クールビューティーと呼ばれる僕は、憧れだったピアノの貴公子への想いをどうしても諦めきれない

 ステファンがゲイでないことは知っている。
 僕に、希望などないことはわかってる。

 ステファンの周りには常に色んな女が寄ってきたし、家に女を連れ込むようなことはしなかったけど、女遊びをしているという噂を聞いていた。

 それでも、ステファンに恋する気持ちを止める理由にはならなかった。

 涙が、次から次に溢れてくる。

 叶わぬ恋と分かっているのに……諦めきれない。
 どうしても、ステファンを……諦められないんだ。


こちらは、

「【R18】深窓の令嬢は美麗なピアニストの叔父と禁忌の恋に堕ち、淫らに溺れる」

の中の、ノアのステファンへの想いを描いたエピソードになります。

本編はBLではなく、叔父と姪の禁断の恋を描いた作品になります。
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