高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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3章:総大将の帰還

エクソシストの昇格試験②

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という事で、俺は今下級エクソシストの昇格試験の実技試験の試験官として参加。
4人のグループに分かれて、決められたコースを進み、そこで遭遇する悪魔・妖怪を祓う。 昼だから妖怪は寝てるしでてこない。 実際は、初級・中級の悪魔が所々で配備されてる祓魔師が召喚して、それを祓う。 試験官はどこで悪魔がでるか知っている。

俺は、男女2名のグループだ。 さすがに既知の七瀬と同じではない。 それでも、俺の悪魔学の生徒らしい。 俺は、彼らが進む道の後をついてるだけ。

「初級悪魔のグールよ」って女生徒。
その声で、連携していく。 陰陽師コースのやつが専用器具で演唱して討伐。
これが、陰陽師の使ってる専用器具ねって感じでみてる俺。

とりあえず、端末に討伐環境の結果を通知。
途中、昼休憩をはさんで、進んでいく。
次は初級悪魔で4匹程度。 常に警戒しながら進む受験生たち。
どうやら、悪魔を検知する能力も低下してるみたいだな。

「初級悪魔のグール4匹だ!」って今度は男子生徒。
彼、剣士コースで剣もってる。 他の銃火器系が聖水をぶっぱなして弱体化して剣士と陰陽師が討伐完了。 討伐完了まで30分って長いな。

それらをタブレットに入力していく。
次は中級悪魔が一匹でる予定。 こいつら大丈夫かって思いつつも、俺は後をついてく。
午後3時。
中級悪魔と遭遇。 連携して戦ってるけど、膠着、やや劣性だ。
植物系の悪魔。 午後3時45分になった。 もう、呪力も底だな。
俺は、ベリアルから借りた剣を鞘から抜いて、「試験中断だ」っていって、悪魔を縦に真っ二つにして討伐完了。

「「「すげー」」」って言われた。
まったく、すごくもなんともないんだが。 妖力も使ってないし。
「戻るぞ」っていって、きた道を戻る。

午後4時には終わるっていったけど、これ無理じゃねぇ~。
そして、午後4時半だ。
他のグループたちもスタート地点に戻って、試験完了。
「予定時間をオーバーしたが、これで試験完了だ。 試験結果は、後日タブレットに通知される」って祓魔師の試験担当がいってる。

「これで解散。 バスにのって」って試験担当。
でもさっきから、試験担当達がざわついてるんだよな。

「只野、福生で緊急要請だ。 ロボットが10台暴走した」って一応同じ講師の人。
まじで。
「いや、俺、これから用事があって、フォレスト卿には終わったら帰っていいって」
「何をいってる。 我々が今一番近い」って問答無用でジープに乗せられた。

ここから福生まで、車で30分かかるじゃねぇーかよ。

◇◇◇
Side:久美
「久美様、総大将はどちらに?」ってだるまさん
すでに時刻は18時。 めずらしく、でかけるけど17時には戻るっておっしゃってたけど、まだ戻ってこない。 
何をしているのかしら。
「またふらっとですね。 でも、ほら19時には戻ってきますわ。 おほほ」っていっておきましょう。

もう、陸様、どちらに。
◇◇◇
Side:陸
祓魔師どもと一緒にロボット討伐して、すでに18時半。
後始末とかもしなきゃいけないけど、さすがに、限界。
「只野、君がいなかったらもっと時間かかっていたかもな」って一応上級の人。
「後始末があるが、もうひと踏ん張りだ。」っていってやがる。

もう、限界なのでこっそり抜ける俺。
ベリアルに苦情メールだけ送っておいて、一路本家だよ。 これ遅刻かも。
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