高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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3章:総大将の帰還

洋桜まつり②

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猫の店の出店にあるイートインスペースに案内されて、食事と酒を頼んでいる俺達。
「陸様、たこ焼き、焼きそば、どうしたんですの?」って久美に突っこまれた。
「いや、さっき仕入れてきた」って俺。
「うふふ、いただきます」ってたこ焼きたべる久美。
「あら、美味しい」って久美だ。
「だろ、これ、太郎の所の。 ガキの頃から食べてるやつ」って俺。
そんな会話しつつ、酒をのんでる。

なんかガラの悪い人間4人組。
店に勝手にはいってきて、俺達の近くに座ってた人間たちは避難して、っていうか会計すませていっちゃった。

「なぁ、そこのねぇーちゃん、酒つげや」って久美にいってきてる。
「いえ、ご遠慮いたしますわ」って久美。
「おいおい、このマークしらないのかよ」ってなんか、腕に入れ墨ほってある。 まったく知らん。
「知らないですわ」って久美。
「おいおい、この町、しきってるDARKを知らない事はないだろ」っていってきた。 いやぁ~、しきってるの違うけど。 ちょっと笑える。
「す、すみません、知らないですわ」って久美、笑い堪えてるし。
「おいおい、ねぇーちゃん、痛い目みないとわからないのか」って絡んできたよ。

さて、どうしよかな。
「お客さん、ちょっと、やめてください!」ってたか子って子。 猫のところって戦闘力ないんだよね。 商売上手で。
あんまり、人間を相手するの面倒。
「青」って俺。
「へい」って聞こえて、「なぁ、兄ちゃんたち、ちょっとあっちいこうぜ」って青が4人組つれていってくれた。

「静かになったな」って俺、タバコに火をつけて一服。
「ええ、ですわね」って久美も酒のんでる。
「にしても、DARKだって、笑えたな」って俺。
「うふふ、笑えますわ」って久美もクスクス笑ってる。
って会話してたら、「ねぇ、あんた久美様の護衛なんでしょ! なんで、何もしないで、たまたまいた青さんがいたからいいものを!」ってたか子って子に怒鳴られた。

青がいたのはたまたまではなくって、俺と久美の護衛で離れていただけなんだけどな。

「うふふ、たか子さん、いいんですのよ。 楽しめましたし」って久美。
「でも、久美様」ってたか子って子。
「たか子、何を騒いでるんだ」って猫の声。
「久美様が絡まれたのに、ここの護衛なにもしなかったのよ! 青さんがたまたまいて助かったのよ!」ってたか子って子が猫に訴えてる。
「護衛って、え! そ」って言う前に、しぃーって合図しておいた。
「たか子は他の接客しなさい」って言って下がらせた猫。
「ちょっと、総大将、どうして護衛なんかに?」って猫。
「いや、お前の娘たちが勝手に勘違いしてな。 それで面白いから久美とそのままにしてるだけ」って俺。
「ほんと申し訳ないです。 あとでいい聞かせます」って猫。
「いや、面白いからそのままでいいよ。」って俺。
「うふふ、ええ、そのままで」って久美。
「はぁ~、そういいうなら。」って猫、ちょっと困った顔してる。
「じゃぁ、猫、ごちそうさん」って俺達食べ終えて店をでる。

「陸様、支払いは?」って久美。
「猫のところはいつでもタダ。」って俺。
「そうですのね」ってジト目でみられた。 昔、猫の組のトラブル解決してから、猫が無期限タダにしてくれた。 賭博で勝ってもお金もらってないけどね。
「それより、久美はなんで猫の長女しってるんだ?」って俺。
「うふふ、女子会ですわ」って久美。
「そんなのがあるのか」って俺、ちょとビックリ。

ちなみに、男4人組は、しっかり青がしつけした。

◇◇◇
祭りも最終日。 一番もりあがるし、人出も多い。
俺、裏方で仕切ってるから、今日はほとんど本家にいて指揮してるだけ。

「総大将、人間同士のいざこざは多少ありましたが、近年まれにみるトラブルゼロで祭り終了です」ってカラスが報告にきた。
「そうか」っていって、キセルに火をつけて一服。

それから、ちょっとある場所へ移動。
「今年も洋桜まつり、よかったよ」ってベリアル。
「そりゃどうも。 ロボットの襲撃未然に防いでおいたし。」って、酒のみだす俺。

「人間の業は関係なかったんじゃないの?」ってベリアル、酒を催促してきた。
「関係ないけど、この祭りはジジイの代からやってるし、店、出し物、警備は全員うちの組だ。 だからだ」って俺。
「海外でおきてる、ロボットの暴走事件、やっぱり、陸君の読みがあたってたよ。 
 バチカンで今ごろ対策会議してるころじゃないかな」ってベリアル。
「はぁ~、俺達の作業中に面倒な物を作り上げてくれたな」って俺の愚痴。
「だよね。 じゃぁ、また明後日、今度は寒いから防寒着わすれないでよ」ってベリアル。

「了解」っていって別れた。
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