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1章:プロローグ

悪役子息の最後

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俺の名前は、ハロイド・オーランド。 今はもうないが、旧ドルニア帝国の公爵家の嫡男だった。
今は何年なんだろうか。 数年間、俺は小汚い牢屋で戦犯として幽閉されていた。 
拷問ありで、まずい食事が日に1度。 頬はこけて、俺の昔の面影はないだろうな。

そして、今、俺は処刑台の上にいる。 観客者からは石は投げられるは、罵倒の嵐だ。
「この者、王妃を奴隷にしていた罪は重い、よって処刑する」って罪状を言われた。

まてまて、たまたま奴隷にしていた女が、王妃になったからって俺が処刑かよ。 
猿ぐつわはめられてるし、文句も言える状態ではない。 
そのまま兵士たちに無理やり頭を処刑台に押し付けられた。 
仰向けになった俺の目に映し出される光景は、ギロチンの刃がキラリと光っているのと雲1つない青空が広がっている。
そして、横を見ると、王宮の来賓席には、俺の見し知ってるやつらもいるが、みな俺をみてあざ笑ってる。 
はは、お前らそういうやつらだよな。

ガシャンって音とともに、刃が俺の首めがけて落ちてきた。 
もうあの日には戻りたくないって願って、俺の意識は暗転した。

◇◇◇
Side:魔神

「ノアール様、書類と報告書です」って羊顔の執事君が山積みの書類をもって寝室にきた。
タバコをくわえて、俺は浴衣を着ながら火をつけて一服する。

「羊君、ずーっと思ってるんだが、なんでこの城には執務室とかってないんだ?」って突っ込んだ。 
だっておかしいだろ、常に仕事はベットの上だ。 なんど隣で裸体で寝ているルーシとセックス中を邪魔されたか。

「ある事にはあるんですが、ノアール様が城にいる時は、寝室か風呂、もしくは和室でぐーたらしてるだけなので、寝室が一番仕事としてはかどりますので」っていう羊君。

そう言われてしまえば、そうだな。
「そう言われると何もいえないな。 んで、緊急性のありそうなのって?」って聞いた。

「ファンタジー世界は、勇者召喚、乙女ゲーム系が流行ってますし、SF世界は、ロボット対戦ですね。」っていう羊君。

「どこもかわんねぇーな。」っていいながら報告書を読んでいる。
「うん? なんだこの世界、ループしてないか?」
「悪役子息が、死ぬ度にループしてますね。 ただ」っていう羊君。
ルーシがガバっておきた。
「ノアール、ここはほっておけ」っていう。
「なんでだ?」って聞いたがルーシに唇塞がれて舌からませながらそのまま最後までっていうか、また何日もセックスしてる。 いつの間にか羊君はいない。

見慣れたとは言え、人の情事を見続けるのもだろう。
この地をベースにして100年近いか、ルーシとのセックスに飽きることないな。 
俺達の間には、子供はできない。 まぁそういう誓約だ。

「ノアール、はぁはぁ、ぃい、われ以外の神と交われば子は出来る。 あん、いい」って喘ぎながらいうルーシ。 「だから、いらないって。 それに、お前以外じゃ、いかないの知ってるだろ。」って言っておく。

羽虫さんきて、まぁ俺みて堕天希望したのよ。 まぁまぁいい女だし、ルーシも別にいいって事で堕天させるはセックスしていかなきゃいけないが、俺がいけなかった。 羽虫さんはいきまくりなのに。。 うーん、って事で、結局天界へ返した。

俺は、もう不能って思ったが、今もだけどルーシじゃないといかないんだなこれが。 
とりあえず、お互い何度も絶頂して、今はのんびりベットで一服中だ。

「はぁはぁ、気持ちよかった。 って、ノアールはわれ以外ではいかなかったな。 なら、ループ世界の子息とリンクするか?」
「その手があったな。」 えーと確かこんなんであーやって、「なかなか上手になったな」ってルーシ。 
よし、繋がった。
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