、移動も寝泊まりも、それにお風呂だって一緒なのだ。どんなに分かりにくい場所でも見つかるに違いない。
「修学旅行終わったら冬休みだし。……そん時は覚悟しなね」
どこか楽しげに仁科が言う。
一体何をされるのやら。
「……はぁい」
少し怖いけれど、ちょっとだけ嬉しい気持ちを抱えて、和都は返事をした。
身体に掛かっている布団カバーが薄いグレーなのを見て、ああそうだ、仁科の家に泊まったのだった、と思い出した。
だが、ベッドには一人きり。
部屋の奥、ベランダに通じる窓のカーテンが半分だけ開いていて、室内はだいぶ明るい。
「ああ、起きた?」
不意に扉が開いて、紺色のラフなルームウェアを着た仁科が入ってきた。先に起きていたらしい。
自分は随分と深く、長く眠っていたようだ。
「なんかすごい、ねちゃっ……」
ゴホゴホと、起き上がりながら声を出そうとして咳き込んだ。喉が枯れている。昨晩たくさん泣いたからだろうか。
「ちょっと待ってな」
そう言うと、仁科はペットボトルの水を持って寝室に戻ってくる。
和都はそれを受け取ろうとしたのだが、仁科はペットボトルを開けると自分の口に水を含み、顔を近づけて唇を合わせてきた。
あ、と思う間もなく、舌先にこじ開けられた口の中に、トクトクと冷たい水が注がれる。
「……んんっ」
喉の内側を、温くなった水と一緒に暖かい何かが自分の中に入ってくるのが分かる。
和都は目を閉じて、ただただそれを受け入れた。
今の自分に足りないもの。自分では生み出せない霊力は、仁科にこうして分けてもらわなければ、まともに生活することもままならない。
──この人からは、離れられないんだなぁ。
側からいなくなることが、もう考えられない。考えたくもない。
「……普通に飲ませてよ」
「えー、いいじゃん」
ようやく解放された唇を尖らせて言うと、仁科はまだ随分と残っているペットボトルを和都に差し出す。
最初はおでこで、それから当たり前に唇でキスをするようになった。隙を見せれば唇を奪われるので、多分キス魔なんだろうな、と和都は思う。
受け取ったペットボトルに口をつけながら、いや違ったな、と思い直した。
仁科と最初にキスをしたのは、おでこではなく、水を飲まされた時だ。
「そういえば、先生に最初にキスされた時も、水飲まされてたね」
「あー、そうだったね」
「いまだにあれの理由、聞いてないんですけど」
じとっとした視線を向けると、和都のそばに腰をおろした仁科が、どこか気まずそうな顔をする。
「……怒んない?」
「うん、まぁ……」
された当初は何をするんだと思っていたが、随分と前のことだし、今更怒ろうとは思わない。
「弟に──雅孝に、時々やってたの。アイツよく寝ながら泣いてて、寝起きにケホケホ苦しそうに咳すること多くて。落ち着かせたいのと、ちゃんと水飲ませたいのとで、たまにやっててね」
「……そう、ですか」
兄弟がいないので正しくは分からないが、普通の兄弟間では多分しないことのはず。
仁科にとって、やはり末弟の雅孝はそのくらい特別な存在だったのだ。
「いやー、お前が入学してきた時は、吃驚したよ。雅孝の生き写しが歩いてるんだもん。最初は本当、幽霊かと思った」
「まぁ、確かに似てるっぽいんで仕方ないですけど」
「やたらと倒れるから、青白い顔みる度に肝が冷えたよ。保健室にもしょっちゅう運ばれて来るしさ。だから、うっかりアイツと同じことやらないように、これでも気をつけてはいたんだけど」
時折、仁科が懐かしそうに自分を見ることがあって、それは気付いていた。
きっと雅孝と重ねていたんだろう。
「あの時、お前も寝てる間ずっと泣いてて。それで重なっちゃってさ」
仁科の大きな手が伸びてきて、頭をそっと撫でる。
「お前はアイツじゃないのにねぇ」
「……まぁ、べつに」
最初は雅孝の代わりとして可愛がられてるのだろうと思っていた。でも今は、ちゃんと自分を見てくれているのだと、分かっている。
それにあれがきっかけで、仁科が霊力を持っていることが分かったので、まさに雨降って地固まるとはこのことだ。
和都が半年以上前になってしまった出来事を思い返し、しみじみとしていると、ふと仁科の手が伸びて右耳に触れる。
「そういや、耳につけてた絆創膏は、なんだったんだ?」
言われてハッとなり、自分の顔がみるみる赤くなるのが分かった。
横目で仁科のほうを見れば、じとっとした視線を向けられている。
「ほー、何だったのか気になるねぇ?」
「……怒んない?」
「内容によるけど」
もうすでに怒っている気配がするが。
和都はペットボトルの蓋をきっちり閉めてから、気まずそうな顔で口を開いた。
「その、ユースケに、告白された時に。……キス、とかされて、そん時に噛まれて、跡がついちゃって……」
おずおず答えて、視線をチラリと仁科のほうに向けると、やはりどこかムカついたような顔をしていて。
「へー、それは昨日教えてもらってなかったなぁ」
「わ、ちょ……!」
弁明する間もなくベッドに押し倒されていて、唇に噛みつかれた。
大きな舌で口の中を蹂躙されて息が苦しい。
「……俺以外のヤツと何してんだよ」
ようやく解放されたかと思えば、降ってくるのはそんな言葉。
「い、いきなりだったし! おれがユースケに抵抗できるわけないでしょ?!」
「それはそうだけど……」
仁科はまだどこか不服そうな顔で、口をへの字に曲げている。
思っている以上にこの人は、自分のことが好きらしい。
──……かわいい。
不覚にもそう思ってしまった。
「まぁでも、今後は気をつけてね。大人気なく全力で妬くよ?」
「先生がそういうこと言うの……?」
付き合ってもいない生徒にキスをしたくせに。
「俺は好きな人以外と、基本しないタイプだって言ったでしょ」
言われて、そういえば随分前に、そんな言葉を聞いた気がする。
そうなると、仁科はかなり前から自分を好きでいたことになるな、と気付いてしまった。それに気付いてすらおらず、ましてずっと一緒にいた春日の気持ちにも気付かなかったのだから、自分の鈍感ぶりは目も当てられない。
一人脳内で反省していると、仁科が何やら思い出したように、和都の着ていたパジャマの、襟元を引っ張って中を覗く。
「……やっぱ綺麗に消えてるねぇ」
何を確認されたのかすぐに分かった。
以前、胸元につけられた、秘密の証のような痕跡。
「だって先生、忙しそうだったから……」
「そうだったね」
消えたら教えて、と言われたものの、狛犬騒動の後の仁科は何かと動き回っていたので、話すタイミングが全くなかった。
そこからズルズルと悪い方向に考えてしまったので、思いの外自分の支えになっていたのだと痛感する。
正直、つけられるのは恥ずかしいけれど、嬉しいとは思うから。
「……今回は、好きなとこにつけていい、です」
視線を逸らしつつ、そう言った。
「いいの?」
「……うん」
不可抗力とはいえ、春日とキスをしてしまったのは、やはり少しだけ後ろめたい。
あんなに不服そうな顔をさせてしまったのだ。自分も何かを差し出さないと、フェアじゃない気がする。
「そうねぇ、じゃあ……」
仁科は何か考えるような顔をすると、ゆっくり首周りに舌を這わせててきた。
しかしその辺りは、誰がどう見ても、すぐに分かられてしまう場所。
「く、首はダメ! 見えるから!」
「どこでもいいって言ったじゃーん」
「だ、だって……」
分かりやすい位置にキスの痕跡なんてつけられたら、菅原から根掘り葉掘り聞かれるに違いない。それだけは嫌だ。
困ったように眉を下げる和都に、仁科はくすくす笑ってみせる。
「冗談冗談。……残念だけど、今日はなしね」
「えっ」
「もうすぐ修学旅行でしょ。どこにつけても絶対春日クン達にバレちゃうもん」
「……そうだった」
修学旅行では春日たちと同じ班なので、移動も寝泊まりも、それにお風呂だって一緒なのだ。どんなに分かりにくい場所でも見つかるに違いない。
「修学旅行終わったら冬休みだし。……そん時は覚悟しなね」
どこか楽しげに仁科が言う。
一体何をされるのやら。
「……はぁい」
少し怖いけれど、ちょっとだけ嬉しい気持ちを抱えて、和都は返事をした。
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