【不遇転生:4】悪役子息と婚約者 ~俺はまた悪役子息に転生した~

八木恵

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2章:学園編

悩めるセオドリック陣営 後編

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その後だ、フローレア嬢宛の脅迫の手紙。 きっと犯人はロイスだろうって言ってたけど、ネタとして寝かして置いた。

1年目の試験、僕は学科学園2位だった。 ショックだった。 
2年目、セオドリック様が学科学園1位のアン嬢も勧誘しようって話しになり、彼女は放課後図書館にいるという情報をつかみ言った。 僕とセオドリック様の護衛騎士のデレクとで向かった。
彼女は、平民なのに誘いを断った。 彼女の手首を掴んで無理矢理連れて行こうとするデレクの対応も不味い。 
止めようした所、ロイスが来た。 学科も実技の成績も中の下のロイスがなぜ図書館にいる。
ロイスの登場で状況は終わりさ。 デレクの離し方も悪く、彼女は倒れて気絶してる。 スカートまでめくり上がった。 これは不味い。 ロイスは自分のジャケット脱いで、彼女の下半身が見えないように放った。 

僕とデレクは唖然としてたら、なかなか戻ってこない僕たちを見に、マックベインが最初に来た。 状況を見て勝手にロイスのせいで一方的に殴り始めた。
益々最悪だ。 セオドリック様もロイスのせいにする。 フローレア嬢もだ。 こうなったら、ロイスに被せる事にした。 ユキアナ様は、中立的な発言だ。 すぐ、医務室に向かわれた。 僕とデレクは、本当の事をセオドリック様に言った。 セオドリック様の方で、隠蔽するといい、ロイスの図書館の貸出し記録など抹消して、教師陣に報告したようだ。

セオドリック様も、マックベインの行動を正当化する必要がある。 幸い、アン嬢は記憶がないと言った。 
もしデレク名をあげたら、セオドリック様は何かするだろう。 暴行は、ロイス。 
この期に、暖めていたロイスがフローレアを脅迫しているという噂を流した。 キンバリー子爵の王都の屋敷でも侍女に手を出しているような情報も載せてだ。

エリオット様は、ロイスが女性に暴言を吐く事はあっても暴行まではしないって言っていたが、もう遅い。

謹慎中に噂をばらまいた。
ヘレンが教室に来て、ロイスと彼の護衛騎士は王都の屋敷に住んでないという。 再度エリオット様に確認してもらった。

ロイスは住んでないらしいというし、脅迫の手紙も悪戯でロイスの字とは違うらしい。 エリオット様もフローレア嬢もロイスの字を見た事がないとわかった。
謹慎明けて、エリオット様がロイスに確認しに行くといい、マックベインは女性に謝るべきだと、もしロイスが事実を言ったらって事でデレクも行かせた。

戻ってきたらエリオット様達。 ロイス達は、学園入学当初から住んでないと。 よかった点は、ロイスが事実を言わなかった事だ。

ロイスの存在は、不気味すぎる。
「セオドリック様、ロイス排除は中断して、マックベインの人望固めに注力したほうが良いかと」と進言した。
「気に入らないが、今はそうしよう」ってやや不満気味。

成績も普通より下だ。 傍観したほうが安全なような気がする。
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