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エピローグ 私と伊佐を繋ぐ未来
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伊佐を発つ前に私はひとつの決意をし、空港まで見送りに来てくれたみんなの前でそれを告白した。
「私ね、将来の夢……決めたよ」
「え、なんね?」
前のめりになる郁美に、ニヤッと笑う。
「こーむいーん!」
「もぉっっ、美和子ぉ!!」
「フフッ……じゃなくて、カナダの大学に進んで観光ビジネスを学ぶつもり。そのあとは……伊佐に戻ってきて、伊佐と世界を結ぶ架け橋になれるような仕事に就きたい。観光PR課じゃなくても、ホテルとか旅館とか、観光案内所とか……旅行ガイドでもいいから、何か伊佐の観光に携われる仕事。
私ね、インスタで伊佐の写真をアップするようになって、みんなからたくさん反応もらったり、コメントもらううちに、最初は単純に嬉しいって気持ちだけだったんだけど、そのうちに、みんなに伊佐の良さをもっともっと伝えたい、知ってほしいって思うようになってたの。
伊佐にはまだ、多くの人に知られていない……ううん、地元の人にとっても当たり前すぎて気づいていない魅力がたくさんあるの。だからそれを、私はたくさんの人に知ってもらって、この地を訪れて、直接感じて欲しい。
そのためには、今は観光ビジネスの基礎を学んで、語学力も磨いて、英語やフランス語だけでなく、他の言語も学んでみたいと思うし、その強みを生かして外国人観光客への案内だけでなく、ホームページやSNSを通じて世界中に伊佐のことを発信して拡散していきたい」
ふと気づくとみんなが私の顔をジーッと眺めていて、熱く語っていたことに恥ずかしくなり、真っ赤になった。
郁美が勢い良く飛びついた。
「美和子! それ、わっぜいいアイデア! 観光大使ね!!」
『おぉ、最高がよ!!』
目の前にあるみんなの瞳がキラキラと輝き、笑顔で溢れる。
ーー私と伊佐を繋ぐ未来は、始まったばかりだ。
<完>
「私ね、将来の夢……決めたよ」
「え、なんね?」
前のめりになる郁美に、ニヤッと笑う。
「こーむいーん!」
「もぉっっ、美和子ぉ!!」
「フフッ……じゃなくて、カナダの大学に進んで観光ビジネスを学ぶつもり。そのあとは……伊佐に戻ってきて、伊佐と世界を結ぶ架け橋になれるような仕事に就きたい。観光PR課じゃなくても、ホテルとか旅館とか、観光案内所とか……旅行ガイドでもいいから、何か伊佐の観光に携われる仕事。
私ね、インスタで伊佐の写真をアップするようになって、みんなからたくさん反応もらったり、コメントもらううちに、最初は単純に嬉しいって気持ちだけだったんだけど、そのうちに、みんなに伊佐の良さをもっともっと伝えたい、知ってほしいって思うようになってたの。
伊佐にはまだ、多くの人に知られていない……ううん、地元の人にとっても当たり前すぎて気づいていない魅力がたくさんあるの。だからそれを、私はたくさんの人に知ってもらって、この地を訪れて、直接感じて欲しい。
そのためには、今は観光ビジネスの基礎を学んで、語学力も磨いて、英語やフランス語だけでなく、他の言語も学んでみたいと思うし、その強みを生かして外国人観光客への案内だけでなく、ホームページやSNSを通じて世界中に伊佐のことを発信して拡散していきたい」
ふと気づくとみんなが私の顔をジーッと眺めていて、熱く語っていたことに恥ずかしくなり、真っ赤になった。
郁美が勢い良く飛びついた。
「美和子! それ、わっぜいいアイデア! 観光大使ね!!」
『おぉ、最高がよ!!』
目の前にあるみんなの瞳がキラキラと輝き、笑顔で溢れる。
ーー私と伊佐を繋ぐ未来は、始まったばかりだ。
<完>
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