高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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3章:総大将の帰還

センター試験の結果②

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Side:陸
学園について教室に入る俺が席につくと、七瀬が話かけてきた。
「只野、昨日の結果どうだった?」
「昨日の結果?」
「センター試験の結果だよ」って七瀬
「え? 昨日だったのか?」って俺、まじ忘れてた。 海から連絡きてないよな。

あとで、連絡するか。
「じゃぁお前、まだみてないのか?」って聞かれて、「ああ、まだみてない」って俺。

「只野!」ってなんか海の孫がどなって教室にはいってきた。
「なに?」って普通に答えた俺。
「これ、どういう事だ!」って封筒をなげてよこしてきた。 いやセンター試験の結果だけど、なんでお前がもってるの。 まじ、状況がわからない。
「どういう事っていわれても、なぜ君がもってるのかな」って俺。
「そんな事はどうでもいいだろ! なんで、ジジイの家に、お前の結果が送られてきたのか聞きたいんだよ!」って教室内で怒鳴るなよ。 目立つだろ。
「それは、俺の両親いま海外出張中で、俺も学園かよってるから安全に郵送を受け取ってくれる場所で、両親にきいたら君のおじいさんの所へ送れっていうからそうしただけだよ。 本来であれば、君のおじいさんが家まで届けてくれる事になっていたのにな。 なぜ君がもってるんだ?」って聞いた。
もし結果がきてたら海から連絡があって、本家まで持参してくれる事になってた。
「うぅ、それは、俺もジジイの所に結果をおくって、ってそんな事どうでもいいだろ。 お前の両親は鳳来グループなのかよ!」って、聞かれた。
「そうだよ。 鳳来製薬の海外部門だったはず」っていう俺。
「本当だろうな。」って聞かれた。
「うん、そうだよ」って答える俺。
「親父に聞いて嘘だったら、その時は覚悟しとけ!」って、怒鳴ってでていった。

なんなんだよ。
「おい、お前の両親、鳳来グループで勤めてるのか?」って七瀬。
「うん、そうだよ。 俺ちょっとトイレいってくる」っていってバックもって、ベリアルの所へ鍵で移動。

「たく、めんどくさい事しやがって」って、タバコに火をつけて一服しながら、カラスに電話。
「陸君、どうしたの」ってベリアルだけと無視。
「カラス、俺、急いで、星の所にある海外部門に只野の性で、適当な中年男女の名前つくって海外出張中で、住所はダミーの住所を用意してくれ」
「はい、今すぐに。 なぜ急に?」ってカラス。
「海の孫が、俺の試験結果をもってきやがったんだよ」
「そういう事ですね。 すぐに作ってって、作り終えたので、あとは緊急で、星と海に連絡します」ってカラス。
「じゃぁ、あとはよろしく」って俺だ。

「なに、結果を孫にね。 あはは、それでダミーで家族つくるって、さすが会長だね」って爆笑してるよベリアル。
「おかげで、朝から散々な目にあったわ。」て俺。
そのまま、面倒になったから、授業さぼって、ベリアルの所で酒のんで、タバコすいながら仕事する事にした。

センター試験の結果は余裕で合格圏内。
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