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2章:俺の双子たちの話

屋上にて

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屋上についても、周りは紫の空間だ。 どうもドーム状に閉じ込められている模様。
「烈、これっていったい何?」って水無。
「俺も初めての経験でさぱりわからん」って俺。
「若、あのしゃべる柴犬のいってたベルゼブブって?」って海斗。
「確か、高位悪魔の名前だけど、能力とかまったく不明のやつ」って俺。
「え! じゃぁ、もしかして、そのベルゼブブって奴の仕業?」って水無。
「まさか」っていっても、俺は信じたくなかった。


「ちょっと、若あれ!」って海斗が指をさす方向。 そこには異常までの魔気をもつ人型の高位悪魔2体と、その周りには100を超える上級悪魔の姿が見える。

「はじめましてだね。 僕はベルゼブブ。 ようこそ僕の空間に。 野呂瀬陸につながる者達よ」ってベルゼブブ。
「僕は、ベルフェゴール。 君たちには野呂瀬陸をおびき寄せる餌になってもらうよ」ってベルフェゴール。

こいつらまじやばい。
なぜオヤジを狙う。
「なんで、父さんを狙うのよ!」って水無。 おいこら、血縁ってバレたら大変だろ。
「あっは、サタン様がいってたけど、息子がいるとは聞いてたけど娘もいたなんてね。 僕達ついてるかも」ってベルフェゴール。
「って事は銀髪の君が、野呂瀬陸君の息子だね」ってベルゼブブだ。

サタン様って、まさか、オヤジを狙ってるのか。
「若、これって」って海斗。
「戦うしかないだろ」って俺だ。
「だぜ、いくしかないだろ」って剛。
「うん、やってやるんだから」って水無だ。

俺達は、ベルゼブブの空間で妖怪に変化して臨戦態勢をとった。
まじ、やばいけど、やるしかない。
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