【白銀の黒帝:15】転生者と生まれ変わり

八木恵

文字の大きさ
7 / 76
2章:ギルド編

本来の訪問目的の話をしよう

しおりを挟む
無事、ギルドマスターのジムと面会中の俺たち。
とりあえず、銅像が立った経緯やら、なにやら聞いて破壊についてはどうでもよくなった俺。

「ありがとうございます。 って、まさか訪問の理由があの像の取り壊しとかじゃありませんよね」と焦りながら言うジム。
「そりゃ言いてぇーけどよ、人間社会の事だ、俺が文句いえねぇーしな」って言っておいた。
とりえあず、タバコをすって一服だな。 じゃないと、銅像の事が頭から離れない。
「今回の訪問理由は、黒帝の生まれ変わりってのがいるって話聞いてな、それの様子みだ。 
 あと、無理して敬語で話さなくていいぞ。 やけに高音になっから、笑い堪えるの必死だ。」って言ってやった。

「敬語は滅多に使わないもんで、助かるのじゃ。」ってようやく普通のトーンになったジム。
「生まれ変わりの事じゃが、傭兵団”漆黒の大剣”の団長のことじゃ。 
 当初ギルドにも来たんじゃが、偽物とわかっているが故に追い返した。 
 例の部屋も空けられなかったしな。 
 その団長、サディアスだかって名前なんじゃが、例の部屋が開けられない理由は、まだ記憶が全てよみがえってないからじゃと言い訳しておったがのう。 
 それに、あまりにも怪しい故、隊員としても採用せず一般ギルドカードのみ作成させたんじゃが、その後じゃな、傭兵団を立ち上げておる。 その当時から、どこで調べたんじゃが、何人か仲間がおってじゃ皆、黒帝の縁者といいはっておったんじゃ。」
俺以外にも生まれわかりがいるのか? イアン達の事か?
「それって、どういつらだ?」って聞いた。
「暗殺者殿の生まれ変わりという、小柄な少年と、リオンの生まれかわりじゃという銀髪の青年と、レイモンドの生まれ変わりじゃという茶髪のふつうの青年じゃ。 ただ、みな魔術なのか無演唱であったのは確かじゃ。」っていうジム。
「われ、少年か」ってリン。
「暗殺者は相棒ってだけで性別はわかんねぇーしな」って突っ込んでおいた俺。
「うん、俺はいないのかだぞ」ってシリル。 確かに、シリルの名前が挙がってないな。
「もしかして、シリル様なのか?」ってジル。
「そういや、フード被ってたな」といって、俺たち3人ともフードを外したらジムが驚愕した顔になった。
「伝承どうりなんじゃな。 シリル様については、歴史に一切かかれてないんじゃ。 
 シリル様の存在は隠匿しておって、代々王家の王、フリークス家の当主、そしてフローシア家つまり魔道国家の王のみ口伝じゃ。 なんせ、ご正体が正体じゃからな」っていうジム。
「お、そうなのかだぞ。 でも何でなんだぞ?」ってシリル。
「そりゃ、黒帝の縁者が魔王はないんじゃぇねー」って俺。
「ああ、その通りじゃ。 故に隠匿しておるんじゃ」ってジム。
確かに、人間って魔王は敵って考えるからな。 魔王のシリルの事は歴史から隠匿するしかないんだろうな。

「でもよ、リオンとライは弟子で、縁者じゃねぇーぞ」って俺が突っ込んでおいた。
あいつらは弟子だっただけだ。
「ああ、フローシア王に縁者ではなく弟子だったという事を確認して、彼らが偽物だと確信したんじゃ、ギルドはな」ってなぜか溜息をつきながらいうジム。

なんか、既に面倒ごとになってるのか?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

処理中です...