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1章:少年編
ホワーズ伯爵領へ向けて 後編
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キンバリー家を出発して1週間経過。 ようやくホワーズ伯爵領に入った。
といっても、明確な境界があるわけではなく、ただ山を超えただけだ。
その間、馬車の中の移動中は魔力操作しながらただただボーッとする。 仮眠だ。
それで、夜は索敵して、今世、初の実戦を経験。 猪っぽい魔獣、熊型、ウルフ型等と遭遇した。
魔武器と身体強化だけで討伐完了。
強さでいえば、前世の魔物でいうランクCだろうか。
フレディの話じゃ、兵士4人も投入して1匹がやっとって。。。
前世の魔物の強さと比べたらたいした事ないから、この世界の一般兵の戦力レベルもたかが知れてる。
というか、身体強化の概念がないっぽいな。
1週間の俺の討伐数は、20頭ほどだ。 とりあえず解体して、魔石と一緒に次元ボックスに入れておいた。
そんなわけだから、道中の馬車の中では、たいした会話もせず、日中は仮眠して、夜は転移で魔獣狩りだな。
実践経験してわかったが、俺自身の戦闘能力もまだまだすぎる。
前世と比べても、まじ剣術習いたてのレベルだ。 自分の理想と現実の差に嫌気がさすが、まだ10歳の身体じゃしかたない。 諦めるわけじゃなくて日々隠れて鍛錬だな。
◇◇◇
そして、日々夜中に転移して魔獣狩りの実践を経験していった俺は、ほぼ日夜逆転状態で馬車の中では魔力操作しつつ寝ているという状態だ。
「ロイス様、起きてください。 ホワーズ伯爵家の屋敷の入口です。 さすが、軍事に力を入れているだけあって施設は充実しています。」ってフレディだ。
20日以上かけてようやく到着かよ。
俺は、目を開けて外の様子をうかがう。
前の馬車とホワーズ伯爵家の騎士が話し、その後ホワーズ伯爵家の10人ほど騎士が騎馬で先導してく。
広大な敷地には、騎士団軍の施設やら、騎馬用の馬が見える。 馬は見えてる限りでいえば数千はいる。
「戦時下でもないのに無駄金だな」って俺の独り言だ。
「ロイス様?」っていうフレディ。
「いや、ここに来るまで町らしい町も、村も見なかったなって思って」
「外周のルートで来たので、村や町は通ってません。 たしか屋敷から馬車で2時間ぐらいの所にクシャナ村という村があります。」っていうフレディ。
「ふーん」とだけ返事。
きっと見せたくない物でもあるんだろう。
そして、屋敷に到着。
「デカすぎだろ」って独り言で突っ込んだ。
どうみてもちょっとした城に近い。
といっても、明確な境界があるわけではなく、ただ山を超えただけだ。
その間、馬車の中の移動中は魔力操作しながらただただボーッとする。 仮眠だ。
それで、夜は索敵して、今世、初の実戦を経験。 猪っぽい魔獣、熊型、ウルフ型等と遭遇した。
魔武器と身体強化だけで討伐完了。
強さでいえば、前世の魔物でいうランクCだろうか。
フレディの話じゃ、兵士4人も投入して1匹がやっとって。。。
前世の魔物の強さと比べたらたいした事ないから、この世界の一般兵の戦力レベルもたかが知れてる。
というか、身体強化の概念がないっぽいな。
1週間の俺の討伐数は、20頭ほどだ。 とりあえず解体して、魔石と一緒に次元ボックスに入れておいた。
そんなわけだから、道中の馬車の中では、たいした会話もせず、日中は仮眠して、夜は転移で魔獣狩りだな。
実践経験してわかったが、俺自身の戦闘能力もまだまだすぎる。
前世と比べても、まじ剣術習いたてのレベルだ。 自分の理想と現実の差に嫌気がさすが、まだ10歳の身体じゃしかたない。 諦めるわけじゃなくて日々隠れて鍛錬だな。
◇◇◇
そして、日々夜中に転移して魔獣狩りの実践を経験していった俺は、ほぼ日夜逆転状態で馬車の中では魔力操作しつつ寝ているという状態だ。
「ロイス様、起きてください。 ホワーズ伯爵家の屋敷の入口です。 さすが、軍事に力を入れているだけあって施設は充実しています。」ってフレディだ。
20日以上かけてようやく到着かよ。
俺は、目を開けて外の様子をうかがう。
前の馬車とホワーズ伯爵家の騎士が話し、その後ホワーズ伯爵家の10人ほど騎士が騎馬で先導してく。
広大な敷地には、騎士団軍の施設やら、騎馬用の馬が見える。 馬は見えてる限りでいえば数千はいる。
「戦時下でもないのに無駄金だな」って俺の独り言だ。
「ロイス様?」っていうフレディ。
「いや、ここに来るまで町らしい町も、村も見なかったなって思って」
「外周のルートで来たので、村や町は通ってません。 たしか屋敷から馬車で2時間ぐらいの所にクシャナ村という村があります。」っていうフレディ。
「ふーん」とだけ返事。
きっと見せたくない物でもあるんだろう。
そして、屋敷に到着。
「デカすぎだろ」って独り言で突っ込んだ。
どうみてもちょっとした城に近い。
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