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第34話*
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あからさまなキスマークを付けられてしまったが、このキスマークに彼の心情が全て詰まっているように思えた。
孤独な作業に挫けそうな時だけでも、誰かが側にいてくれたら……。
「じゃあ、これからはおれが側にいてあげます」
「……え?」
「おれが、先生の側でずっと応援し続けます。挫けそうになったら、おれがこの声で励まします。……まあ、今までもやってきたことですけど」
「柚希くん……」
十夢が顔を上げてこちらを見下ろした。柚希も彼を見つめ返した。
ややあって、十夢は心底嬉しそうに微笑んだ。目尻がわずかに光っていた。
「……ありがとう。これからも応援してね。きみの声、もっといっぱい聞かせて」
「はい……、あっ」
十夢がシャツを胸元まで捲り上げて、今度は胸の突起に舌を這わせてきた。
薄いピンク色だった部分は赤く充血し、直接刺激を与えられたことでますます硬く凝ってしまう。ジンジンした疼痛が広がっていき、軽く歯を立てられただけでビクッと肩が震えた。
「んっ、あぁ……あん……」
「うん、とってもいい声だ。気持ちいい? それとも演技?」
「さ、さあ……どっちでしょうか?」
「……へえ? なかなか挑発的だね。その受け答え、たまらない」
「あっ……!」
ズボンのベルトを外され、するりと下着ごとそれを抜き取られてしまった。中途半端に興奮していたものが揺れて飛び出して来た。
いきなり下半身を露出させられ、さすがに戸惑った。
孤独な作業に挫けそうな時だけでも、誰かが側にいてくれたら……。
「じゃあ、これからはおれが側にいてあげます」
「……え?」
「おれが、先生の側でずっと応援し続けます。挫けそうになったら、おれがこの声で励まします。……まあ、今までもやってきたことですけど」
「柚希くん……」
十夢が顔を上げてこちらを見下ろした。柚希も彼を見つめ返した。
ややあって、十夢は心底嬉しそうに微笑んだ。目尻がわずかに光っていた。
「……ありがとう。これからも応援してね。きみの声、もっといっぱい聞かせて」
「はい……、あっ」
十夢がシャツを胸元まで捲り上げて、今度は胸の突起に舌を這わせてきた。
薄いピンク色だった部分は赤く充血し、直接刺激を与えられたことでますます硬く凝ってしまう。ジンジンした疼痛が広がっていき、軽く歯を立てられただけでビクッと肩が震えた。
「んっ、あぁ……あん……」
「うん、とってもいい声だ。気持ちいい? それとも演技?」
「さ、さあ……どっちでしょうか?」
「……へえ? なかなか挑発的だね。その受け答え、たまらない」
「あっ……!」
ズボンのベルトを外され、するりと下着ごとそれを抜き取られてしまった。中途半端に興奮していたものが揺れて飛び出して来た。
いきなり下半身を露出させられ、さすがに戸惑った。
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