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2章:俺の双子たちの話

俺のオヤジと母さんの出会い①

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成人して、誕生日祝ってもらった翌日は、まじ二日酔いだった。
いつのまにか、部屋にもどってそのまま寝たみたいだ。

俺が起きた時は、まだ雑魚寝でねている奴らもいた。
そして、俺と父さんは、恒例になっている家族だけの誕生日会で京都にきてる。
しかも、走って。 隠れ里で修行を始めてした時から、移動は走るになった。

ホテルのスイートルームでフルコース食べて、ケーキも食べる俺と水無。
今まで、ジュースだったけど、今日はシャンパンのんで、ワインを飲んでる。

父さんもワインだ。 って、何本開けてるんだか。
「そう言えば、成人したら、父さんと母さんの出会いを教えてくれるって話じゃ」って水無。 そう言えば、子供の頃してた。
「あら、忘れてないの?」って母さん。
「覚えてたのかよ」ってオヤジ。
「聞きたいじゃない。」って水無だ。
「でも、あまり良い話じゃないのよね」って母さん。
「真面目に聞く覚悟があるなら教えるけどな」ってオヤジ。 目が笑ってない。 これマジ話だ。
自然と背筋を伸ばす、俺と水無。
「聞く覚悟あるって事だな」ってオヤジ。
「まず、転生妖怪ってしってるか?」ってオヤジ。
「人間の寿命と同じ年齢しかいきれないけど、すべての記憶を引き継いで、人間に憑依して生まれてくる妖怪の事だよな。 滅多にいないって話だけど」って俺。
「私も、烈と同じ知識しかない」って水無。
「元だけど、この私こそ、その転生妖怪だったのよ」って母さん。
初耳すぎてビックリだ。
「私は、まぁ、もう記憶はないですけど、人間の歴史で混乱が生じる際に常に転生をくりかえし、人間をうまく使って贅沢なくらしをしていたわ。 
なぜ、そうしてるかというと、人間の生肝をくらうため。
そのために、権力者に近づき、裏で政治を操作して、特種能力もちの人間の生肝をほっしたの。 それにも目的はあるのだけどね」
「京妖怪の生肝信仰は、母さんが始まり?」って水無。
「ええ、その通りよ」
「それに対抗するように出てきたのが、陰陽師だ」ってオヤジ。
「そして、今から約500年前ね。 京妖怪の全盛期。 私は、全国を狙いつつ、かつ目的である京妖怪の本当の主を産もうとしてたわ。
主の名は夜鳥。 そのために転生を繰り返していたの」って母さん。
「そして、当時まだ若いけど当確をあらわしていたぬらりひょんの一団が京都に上洛してきたの。当時の私にとっては小物ね。」っていって母さんは一口ワインをのんだ。
「そして、生肝を食らう中の若い娘の中に、癒しの力をもった半妖の娘、つまりサクラ、のちにぬらりひょんの妻になる娘がいたのよ。 それを怒ったぬらりひょんが、百鬼をつれてのりこんできたわ。 
相手にならないと思ってたんだけど、彼がもっていたのが妖魔刀。 それにより、私は苦戦をしられて、しかも、ぬらりひょんと共闘を組んだ一条忠満によって、私はほとんどの力を失い逃げたの。 ぬらりひょんと一条家を呪ってね。」って母さん。
「残された京妖怪の力をそぐため、忠満は京都中に400年は妖怪がはいってこれない結界をはった。 
ジジイと婆さんは、その後当時の江戸に移りすんだわけだ。 それが、怪良組の始まりだ」ってオヤジ。
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