高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

1章：高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

九条家の人と再会 後編

卓巳の言葉を聞いて、まじかよ、陰陽師って本家同士の繋がりってないのかよ。ってちょっと驚く俺。
「孫は知ってるよね」って卓巳。　いきなり俺に振ってきやがった。
「漢数字、四がつく京都出身者がだいたい四条家のものだ」って俺。
「その通りで結構簡単なんだよ。　さすがに、良哉君のように、女性が結婚して名字が変わったものもいるけど、それは稀だと思っていいよ。」って卓巳。
「そうだったんですね。　以後、気を付けます」っていう九条家の人。
「ただ、四がつくもの全てが、ゾルディストの関係者というわけではないからね。　
　常に疑心暗鬼でいる必要はないけど、なるべく任務の時も含めて独りで行動しないようにね」って卓巳。

「はい」っていう良哉だ。
「守君もだったなんて、どうしよう」って良哉。
「どうした？」って九条の人。
「守君に四葉学園の時、いろいろお世話になったから、住所とかは教えてないけど、状況報告でスマホで連絡しあってるんだ。」って良哉。

いやいや、住所とか誰にも教えるなとはいったが、まさかスマホでやり取りとか、まじかよ。　俺、頭痛くなってきた。
「なぜ！　良哉、言わなかった！」って九条家の人。
「え！だって、交友関係は自由でいいって」って良哉。

「俺、頭いたいかも」って独りごちる俺。
「孫、僕もだよ」って聞こえたのか、卓巳もだ。
「良哉君、まず、四条守はさっきいったゾルディストとは直接的な関係はない。　だが、姉は、そうだった。　
　しかも、守、本人はその事をしらないんだよ。　なぜなら、ゾルディストの存在自体をしっているのは上級エクソシスト以上らしいからね。」って卓巳。

情報操作されてるのかよ。
「そっか守君は違うんだ。　よかった」って良哉。　そうい意味じゃない。
「今は違うかもしれないが、将来なる可能性もあるって事をわすれないでよ。　
　彼に連絡をする時は、これからはもっと慎重に、携わりのない事だけにするようにって意味だよ。」って卓巳。

北条ってやつの良哉の教育どうなってんだよ。
あまあまだぞ。
「あと、今日ここで話した内容は極秘事項だからね。　誰にも話さないこと。　わかったかな？」って卓巳。
「はい」っていう良哉。
「もちろんです」っていう北条家って人。

こうして、彼らはその後かえっていった。
「当主様、準備が整いました」ってまた護衛の人だ。
「孫、ついてきてくれ」って言われた。
まだ、何かあるのかよ。