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3章:従軍編

戦勝の式典

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ザバナ領の圧勝を受けて、アスタ王国王都では凱旋パレード中だ。
「アルパーノよ、結局ロイス、ユキアナは死んでも、キンバリーもブラッドリーも潰せんとはどういう事だ?」と国王だ。

「両名とも既に勘当されており、平民でした。 あったのは、ロイス、ユキアナともバラク商会との商品開発の補助契約のみ。 それも、あの日が契約更新日で、当人死亡でこれ以上は正統法でも無理です。」と苦虫を噛んだようにいうアルパーノだ。

廃摘・勘当手続きが、2年前に完了済み。 輸出の数字を改竄した、平民の横領だ、当人死亡で各家の没落には至らない。 わしは何を見逃した。 前もってわかったとしか言えない。

まぁいい、グリム・ノアとは、従軍期間があの日で満喫だ。 あの平民ども残党は、何もできない。 

「まぁいい、ラドナ国のザバナ領進行は成功した。 ブラッドリー伯爵とキンバリー子爵には、引き続き働いてもらう必要があるからな。 製鉄技術を我が国で独占したかったが、いずれ機会がある。 貴様の小隊もかなり今回犠牲になった。 組み立てに時間がかかるだろ」という国王。

「はい、半数が死亡しております。」と答えるアルパーノ。
あの戦略で、かなりの小隊を失った。 しかも、ガリオ含め奴の小隊の生き残り3人は、退団した。 ガリオの奴は、グリム・ノアの監視だったが、まぁもう今はいないし、奴も年だ。 報奨金を渡した。

凱旋パレードで盛り上がっている。 ドラゴン・スレイヤーズには引き続き、ラドナ進行、そしてステラ王国だ。

うん? 光何か!
わしの目を何かが貫いた。「ぐあぁーーー」「陛下」ってわしが見た時には、陛下の脳天に矢が尽きささっている。 矢尻のマーク。

「グリム・ノアああああああ!」と叫ぶが矢がわしの頭に矢が刺さり暗闇だ。

この日、アスタ王国の国王及びアルパーノ宰相が、暗殺された。
ただ、国王及び宰相の周りの近衛兵も殺害された。

ただ、射程距離が3Kmと尋常じゃない場所からと、近衛兵の殺害は短剣での犯行である事と矢が回収されてしまっていたという点だけが後日判明された。

そして、その混乱時に、ホワーズ領、キンバリー領、ビィーン領が独立宣言し、ブラッドリー伯爵家も王国から撤退し、バラク商会系列全てがアスタ王国から撤退。

ホワーズ領、キンバリー領及びビィーン領は、ブラッドリー伯爵ドーバを国王としたアナキー公国が誕生した。 アスタ王国以外のラドナ国とステラ国は公国誕生を承認した。
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