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美姫への想い ー大和過去編ー
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翌日。
教室の扉が開き、美姫が入ってくる。
ドキッ……
「おは、よう……」
さすがに昨日のことがあり、自然に挨拶が出来ない。
「おはよう……」
いつもなら笑顔で俺達の輪に加わる美姫が、そのまま自分の席に座ってしまい、周りのみんなが訝しげな声をあげた。
それから授業が始まってからも、美姫は一日中ボォーっと外を眺めたり、溜息をついたり、意識がどこかに飛んでいるようだった。
俺が、昨日あんなこと言ったからそれで悩んでんのか?
「今日、私……ひとりでお昼ご飯食べるね」
お昼休みに入ると美姫はそう告げ、さっさと教室を出て行ってしまった。
ひとりで……考えたいんだよな。
そう思っても、落ち着かない。美姫がどうしているのか、気になって仕方ない。
俺は悠と薫子に、今日はふたりで昼飯を食べて欲しいと伝え、美姫を探しに行った。
美姫、どこだ......
校内を全て探し回り、校庭へと出て、校舎から離れた場所にあるローズガーデンでようやく美姫を見つけた。
「大和…」
現れた俺に、美姫は驚きながらも受け入れてくれた。ベンチに少し離れて座った。
「…あのさ、ごめんな。あんなこと突然言われて、戸惑うの普通だよな。俺達、今まで友達だったのに…
なんかさ、悠と薫子が付き合いだして俺、焦ってたのかもしれない。俺も美姫とあんな風に手を繋いだり、もっと二人の時間を過ごしたいって考えるようになってた」
美姫の瞳を真っ直ぐに見つめる。
分かってる、お前が俺のことを友達としてしか見てないってことは。
俺は......俺の気持ちを、ただお前に知って欲しかっただけなんだ。
「でもさ、美姫がそれを望まないなら、これまで通り、友達でいよう。俺も、今までみたいに美姫に接するから気にしないで欲しい」
気持ちを伝えられた、それだけで十分だ。友達としてやっていけるのか、そんなことは今は考えられないけど、やるしかない。
美姫を友達としても失うことはしたくないから……
「大和、私……大和のこと、今まで友達としてしか見たことなくて…」
美姫の戸惑いが伝わって来る。
「わ、かってる…」
分かってたから、いいんだ。
俺は最終審判を下され、ベンチから立ち上がろうと腰を上げた。
だが、美姫がそんな俺の腕を取った。
え...?
驚いて、美姫に顔を向ける。
「ううん、聞いて。でも、大和の気持ち聞いて、嬉しかったの。私、大和のこと、もっと知りたい…友達として、じゃなくて。
大和のこと、好きに…なりたい…」
え……
え......今、何つった……?
大和のことを…好きになりたい…って…俺に、チャンスがあるって、こと……なのか?
「………」
予想もしなかった美姫の言葉。暫く言葉を発することも忘れ、ただ美姫を見つめた。
俺、が......美姫の、彼氏?
俺たち......付き合う、ってこと...なのか?
ようやく頭が回り始め、それと同時に興奮が高まってくる。
や、やばっ......マジ、で?
「…嬉しい」
噛みしめるように呟く。
これ、夢じゃ…ねーよな?
「めっちゃくちゃ嬉しいっっっ!!!!!」
大声で叫ぶとギューーーッと、強い力で美姫を抱き締めた。美姫の華奢な躰から伝わる感触、熱、そして美姫の甘い匂いが、俺にこれを現実なのだと知らしめてくれる。
「や、大和ぉっ!!! く、くるしいっっ!!!」
あまりの興奮につい力を込めすぎた。
「わ、わわっ!!!ご、ごめん…嬉しすぎて、つい…」
今度は美姫を壊さないように慎重に触れ、美姫の反応を見てから優しく抱き締めた。
「俺......美姫のこと、大事にするから。
俺のこと、好きになって欲しい......」
ほんとに、お前のことが好きだ。 美姫が、俺を好きになってくれるように頑張るから……
お前が何で悩んでるのかはしんねーけど、俺が全部消してやる。お前がいつでも笑顔でいられるようにしてやるから。
お願いだ、美姫。
俺を......好きになってくれ......
教室の扉が開き、美姫が入ってくる。
ドキッ……
「おは、よう……」
さすがに昨日のことがあり、自然に挨拶が出来ない。
「おはよう……」
いつもなら笑顔で俺達の輪に加わる美姫が、そのまま自分の席に座ってしまい、周りのみんなが訝しげな声をあげた。
それから授業が始まってからも、美姫は一日中ボォーっと外を眺めたり、溜息をついたり、意識がどこかに飛んでいるようだった。
俺が、昨日あんなこと言ったからそれで悩んでんのか?
「今日、私……ひとりでお昼ご飯食べるね」
お昼休みに入ると美姫はそう告げ、さっさと教室を出て行ってしまった。
ひとりで……考えたいんだよな。
そう思っても、落ち着かない。美姫がどうしているのか、気になって仕方ない。
俺は悠と薫子に、今日はふたりで昼飯を食べて欲しいと伝え、美姫を探しに行った。
美姫、どこだ......
校内を全て探し回り、校庭へと出て、校舎から離れた場所にあるローズガーデンでようやく美姫を見つけた。
「大和…」
現れた俺に、美姫は驚きながらも受け入れてくれた。ベンチに少し離れて座った。
「…あのさ、ごめんな。あんなこと突然言われて、戸惑うの普通だよな。俺達、今まで友達だったのに…
なんかさ、悠と薫子が付き合いだして俺、焦ってたのかもしれない。俺も美姫とあんな風に手を繋いだり、もっと二人の時間を過ごしたいって考えるようになってた」
美姫の瞳を真っ直ぐに見つめる。
分かってる、お前が俺のことを友達としてしか見てないってことは。
俺は......俺の気持ちを、ただお前に知って欲しかっただけなんだ。
「でもさ、美姫がそれを望まないなら、これまで通り、友達でいよう。俺も、今までみたいに美姫に接するから気にしないで欲しい」
気持ちを伝えられた、それだけで十分だ。友達としてやっていけるのか、そんなことは今は考えられないけど、やるしかない。
美姫を友達としても失うことはしたくないから……
「大和、私……大和のこと、今まで友達としてしか見たことなくて…」
美姫の戸惑いが伝わって来る。
「わ、かってる…」
分かってたから、いいんだ。
俺は最終審判を下され、ベンチから立ち上がろうと腰を上げた。
だが、美姫がそんな俺の腕を取った。
え...?
驚いて、美姫に顔を向ける。
「ううん、聞いて。でも、大和の気持ち聞いて、嬉しかったの。私、大和のこと、もっと知りたい…友達として、じゃなくて。
大和のこと、好きに…なりたい…」
え……
え......今、何つった……?
大和のことを…好きになりたい…って…俺に、チャンスがあるって、こと……なのか?
「………」
予想もしなかった美姫の言葉。暫く言葉を発することも忘れ、ただ美姫を見つめた。
俺、が......美姫の、彼氏?
俺たち......付き合う、ってこと...なのか?
ようやく頭が回り始め、それと同時に興奮が高まってくる。
や、やばっ......マジ、で?
「…嬉しい」
噛みしめるように呟く。
これ、夢じゃ…ねーよな?
「めっちゃくちゃ嬉しいっっっ!!!!!」
大声で叫ぶとギューーーッと、強い力で美姫を抱き締めた。美姫の華奢な躰から伝わる感触、熱、そして美姫の甘い匂いが、俺にこれを現実なのだと知らしめてくれる。
「や、大和ぉっ!!! く、くるしいっっ!!!」
あまりの興奮につい力を込めすぎた。
「わ、わわっ!!!ご、ごめん…嬉しすぎて、つい…」
今度は美姫を壊さないように慎重に触れ、美姫の反応を見てから優しく抱き締めた。
「俺......美姫のこと、大事にするから。
俺のこと、好きになって欲しい......」
ほんとに、お前のことが好きだ。 美姫が、俺を好きになってくれるように頑張るから……
お前が何で悩んでるのかはしんねーけど、俺が全部消してやる。お前がいつでも笑顔でいられるようにしてやるから。
お願いだ、美姫。
俺を......好きになってくれ......
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