<本編完結!AS開始>【R18】愛するがゆえの罪 ー溜息が出るほど美しくて淫らな叔父と姪の禁断愛ストーリーー

奏音 美都

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サプライズ

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 一方、美姫は新婦控室にて、白無垢から色打ち掛けに着替えていた。

 色打掛は鮮やかな紅色を基色として鶴と熨斗のし、松竹梅を組み合わせて描かれた伝統的な吉祥文様きっしょうもんようとなっていた。吉祥文様とは、縁起がいいとされる動植物や物品などを描いた図柄を言い、他にも亀や扇、麻の葉など様々な種類がある。

 刺繍は全て職人がひとつひとつ手縫いしてあり、刺繍には金糸、銀糸、プラチナを使用しているため、宝石を纏っているかのように煌めいている。

 髪型は、文金高島田に華やかな花かんざしを挿している。正面に挿された櫛には漆が塗られた上に金箔が散りばめられ、繊細な花の飾りは金と珊瑚で作られている。

 美姫の華やかで美しい顔立ちと相俟って、輝きを増していた。

「女って大変だな」

 新郎控室に行ったと思ったら、すぐに美姫の控室に現れ、美姫が準備するのを眺めていた大和が呟いた。大和は着替えをする必要もなく、少し髪型を整えただけであとはやることがなくなってしまったので、退屈になって美姫の方に来たのだ。

『披露宴のスケジュールが詰まっているため、会場では食事は殆ど取れません』と式場スタッフから聞いていた為、手にはサンドイッチを持っている。

「色々な衣装を着られて、髪型を変えられて、楽しいよ」

 美姫は同情的な大和の声に微笑みながら、鏡の中の自分を見つめた。

 披露宴の現場を取り仕切るキャプテンの中園から、入場してから席に着くまでのルートや今後の式の流れを説明される。長い髪を後ろにひとつに纏め、きりりとした顔立ちではきはきと物を言う中園は、見た目からしていかにも仕事の出来る女性といった感じだった。

 説明を終えると中園が腕時計に視線を落とし、ふたりに声を掛ける。

「そろそろお時間ですので、お願いします」

 それを聞き、化粧師が紅を仕上げた。

 介添人が立ち姿を確認して色打掛を直し、左右の褄を重ねて右手で持たせた。美姫は右手の人差し指から小指の4本で下から支えるようにし、親指に躰をつけて指の付け根が見えないようにしながらしっかりと着物を挟んだ。それから、左手をすっと添える。

「なかなか若い人でこんな立ち姿が出来る方はいませんよ。
 本当に、美しいですねぇ」

 介添人は惚れ惚れしながら溜息を漏らした。
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